m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

多度津の町歩きその二

2018-07-14 | 建築巡り・街歩き【その他】

お昼ごはんを食べた後も、町歩きは続く。

 

 

ギャラリーカフェe・ocochi

こちらもカフェや貸し教室などをされている築100年の古民家を改装したお家。



古い建具やガラス、新しい家具との調和も素敵な店内。

 

 

広々としたお座敷もあって、ゆっくりとくつろげそうなお店だった。

 

 

 

 

レトロなかき氷器。

 

 

入口にあった家具もかわいいなあ。

 

 

 

 

「大」のマークはモザイクタイルで描かれてた。

 

 

114銀行の壁はえんじ色の大判タイル貼り。

 

 

きれいな色だなあ。

 

 

黒漆喰塗壁の旧酒店の建物。

 

 

そして2軒の大物近代建築のある地帯へ。

昭和15年建築の山本医院。

 

 

 

 

大正元年に旧楽天堂病院として建てられ、その後、木谷歯科医院として使われてきた建物。

現在は住居として使われているようで、合田邸ファンクラブの方が声を掛けてくださり、

入口から少し覗かせて頂けた。

内部は改装されて使われているようだったけど、

 

  

ファサードは濃密な装飾に埋め尽くされている。

 

 

玄関ポーチの天井も。

こちらで合田邸ファンクラブの方とはお別れすることに。

合田邸見学から、町歩き案内まで、至れり尽くせりお世話になりありがとうございました!

 

 

私たちはもう少し散策を続行

 

 

島田歯科

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2階に貼られてた光沢のあるタイル

 

 

門柱に付くランプが魅力の建物

 

 

 

 

こちらは元銀行の建物が改装され、ショップになっていた。

 

 

 

 

アンティークな雑貨がいろいろ

 

 

元銀行の内部は一部タイル壁に

 

 

大きな金庫室も。

 

 

 

 

いいタイル。

多度津は以前に家族でのうどん旅で、大物近代建築2軒を見たのみでじっくりと歩いたことがなかったけど、

今回は旧合田邸をはじめ、たくさんの古民家や旧銭湯がリノベーションされ、

素敵なカフェやショップなどに生まれ変わっているのを見ることができて、

魅力的な町並みを感じることができた。

 

この後、私は皆と別れて坂出に立ち寄って帰ることに。

続く・・

 

  

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多度津の町歩きその一

2018-07-12 | 建築巡り・街歩き【その他】

合田邸の見学を終えた後は、合田邸ファンクラブの方に途中まで町を案内して頂くことができた。

合田邸と同じく本通にある清水温泉は大正時代に建てられた銭湯。

30年前に閉鎖され、この度カフェとしてオープンされたとのことで、私たちはちょうどその準備されていた時に訪れた。

 

 

 

 

半年かけてリノベーションされたという銭湯は30年も閉鎖されていたとは思えないように

美しくよみがえっていて、

 

 

ロッカーなど銭湯時代の名残もあちらこちらに残されていた。

 

 

準備中ということで中までは入ることはできなかったのだけど、浴室の湯船がそのままカフェの椅子になるなど

楽しそうな演出がされているようだった。

実際に座って頂いたら、お風呂に浸かりながら、お茶してる感じに・・

後ろの壁画は新しく描かれたものだそう。

 

 

今は藝術喫茶清水温泉としてオープンしてるそうだけど、どんなカフェになったのか?

また機会があれば見に行きたいなあ。

 

 

清水温泉の向かいくらいにある「お惣菜処てつや」は築108年の古民家をリノベーションしたお店。

 

 

この日はここではたしかランチできなくて、別のお店を紹介して頂いたのだけど、

建物の中を少し見せて頂けた。

台所のある吹き抜けの空間には太い梁が見えた。

お店の名前になっている「てつや」は代々多度津の商人で、幕末までは鉄の原料問屋と刀鍛冶を

営んでいたという。

 

 

黒漆喰塗の建物は元酒屋さんの建物のよう。

 

 

立派ななまこ塀のある蔵。

 

 

屋根の上にこんな漆喰装飾のある家も。

 

