2015年1月25日(日) 〈続き〉
長谷一丁目にケヤキの古木があり、その下に平家の武将平盛久が由比ヶ浜で斬首される
ときの観世音の霊夢のことを記した「謡曲「盛久」と由比ヶ浜」の説明板と石碑や、庚申
塔などが立っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/68/f6c625fd45f1d3441c94b281663e00c3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/e2/40d0b1f0c526ab2969e746589e39aacf.jpg)
鎌倉市景観重要建築物という「のり真安斉商店」↑の建物前を通過し、長谷観音前交差
点を横断すると突き当たりが長谷観音だが、手前の「鎌倉オルゴール堂」が目に入ったの
で寄ってみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/7c/8b177360a5ace9e71516c11a57d25652.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/f6/b6c94a4c736ec88b97608850dc976445.jpg)
様々なスタイルのオルゴールが所狭しと並び、若い女性などがどれを買おうかと選んで
いる。周囲には、輸入品の古いオルゴールも10数点展示されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/fc/79fed3f68490d5c4fb50285989980c35.jpg)
これは、1891年スイス製というオルゴール。
正面の斜面一帯が「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれ、坂東三十三観音霊場の第4番札所
で、大黒天の祭られた長谷寺(はせでら)である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/cb/448c54e28681af7b5706ad3ed248fa2a.jpg)
本尊は、長谷観音と呼ばれる十一面観世音菩薩で、奈良時代にクスノキの霊木から造ら
れたとか。像高9.1mあり、国内最大級の木造仏像という。
山門の手前右手に、幹の太いタブの古木が目につく。山門を入り、池の横から石段を上
がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/de/ac3d79db3680eb59fd4ef61a1e6cdb0d.jpg)
境内には観音堂を中心に、阿弥陀堂、地蔵堂、大黒堂、弁天堂、経蔵、宝物館などの伽
藍(がらん)がある。
観音堂の近くには、関東大震災の際に長谷寺に難を逃れ、戦中には寺の復興に尽力した
という、劇作家や小説家として知られる久米正雄の胸像や、仏足石などがあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/b5/f28106f32c5775f61a952115d5ae7ec3.jpg)
経蔵の近くに、マンサクや黒光(こっこう)と呼ぶボケが咲き、石段横の斜面にはたく
さんのミツマタも開花していた。
経蔵の近くの見晴台からは、相模湾の展望が広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/f1/6df002b2d70928a72f95d69e687d5669.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/02/1f922e9e9c4c01cd42eafc4a87edb2b5.jpg)
観音堂↑に参拝して階段を下り、卍池(まんじいけ)や千体地蔵の横をさらに下って放
生池のほとりへ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/7a/0b3101677ebae97d525c072413c76919.jpg)
そばの出世大黒堂に、にこやかな大黒天が祭られている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/4f/000c5bdea064d0f8513bd66da77d1491.jpg)
池のほとりでは、紅梅や白梅が開花し始めていた。
長谷観音前交差点から南へ、すぐ先の細道を右に入り、長谷観音の南側山裾にある福禄
寿の御霊(ごりよう)神社に回る。
御霊とは、強く尊い祖先の御魂(みたま)のこと。神社の創建は平安時代後期と伝えら
れ、桓武天皇の子孫で鎌倉武士団を率いて武勇に名高い、領主の鎌倉権五郎景政(ごんご
ろうかげまさ)を祭る。
9月の例大祭に行う、「面掛(めんかけ)行列」という珍しい行事に使われる特異な面
の中に福禄寿が含まれていて、これにちなみ福禄寿が宝物庫に安置されているという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/cb/4be1ea471d05995c479da7d9a4cbf4a8.jpg)
境内には、神奈川の名木百選に選定され、樹高20m、樹齢約400年と推定されるタ
ブノキの古木や、「夫婦銀杏(めおといちよう)」↓と呼ぶ樹齢約400年の大イチョウ
がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/0b/6fa0690fbc6324c79035dd220a5bc7af.jpg)
神社の南側を江ノ島電鉄が走り、すぐ西側で沿線で唯一のトンネルに入っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/3d/b29185f4d10d4e6df3ef875cffcc069f.jpg)
長谷観音前交差点に戻り、県道32号を北に300mほど進んで鎌倉病院に行く。建物
の背後に回ると、展望病棟に上がれる日本最初という珍しい斜行エレベーターがあるが、
入口は閉ざされていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/64/66edebe0edb8a769ed07eca890ca43eb.jpg)
斜行エレベータについては、昨年末に職場の上司だったHさんからもらった鎌倉情報で
知り、立ち寄って見たもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/d6/d27f7c134e6c90d00c9d7f6af9118af0.jpg)
もとの道を戻り、さらに南下して江ノ島電鉄長谷駅に行く。かなり混んでいる4両編成
