中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

ジェンダー平等の一コマ

2022年01月13日 22時15分21秒 | 活動日誌
夕方、一寸テレビをのぞいたお孫ちゃん、「あ、この人、おかまだよね」と言いました。
 
あれま。
 
「そうね、男の人だけど心は女の人なんだね」
 
「あ、バァバ、あの本に出てきた子どもと一緒なの?」
 
本というのは「世界を変えた100人の女の子」。
 
その中のひとり、2~3才の幼いころから自分の性に違和感を持ち、家族とともに苦労して女の子として育って行く子の話です。
 
 
この前は私の見た映画「リトルガール」の説明の時、「ああ、あの子だね」とその本をもってきたので、「そういう子もいるんだよ」にとどめておきました。
 
 
ところが今度は大人ですから、リトルガールと大人が彼女の中で繋がったちょっとした驚きがあったようです。
 
 
「バァバはおかまって、その人を傷つけるよび方だと思うんだ。『変な人、おかしな人』って言ってるみたい。
男に生まれるか、女に生まれるかは、お腹の中にいるときに決まるんだけど、決まるときにトラブルが起きてどっちかわからなくなってしまうことがあるの。その人のせいじゃないんだよ」
 
 
「そうか・・・わかった。じゃ、なんてよぶの?」
 
うーん、困ったな。
 
 
「LGBTって言うんだよ」
「LGBT??」
「うん」
 
今日はここまで。
 
ここで、ハッとしました。
 
 
今、公共交通関係のアンケート用紙を作っていますが、「性別」の項目は「女性・男性」だけでは不備ですね。
 
 
性別を書かないで「性(・・・・)」とし、記入してもらう様にしようか、との案がでていますが、「LGBT」とはっきり書くことが当たり前にならなければいけないのだなあ・・と。
 
 
我々の中に、まだ壁があることをお孫ちゃんとの話で感じ入りました。
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「沖縄復帰50年」の記事

2022年01月13日 06時50分58秒 | 活動日誌
沖縄復帰50年の記事、赤旗日刊紙。
 
県民の「基地にない平和な島」への願が詰まった「復帰措置に関する建議書」を無視し、国会で自民党の緊急動議で強行採決され、「銃剣とブルトーザー」の島にした経過がつぶさに載りました。
 
 
平和運動の先頭に立っていた阿波根昌鴻さんがまだご健在の時、沖縄出身の友人の案内で沖縄に行き、昌鴻さんにお会いできお話したことがありました。
 
 
その時、沖縄出身のその友人がさめざめ泣いていた姿が強烈に印象に残っています。
 
 
沖縄県人の悔しく、悲しく、強い怒りに、ハッとしたほどです。
 
 
学生時代にも、就職しても、沖縄出身の友だちはたくさんいました。
 
 
「沖縄には専門学校もない。仕事も。だから高校を出ると本土に出るしかないの」と話してくれました。
 
 
基地がなかったら、広い土地もできる。職場もつくれる。
 
平和に暮らせる。
 
悔しい。
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