 

 

 

 

 

他にも合田邸の近くにはこんな集合住宅っぽい建物も見かけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元喫茶店らしき建物は

 

 

ガラス質っぽい緑のタイル貼り。

 

 

ここのショーケースの中がとんでもないことに・・

 

 

メルト状態のパフェたち・・

 

 

天辺にこんなレリーフの付いたタイル貼りの洋館も。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてこちらは築90年の空き家を再生した宿、香露軒。

こちらも見学させて頂いた。

 

 

戦前まで料亭として使われていたのだそう。

 

 

床の間や書院の欄間など凝った造りも見られた。

 

 

 

 

 

 

自炊もできるキッチンのついたダイニングは新しく改装されたものに。

 

 

 

二階のベッドルーム。

 

 

この後は、お昼の予約をしてくださっていたお店へ伺いランチタイム。

リーズナブルで美味しかった!

食後は多度津町歩き後半へ。

  

 

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宇多津の町歩き

2018-07-10 | 建築巡り・街歩き【その他】

今回、香川の旧合田邸(朝9時集合)まで往復するのに最も格安な方法を考えた所、行き深夜フェリー&帰りバスの

「瀬戸内クルーズ&バスセット」プランを見つけた。なんと高松まで往復で4700円。

これなら神戸港深夜発フェリーで寝てる間に高松へ着くので、朝9時にも間に合うし、早朝から無駄なく動ける。

しかし、到着は高松に早朝5時台・・

うどん屋も開いてない時間じゃないか!

とりあえず多度津の合田邸に近い宇多津まで来ておいて、朝食にうどんを食べた後、集合時間近くまで宇多津をうろつくことに。

 

 

一見普通の町屋らしき家。

 

 

面格子の細工が控え目ながら可愛い。

 

  

前日から来ていた友人情報によると、この家の側面がすごい!と・・

家横の路地を入ると、正面から見ただけではわからない様々な装飾が。

 

 

友人いわく、左官職人さんの家だそうで、波を表した漆喰装飾や鬼瓦などが見られ、

 

 

細かい手仕事の跡が見られて楽しかった。

 

 

 

  

 

ぼたぼたと釉薬の跡が残る個性的なタイル壁。

 

 

素敵な窓辺。

 

 

大熊酒店の2階壁面にはモザイクタイルが貼られてる。

 

 

左右対称に貼られたクローバー柄のモザイクタイルコーナー

 

 

 

 

黒漆喰塗の家

 

 

大きな窓を支える持ち送りには、梅の木のような彫刻が施されていた。

 

 

絣模様のようなデザインの面格子。

 

 

こちらは窓の桟が絣模様風に。

 

 

この金物の持ち送りのカーブのラインもいいなあ。

 

 

さまざまな窯変が面白いタイル

 

 

 

 

あふれるように咲いていた花。

 

 

 

 

 

コーナーが丸く縁取られたタイル貼りの建物。

 

 

1階部分の壁に貼られたタイルは宇宙色の美しいタイルだった。

 

 

 

 

こちらは倉の館三角邸。

肥料販売業で財を成した堺氏が昭和初期に接客用に建てたという邸宅。

ここは以前、家族でうどん旅で宇多津のおか泉に来た時に立ち寄ってもらったことがあるので

一応内部は入ったことがある。

この日は時間が早すぎて開いてなかったが。

 

 

 

 

とある住宅の塀の下部に貼られていたタイル。

 

 

こちらも複雑で素敵なニュアンスのある色合いのものだった。

そうこうしてるうちにあっという間に時間になったので、多度津へ向かった。

その後に見学した旧合田邸その一→

        旧合田邸その二→

 

 

 

 

 

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多度津・旧合田邸見学その二

2018-07-08 | 建築巡り・街歩き【その他】

旧合田邸、見学の続きはタイルパラダイスなテラスから。

 

 

中庭に面した洋館は来客用の接待の為に建てられたというゲストルーム。

 

 

バーカウンターのある談話室や応接室、地下にはゲスト宿泊用のベッドルームや浴室が備え付けられている。

 