の江ノ電で七里ヶ浜沿いを西へ、6つ目の江ノ島駅で下りる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/ed/25f8bb1f5b2234a76e46c018a4563f99.jpg)
土産店などの並ぶ狭い通りも、かなりの人出で賑わう。「えのでんはうす」と呼ぶ建物
には、記念撮影用に江ノ電の先頭部があり、壁面には江ノ電沿線の写真が展示され、江ノ
電のおもちゃやグッズなどを販売していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/9a/6ebd0788935fd428ed393db03890b590.jpg)
江ノ島に渡る弁天橋際にあった観光案内所を少しのぞき、国道134号の片瀬橋の下を
くぐり、江ノ島弁天橋を渡る。橋には帰る人が多いが、これから向かう人も結構いる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e0/5bd6d0801ef9dfa09aea4a279a8c8b71.jpg)
渡りきった青銅の鳥居周辺も大変な人出で、静かな田園歩きを好むカントリーウオーカ
ーとしては、思いがけぬ人出にうんざりだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/64/1d5476cbbf66fa1fff7e7e024458a70c.jpg)
土産店の並ぶ弁財天仲見世通りの狭い斜面を進み、朱塗りの鳥居をくぐって弁財天のあ
る江島神社境内の石段を上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/05/da7f30c522e929da9a9cf64bfed6f866.jpg)
唐風の随神門をくぐり、右から回り込んで江島神社の辺津宮(へつのみや)(下宮)に
上がって参拝し、朱印所で七福神の色紙に最後の8つ目の御朱印をいただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/73/b9ba3da1dc61962928ae995358489f39.jpg)
江島神社は、1400余年前の欽明天皇の時代に天皇の命で島の洞窟に神様を祭ったの
が始めとされ、歴代の朝廷や源頼朝、秀吉、家康などの崇敬厚く、安芸の宮島、近江の竹
生島とともに日本三弁財大として知られている。
左手にある弁天堂にも拝観料(150円)を納めて入り、「裸弁財天」と呼ばれる琵琶
を抱えた妙音弁財天を拝観した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/65/d77004f8c0c7a356c4ae8f02a9a6f097.jpg)
その先の八坂神社の前に「むすびの樹」と呼ぶ、二つの幹が一つの根で結ばれたご神木
の大イチョウが立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/24/d7c8d566c7df62d0acf79dbdc76c0dde.jpg)
幹の回りに、良縁成就を願う絵馬がたくさん奉納されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/71/f83fcfe57c4468f54cdded03476a48f2.jpg)
樹のそばからは、直下の弁天橋やその向こうの藤沢の街並みなどが見下ろせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/dd/d50b1d5881747e5a9f3e7f426f1f2735.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/a7/45b73f544426bf4df76e11668c178e59.jpg)
参道を右に回り込むと、眼下に江ノ島ヨットハーバーや対岸の鎌倉方面の海岸線などが
一望できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/00/5b867fe7aba3c6374991578fade0dec4.jpg)
さらに進んで、江島神社(中津宮(なかつみや)に参拝する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/c2/623c1e5619d65f22e8afd7ccf03bb273.jpg)
境内には「謡曲「江島」と弁財天」の説明板が立ち、社殿左手には水琴窟(すいきんく
つ)があり、水を流すと心地よい水音が聞ける。
16時近いので戻ることにして石段を下って行くと、勝運(かちうん)の神と記された
児玉神社の鳥居があった。日露戦争で日本を勝利に導いた児玉源太郎を祭っているという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/96/39e966d2870202ea17df6bfe13a73d01.jpg)
参拝に行く人はいない。斜面につけられた参道を右に回り込み、江島神社とはうって変
わって静かな拝殿に参拝する。本殿は、背後の高い石積みの上にあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/43/be4b9fb5cf3380299003555bf087c055.jpg)
まだ人出の多い弁財天仲見世通りを戻り、江ノ島弁天橋を渡る頃には陽が傾き、往路で
は霞んで見えなかった西のあかね空に、丹沢山塊と富士山がうっすらと姿を見せた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/96/954ff0792e5a8963625255b181893455.jpg)
それらを撮りながら橋を渡り、小田急江ノ島線の終点、社殿風の片瀬江ノ島駅に16時
29分に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/3a/3ce2aa45aedb9782e58730a58d76be14.jpg)
16時37分発の各停で藤沢駅まで乗り、JRに乗り換えて湘南新宿ラインで池袋駅に
向かう。
(天気 晴、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 戸塚、鎌倉、江ノ島、歩行地 鎌倉市、
藤沢市、歩数 23,700)
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長谷一丁目にケヤキの古木があり、その下に平家の武将平盛久が由比ヶ浜で斬首される
