K保育園で発達相談がありました。
2才児から3才になろうとしている子は愉快ですね。
甘えんぼになるかと思えば、背伸びして「お兄ちゃん」ぶりをアピールします。
今日はそんな姿うをたくさん聞きました。
我が家の孫も2才7か月。
先日も書いたように、ある時は「2才だからまだ小さいの」、またある場面では「もう3才なんだからおねえちゃんなの」を繰り返しています。
今日は食事の時に甘え声で「ごはんたべさせて」。お箸もちゃんと使えるのにね。
「はい、いいよ。じゃ、お芋は自分で食べれるかな。お箸さんがねえ、使ってほしいって待っているよ」
お風呂では「3さいなんだからじぶんであらえるの!」 「本当!すごいねえ。こちょこちょも洗えるかな? わ、上手だ!さすが3才だわ」
てな感じですね。
この年齢の子は、身の回りのことが自分の力でできるようになってきます。
衣服の着脱もできるようになります。ズボンをしっかりあげることが出来なかったり、後ろ前に着たりすることはしょっちゅうですが。
排泄もおむつが外れ自立に向かっています。おもらしもするけれど、一人でトイレに行けるようになるって、すごいこと。
食事ではスプーンも上手に使えるようになって、箸を持てる子も。噛む力もついて、いろいろな素材を食べれるようになります。
だから、自分が誇らしいのですね。
何でも「自分で!」と意欲的。自分のことは満足にできなくても、人の世話は焼きたがる時です。
でも、すんなりすんなり、力がついてくるわけではないのです。
「アスレチック、お兄ちゃんみたいにじょうずにわたりたい。でもこわい。できない。でもやりたい」
「ともだちに『わたしもやりたい』って言ってなかまにはいりたい。でも言えない」
などなど、憧れに向かって、とっても大変な葛藤をしているのです。その矛盾を乗り越える作業の過程が発達です。
「まだあかちゃん」、「もう3才、おねえちゃん」の間を繰り返し揺れ動き、甘えながら自分を励まし立ち上がる、いじらしい姿なのです。
だから、甘えてきた時に、「もう3才になるんでしょ」とか「お兄ちゃんなんでしょ。できるでしょ」と突っぱねると、気持ちがしぼんでしまって、頑張る力もなえてしまいますよね。
いっぱい甘えさせて、そして励まして、自信を持たせてあげたいときですね。