 

軒の飾りや扉上のアールデコなデザインの面格子も華やか。

 

 

そして圧巻なのが、玄関扉前のテラスに敷かれたタイル群。

 

 

うぉおおーーと雄叫びを上げたくなるようなタイル貼りのテラスが目の前に広がっていた。

 

 

泰山タイルのような風合いの大小さまざまな形のタイルがランダムに貼られてる。

 

 

タイルの写真を撮りまくったので、思う存分載せておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほとんどが無地や布目地のものだけど、所々にイナズマ風のラインの入ったものや

 

 

わざと割ったようなラインの入ってるものが。

 

 

白地の長方形のタイルをベースにカラフルでシックな色合いのものが所々に散りばめられていて、

その釉薬の美しさにはっとさせられる。

 

 

このテラスで、弁当持ち込みでタイルを愛でながらピクニックしたいくらいだなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイルを堪能~~~!

 

  

同じく洋館部分。

 

 

こちらの外壁にもポイント使いでレリーフタイルが貼られていた。

 

 

そして、こちらも中庭に面した離れ。

 

 

銀の間と呼ばれる1階の広間。

 

 

 

 

 

  

鶴が描かれた襖の取っ手。

  

 

2階のエジプトの間と呼ばれる部屋。

 

 

天井は複雑な格天井?!

 

 

廊下も幅広くとられ、天井も部屋と同様に凝った細工がされていた。

 

 

ここにぶら下がっていた照明はどんなものだったのか気になるなあ。

 

 

 

 

欄干と同じデザインの欄間。

この欄間に貼られた布状のものはガラスの繊維を織ってできたものだとか。

そのガラスを見せて頂いたが、ほんとに極細のガラス棒でできていた。

細かいところにまでこだわって建てられたということがよくわかる。

 

 

ガラスをしまう戸袋もまたガラス戸でできていて、外から見た景観も考慮されてるのだそう。

こんな戸袋は初めて見たなあ。

 

 

縁側の床は寄木造りに。

 

 

離れの2階から中庭を見下ろす。

 

 

主屋と離れ

 

 

中庭は当初は池のように水が満たされていたようで、

その頃の名残の噴水を出して頂くこともできた。 

合田邸ファンクラブの方には御親切に案内して頂き、たっぷりと時間をかけて

素晴らしい建物を堪能させて頂くことができて感謝です。

今後も定期的に、毎月第一日曜日(8月はお休み)14時~16時に

書類整理作業の傍ら、一般公開されるとのこと。

多度津町 合田邸→FB

 

 

 

 

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多度津・旧合田邸見学その一

2018-07-07 | 建築巡り・街歩き【その他】

少し前、香川県の多度津にある旧合田邸の見学をさせて頂く機会に恵まれ、訪れてきた。

合田邸は大正末期から昭和初期にかけて建てられた豪商、合田房太郎と息子健吉親子の邸宅。

廻船業などで財を成し、電力事業、銀行業など四国の近代化に尽力、貴族議員としても活躍したという、

多度津の近代産業の発展に尽くした7人の豪商、「多度津七福神」の邸宅のうち唯一現存しているのが合田邸なのだとか。

 

 

約2300㎡の敷地の中に、主屋や洋館、煉瓦倉庫など13棟が現存。

こちらは黒漆喰塗の玄関棟。

 

 

玄関棟の北側にはタイル貼りの洋館棟があり、ステンドグラスの窓も見られる。

 

 

来客用入口門柱は凝灰岩と花崗岩が使われていて、門柱の上にはランプが置かれている。

 

 

こちらは家人用の玄関

 

 

八角形を組み合わせたような透かし模様の窓。

 

 

こちらは主屋の座敷。

床の間には金粉をちらした壁紙が貼られ、

 

 

書院窓には繊細な組子細工が見られる。

 

 

 

  

こちらは外から見たタイル貼りの洋館部分の応接室。

 

 

暖炉を挟んで左右対称に入れられたステンドグラス。

 

 

アールデコデザインの照明

 

  

テーブルにもアールデコデザインの装飾が施され、

 

 

