おはようございます。
昨日も、岡本ドクターからエッセーが届きました。
岡本ドクターは、ジィジのリハビリ学会のお仲間で、私も懇意にさせていただいている方、北海道にお住まいです。
大変博識で勉強家、様々なジャンルのエッセーを書いておいでです。
とても興味深いものも多いので、私は月に一度は送られてくるえせーが楽しみです。
この頃ので関心をひかれたのは、戦争を疫病の観点から見たエッセーです。
ネアンデルタール人、インディアンが絶滅に追いやられたのは、戦いのせいだけではない。疫病が大きく関与している、との内容のものです。
続けて、ナポレオンがロシア遠征で退散したのは、従来の説の寒さと食料の調達に失敗しただけではなく、チフスなどの病の蔓延が大きな原因だったという説です。
証拠として、フランスを出るときの軍隊は60万人、フランスにもどれたのはたったの4万人。
この時ロシア兵は25万人とのこと。
戦闘による死者が10万人あまりに対して、発疹チフスや赤痢などの病気の死者は22万人ほどであったというのです。
などなど、話は日清・日露戦争にまで発展しますが、戦争を疫病から取らえる視点が新鮮でした。
そしてナイチンゲールの仕事がいかに重要で偉大あったか、あらためて感じ入りました。