ときの観世音の霊夢のことを記した「謡曲「盛久」と由比ヶ浜」の説明板と石碑や、庚申
塔などが立っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/68/f6c625fd45f1d3441c94b281663e00c3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/e2/40d0b1f0c526ab2969e746589e39aacf.jpg)
鎌倉市景観重要建築物という「のり真安斉商店」↑の建物前を通過し、長谷観音前交差
点を横断すると突き当たりが長谷観音だが、手前の「鎌倉オルゴール堂」が目に入ったの
で寄ってみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/7c/8b177360a5ace9e71516c11a57d25652.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/f6/b6c94a4c736ec88b97608850dc976445.jpg)
様々なスタイルのオルゴールが所狭しと並び、若い女性などがどれを買おうかと選んで
いる。周囲には、輸入品の古いオルゴールも10数点展示されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/fc/79fed3f68490d5c4fb50285989980c35.jpg)
これは、1891年スイス製というオルゴール。
正面の斜面一帯が「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれ、坂東三十三観音霊場の第4番札所
で、大黒天の祭られた長谷寺(はせでら)である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/cb/448c54e28681af7b5706ad3ed248fa2a.jpg)
本尊は、長谷観音と呼ばれる十一面観世音菩薩で、奈良時代にクスノキの霊木から造ら
れたとか。像高9.1mあり、国内最大級の木造仏像という。
山門の手前右手に、幹の太いタブの古木が目につく。山門を入り、池の横から石段を上
がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/de/ac3d79db3680eb59fd4ef61a1e6cdb0d.jpg)
境内には観音堂を中心に、阿弥陀堂、地蔵堂、大黒堂、弁天堂、経蔵、宝物館などの伽
藍(がらん)がある。
観音堂の近くには、関東大震災の際に長谷寺に難を逃れ、戦中には寺の復興に尽力した
という、劇作家や小説家として知られる久米正雄の胸像や、仏足石などがあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/b5/f28106f32c5775f61a952115d5ae7ec3.jpg)
経蔵の近くに、マンサクや黒光(こっこう)と呼ぶボケが咲き、石段横の斜面にはたく
さんのミツマタも開花していた。
経蔵の近くの見晴台からは、相模湾の展望が広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/f1/6df002b2d70928a72f95d69e687d5669.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/02/1f922e9e9c4c01cd42eafc4a87edb2b5.jpg)
観音堂↑に参拝して階段を下り、卍池(まんじいけ)や千体地蔵の横をさらに下って放
生池のほとりへ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/7a/0b3101677ebae97d525c072413c76919.jpg)
そばの出世大黒堂に、にこやかな大黒天が祭られている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/4f/000c5bdea064d0f8513bd66da77d1491.jpg)
池のほとりでは、紅梅や白梅が開花し始めていた。
長谷観音前交差点から南へ、すぐ先の細道を右に入り、長谷観音の南側山裾にある福禄
寿の御霊(ごりよう)神社に回る。
御霊とは、強く尊い祖先の御魂(みたま)のこと。神社の創建は平安時代後期と伝えら
れ、桓武天皇の子孫で鎌倉武士団を率いて武勇に名高い、領主の鎌倉権五郎景政(ごんご
ろうかげまさ)を祭る。
9月の例大祭に行う、「面掛(めんかけ)行列」という珍しい行事に使われる特異な面
の中に福禄寿が含まれていて、これにちなみ福禄寿が宝物庫に安置されているという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/cb/4be1ea471d05995c479da7d9a4cbf4a8.jpg)
境内には、神奈川の名木百選に選定され、樹高20m、樹齢約400年と推定されるタ
ブノキの古木や、「夫婦銀杏(めおといちよう)」↓と呼ぶ樹齢約400年の大イチョウ
がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/0b/6fa0690fbc6324c79035dd220a5bc7af.jpg)
神社の南側を江ノ島電鉄が走り、すぐ西側で沿線で唯一のトンネルに入っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/3d/b29185f4d10d4e6df3ef875cffcc069f.jpg)
長谷観音前交差点に戻り、県道32号を北に300mほど進んで鎌倉病院に行く。建物
の背後に回ると、展望病棟に上がれる日本最初という珍しい斜行エレベーターがあるが、
入口は閉ざされていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/64/66edebe0edb8a769ed07eca890ca43eb.jpg)
斜行エレベータについては、昨年末に職場の上司だったHさんからもらった鎌倉情報で
知り、立ち寄って見たもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/d6/d27f7c134e6c90d00c9d7f6af9118af0.jpg)
もとの道を戻り、さらに南下して江ノ島電鉄長谷駅に行く。かなり混んでいる4両編成