椅子にもテーブルと同じデザインの装飾が入れられていた。

これらの家具は応接室の建設時に合わせて作られたとか。

肘置きの部分にも幾何学的な装飾が入っているようだ。

 

 

応接室の入口壁には鷲をデザインした帽子掛けが。 

 

 

右手前がタイル貼りの応接室のある洋館、左手が主屋で、奥に見えるのが、書斎。

ハーフティンバー風に梁を見せた和洋折衷の山小屋風の造りになっているそう。

 

 

こちらは書斎の内部。

 

 

造り付けの書棚や

 

 

造り付けの金庫も。

 

 

 

 

書斎の照明。

金具が凝っていて可愛いなあ。

  

 

そして圧巻の雰囲気だった食堂。

天井は舟底天井になっていて、その天井周りにはぐるりと幾何学模様の桟の入ったガラス窓が巡らされていて

とても凝った造りの部屋に。

 

 

台所との間にはアールデコ風のステンドグラスの入った仕切り窓があって、

やわらかい光が射しこむ。

 

 

真ん中は配膳用の窓に。

 

 

さまざまな型板ガラスが使われたステンドグラス。

 

 

造り付けの食器棚の側面にも入れられたステンドグラス。

 

 

 隣接するバーのある応接室との境には更にカラフルで細かいデザインのステンドグラスが入っていた。

 

 

シンプルだけど可愛いデザインの照明。

この照明は壁に二か所ついてた。

 

 

そして、こちらは楽々荘と呼ばれる大広間。

30畳の大広間は中庭に面していて、桟が漆塗になっている折上格天井が圧巻。

 

 

部屋の中心には豪華なシャンデリアが下がる。

細長いガラスの棒が房のように集まったシェードになっていて、和洋折衷の雰囲気。

シャンデリアには合田家の家紋の方喰があしらわれている。

 

 

大広間の縁側も広々としていて20畳もあるのだとか。

 

 

そしてタイル好きな私としてはトイレ横のこの手洗いにも釘付け。

渋いタイルに囲まれ、陶器で作られた噴水台が置かれてた。

素敵だなあ。

 

 

今も水を出すことができる、と噴水を見せて頂くこともできた。

見学はまだまだ続く・・

 

 

 

 

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イスラムデザインタイルを作る

2018-07-05 | 陶芸&タイル作り

陶芸で今、イスラムデザインのタイルを製作中。

 

 

イラン人のFさんに以前お土産に頂いたペルシャタイルの本を参考に少し簡略化してデザインした。

 

 

釉薬の塗り分けは試行錯誤の結果、少し前にスペインタイルの絵付け体験に行った時に、

スポイドとプラスチック容器を使っていたのでそれを取り入れることにした。

今まで乳鉢を使って、筆で釉薬を置いていたけど、蓋付容器のおかげで簡単に振り混ぜることができるし、

筆よりスポイドの方が載せやすいことが判明。

角や鋭角のコーナー部分は針を使って釉薬を引っ張ってくることで解決できた。

釉薬の境界線は今まで撥水材を使用してたけど、扱いにくいので、釉をはじく素材として、

クーピーを使ってみたらうまくいった。(スペインタイルの時のように鉛筆では無理だったけど。)

 

 

改善してみると今までより塗り分けがずいぶん楽にできるようになった。

今後スポイドの口をもっと細いものを使えば、もっと複雑な模様もできるかも!?

と、調べてると、口の細いスポイドを自作してるサイトを発見!→

うわぁ、これはぜひ作って、もっと複雑な模様も試してみたいなあ。

 

 

ここまでは無理かもしれないけど・・これに近いようなもの?!

