あるきメデス

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国際ウオーキングトレイル実踏①(北杜市白州~穂坂町)(2)

2008-04-29 21:30:08 | 国際ウオーキングトレイル実踏
 2008年4月16日〈水〉
 =北杜市白州~新府~穂坂町=(その2)



 すぐ先に、国の天然記念物「山高神代ザクラ」で知られる
実相寺があり、車で来た人で賑わっていた。

 山高神代桜は、樹齢2000年といわれるエドヒガンザク
ラの古木。大正11年(1922)に、桜では初めて国の天然
記念物となった。

 しかし近年の環境変化で急激に衰え、樹高10.3m、枝
張り東西17.3m、南北13mになっているという。

 たしかに樹勢は衰えているようだが、太い根元の幹には
圧倒される。この境内も花がいっぱい。

 ソメイヨシノをはじめ、数知れぬ黄色いスイセンや、チュー
リップ、身延山のシダレザクラの子木などが、今を盛りと花
を競っていた。



 実相寺は、武田家に仕えた名家・蔦木(つたき)氏代々の
菩提寺。

 墓地には、江戸時代初期の入母屋屋根を持つ独特の墓
が並んでいた。

 白い花の咲くモモ畑や、紅白のシダレモモの並ぶ黒沢
集落を抜ける。


 黒沢川が右から近づいたあたりの畑に、数匹の猿が遊
んでいた。

 黒沢川を越えて宮脇集落へ。諏訪神社の東側に、樹齢
250~300年と推定され、根回り3.16m、樹高11.5m
という、「宮脇のイロハモミジ」が新芽を見せ始めていた。


 国道20号に出て小武川橋を渡り、旧甲州街道の面影を
残す円野町上円井の家並みを通過する。

 中ほどにある内藤家のりっぱな長屋門内をのぞくと、
「明治天皇行在(あんざい)所」の石碑が立っていた。

 旧甲州街道は、1㎞ほどで再び国道に合し、釜無川の
穴山橋を渡る。


 橋の下流、右岸沿いの牛頭島公園は、何年か前の甲州
街道ウオークの際の昼食地だった。

 橋の先で、川の左岸に設けられたサイクリング路に入り、
河川敷も通過して1㎞ほど進む。


 国道を横断して釜無川左岸台地に向かい(上)、芽吹きは
じめた広葉樹林下の旧道を標高差100m余り上がった。

 下の写真は、台地に上がる途中からふり返った釜無川
沿いの眺め。


 JR中央線の東に回って次第窪集落を進む。

 12時55分に無人の穴山駅に着き、宿で作ってもら
った弁当を広げて昼食をする。               (続く)

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