の江ノ電で七里ヶ浜沿いを西へ、6つ目の江ノ島駅で下りる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/ed/25f8bb1f5b2234a76e46c018a4563f99.jpg)
土産店などの並ぶ狭い通りも、かなりの人出で賑わう。「えのでんはうす」と呼ぶ建物
には、記念撮影用に江ノ電の先頭部があり、壁面には江ノ電沿線の写真が展示され、江ノ
電のおもちゃやグッズなどを販売していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/f9/25df894c865d40ecefce58ccb3d7516c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/9a/6ebd0788935fd428ed393db03890b590.jpg)
江ノ島に渡る弁天橋際にあった観光案内所を少しのぞき、国道134号の片瀬橋の下を
くぐり、江ノ島弁天橋を渡る。橋には帰る人が多いが、これから向かう人も結構いる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e0/5bd6d0801ef9dfa09aea4a279a8c8b71.jpg)
渡りきった青銅の鳥居周辺も大変な人出で、静かな田園歩きを好むカントリーウオーカ
ーとしては、思いがけぬ人出にうんざりだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/64/1d5476cbbf66fa1fff7e7e024458a70c.jpg)
土産店の並ぶ弁財天仲見世通りの狭い斜面を進み、朱塗りの鳥居をくぐって弁財天のあ
る江島神社境内の石段を上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/05/da7f30c522e929da9a9cf64bfed6f866.jpg)
唐風の随神門をくぐり、右から回り込んで江島神社の辺津宮(へつのみや)(下宮)に
上がって参拝し、朱印所で七福神の色紙に最後の8つ目の御朱印をいただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/73/b9ba3da1dc61962928ae995358489f39.jpg)
江島神社は、1400余年前の欽明天皇の時代に天皇の命で島の洞窟に神様を祭ったの
が始めとされ、歴代の朝廷や源頼朝、秀吉、家康などの崇敬厚く、安芸の宮島、近江の竹
生島とともに日本三弁財大として知られている。
左手にある弁天堂にも拝観料(150円)を納めて入り、「裸弁財天」と呼ばれる琵琶
を抱えた妙音弁財天を拝観した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/65/d77004f8c0c7a356c4ae8f02a9a6f097.jpg)
その先の八坂神社の前に「むすびの樹」と呼ぶ、二つの幹が一つの根で結ばれたご神木
の大イチョウが立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/24/d7c8d566c7df62d0acf79dbdc76c0dde.jpg)
幹の回りに、良縁成就を願う絵馬がたくさん奉納されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/71/f83fcfe57c4468f54cdded03476a48f2.jpg)
樹のそばからは、直下の弁天橋やその向こうの藤沢の街並みなどが見下ろせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/dd/d50b1d5881747e5a9f3e7f426f1f2735.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/a7/45b73f544426bf4df76e11668c178e59.jpg)
参道を右に回り込むと、眼下に江ノ島ヨットハーバーや対岸の鎌倉方面の海岸線などが
一望できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/00/5b867fe7aba3c6374991578fade0dec4.jpg)
さらに進んで、江島神社(中津宮(なかつみや)に参拝する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/c2/623c1e5619d65f22e8afd7ccf03bb273.jpg)
境内には「謡曲「江島」と弁財天」の説明板が立ち、社殿左手には水琴窟(すいきんく
つ)があり、水を流すと心地よい水音が聞ける。
16時近いので戻ることにして石段を下って行くと、勝運(かちうん)の神と記された
児玉神社の鳥居があった。日露戦争で日本を勝利に導いた児玉源太郎を祭っているという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/96/39e966d2870202ea17df6bfe13a73d01.jpg)
参拝に行く人はいない。斜面につけられた参道を右に回り込み、江島神社とはうって変
わって静かな拝殿に参拝する。本殿は、背後の高い石積みの上にあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/43/be4b9fb5cf3380299003555bf087c055.jpg)
まだ人出の多い弁財天仲見世通りを戻り、江ノ島弁天橋を渡る頃には陽が傾き、往路で
は霞んで見えなかった西のあかね空に、丹沢山塊と富士山がうっすらと姿を見せた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/96/954ff0792e5a8963625255b181893455.jpg)
それらを撮りながら橋を渡り、小田急江ノ島線の終点、社殿風の片瀬江ノ島駅に16時
29分に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/3a/3ce2aa45aedb9782e58730a58d76be14.jpg)
16時37分発の各停で藤沢駅まで乗り、JRに乗り換えて湘南新宿ラインで池袋駅に
向かう。
(天気 晴、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 戸塚、鎌倉、江ノ島、歩行地 鎌倉市、
藤沢市、歩数 23,700)
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