 

 

 

 

 

もうひとつ製作中なのは、石膏の型を彫って、凸凹のラインで釉薬を塗り分けするマジョリカタイル。

こっちは石膏でかたどった後、更に手持ちのスタンプで型押しも施した。

スタンプと言っても、ボールペンの先やマッキー(油性ぺん)の蓋、筆ペンの蓋など既成のものを使用。

マッキーの型は以前も使ったことあるけど、思いがけず可愛い。

今後いろんな日常の道具をスタンプ代わりにした型押しタイルも作ってみたいし、

オリジナルのアールヌーヴォー、アールデコデザインのタイルも作ってみたいし、

極細スポイドを使った細かい塗り分けのタイルも作ってみたい・・

試してみたものがいろいろあるのでひとつづつ実現していきたいなあ。

 

 

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とよす三菓亭のかき氷

2018-07-04 | 食・グルメ

今年も恒例の?とよす三菓亭のかき氷を食べに行ってきた。

息子の期末試験中だったが(だったので?)家族4人で・・

今回もまたかき氷はいちごミルクと宇治金時ミルクの2種類、息子は抹茶パフェも頼んだ。

最初にいちごミルクが登場~

でかい!

いちごシロップの酸味と練乳の甘さがたまらない~

 

 

予備のいちごシロップと練乳もたっぷり・・

 

 

途中でシロップをつぎ足しつつ食べるが、まだまだある・・

今年はなぜか食べても食べても終わらない。

去年よりボリュームがアップした?!

 

 

お店の人も心得ているようで、いちごミルクをだいぶ食べ進んでから、宇治金時が登場。

うわぁ、、これも強烈・・

 

 

あまりの盛りの多さに、手を付ける前にあんこが落下・・

慌てて、手ですくって上に載せた。

 

 

あちらこちらで雪崩を起こしつつ、かき氷を食べ進める。

去年はあっという間に平らげたはずだったけど、今年は再び増量パワーアップしたみたい。

あまりに量が多いので雪遊びしてるみたいになってきた・・

 

 

錫製の器のおかげで最後まで結構氷の状態で残り、

最後は意外にも娘がラストスパートをかけてほぼ食べきってくれて完食!

 

 

 

 

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ワールドコーヒー京都商工会議所店&聖アグネス教会他

2018-07-03 | 純喫茶&リノベカフェなど

京大の吉田寮見学ツアーへ行く前に、ほんとは午前中に近くの重森三玲庭園美術館へ行くつもりだったが・・

家の用事でもたもたしてたら出遅れてしまったので諦め;

丸太町で降りて、ワールドコーヒー京都商工会議所店へ寄っていくことにした。

 

 

こちらのワールドコーヒーが入っている京都商工会議所のビルは昭和39年に建てられたレトロモダンなビルだそうで

内装では、床には十二支のモザイクや重森三玲作庭の庭もあるというので、一度入ってみたかった。

 

 

吹き抜けの喫茶室は、庭に面した窓も全面ガラス張りで開放感たっぷり。

 

 

 

 

このガラス越しにに見える庭が重森三玲作の庭だそう。

私が来た時はこの庭ビューの席は埋まっていたので座れなかったのだけど、

途中からどんどん人がいなくなって、シャッターチャンスが?!が訪れた。

休みの日なのに、あまりお客さんもおらず、店内はゆったりとした空気が流れてる。

 

  

喫茶室の床には真ん中に太陽らしき?モザイクを囲んで、十二支の動物を表したモザイク画が並んでる。

 

 

ベージュ色の大理石の中に埋め込まれた黒の大理石モザイク?で描かれた動物たちが、すごくいい味わいを醸してる。

これは猪。

 

 

トラ。

 

 

ニワトリやサルもいる。

 

 

ヘビやタツも。

 

 

更に、天井からはこんなモダンな照明がぶら下がってるのだ。

まるで線香花火のような繊細でおしゃれな照明~

辺りが暗くなったらどんなふうに明かりが灯るのか?それも見てみたくなる・・

 

 

 

 

大理石の壁にはこちらもまたモダンテイストなブラケットが並ぶ。

こちらのコーナーはベルベットなソファ席。

 

 

そして、ビル内の扉の取っ手がまた素晴らしい。

全てやきものが使われていて、釉溜りが様々な表情を見せている。

ひとつとして同じものはなかった。

 

 

美しい~うっとりするなあ。

 

 

ビルの階段。

 

 

2階から喫茶室を

 

 

この人の少なさ・・

ほんとに穴場だなあ。

 

 

2階のフェンスのデザインもよかった。

 

 

喫茶店を出て歩き始めると、目に留まったのはこれまたモザイク壁画。

京都府立総合社会福祉会館の玄関付近に貼られてたもの。

 

 

色とりどりの大理石が使われ、幾何学模様が描かれている。

石の大きさも様々で、細かくデザインされてた。

 

 

 

  

 

 

そして通りかかった大丸ヴィラの門柱。

 

 

いつか入ってみたい憧れの大丸ヴィラ

 

 

ここから京大の吉田寮までは歩いて約30分。

集合時間までまだもう少し時間があったので、聖アグネス教会を見ていくことにした。

 

 

聖アグネス教会明治31年にガーディナー設計により建てられたゴシック様式の煉瓦造の教会。

 

 

ちょうど教会の方が中におられたので見せて頂けた。

 

 

ハンマービームの小屋組が見られる聖堂内は厳かな雰囲気に包まれていた。 

 

 

 

 

聖堂内はステンドグラスが豊富で美しい。

ガーデナーがデザインし、日本人が製作したものだそう。

 

 

このパターンのデザインが繰り返し使われているようだった。

 

 

 

 

 

祭壇のステンドグラスは少しデザインが違い、もう少し凝ったもののよう。

 

 

説教台

 

 

 

 

バラ窓

 

 

パイプオルガンは昭和56年に設置されたものだそう。

 

  

 

 

教会を堪能した後は京大へ向かって歩き始める。

 

 

その道すがら見つけた建物。

窓を覆うように大きな面格子が付けられてた家。

 

 

面格子の下や壁は布目模様のタイルがびっしりと貼られてた。

 

 

面格子と窓の間にぶら下がっていた照明がモダン。

 

 

ファサードだけでなく、側面?も面格子に囲まれてて、同じように間には照明がぶら下がってた。

 

 

タイル貼りの洋館のついた家も。

 

 

 

 

この後は吉田寮のツアーに参加した。

 

 

 

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京都大学吉田寮見学ツアー

2018-07-02 | 建築巡り・街歩き【京都】

先日、いつもこまめに公開物件情報を知らせてくれる友人のメールから

京大の吉田寮の見学ツアーが催されることを知り、行ってきた。

 

 

吉田寮は今まで紅葉の季節にこのイチョウ並木とこの正面玄関からの外観くらいしか見たことがなく、

内部へは入る機会はなかったが、興味は抱いていた。

建物は大正13年に建てられ、その後補修をされながらも使い続けられている日本最古の現役学生寮だという。

この玄関のある中寮と南寮、北寮と三つの棟が並行して並び、手前には新しく建て替えられた食堂と西寮がある。

 

 

正面玄関の軒の下の持ち送りはデザイン性豊かなもの。

 

 

玄関を入ると受付から強烈なインパクトが・・

膨大な張り紙と畳の上に置かれたこたつ?!

張り紙には個人情報が載せられてる場合があるので、撮影は不可。

個人のプライベート空間以外でOKの出た場所のみ写真撮影可、ということで、簡単な自己紹介をした後、ツアーが始まった。

 

 

玄関の天井には新しい蛍光灯で隠されていたけど、装飾的な天井飾りも。

 

 

中寮の廊下。三棟とも廊下は北側に設けられ、全ての居室は南に面している。

廊下の板は1.8cmほどの厚みがあり、4、5mの長さのものが使われているとか。

先日の地震でも建物には特に被害はなかったのだそう。

 

 

階段の親柱には幾何学的なデザインが施されている。

 

 

鉄製の防火扉も。

 

 

こちらは麻雀部屋だとか・・

たしかに麻雀卓はあるが、この荒れ具合・・

 

 

こちらはマンガ部屋だそう。

 

 

棟と棟の間には緑豊かな中庭的な空間があり、洗濯などの干し物や、野菜などの栽培も行われてる。

 

 

下見板張りの南寮の外観。

 

 

 

 

 

 

 

こちらには旧第三高校時代に書かれたものが残されている。「試験中庭球厳禁」

木の扉にチョークで書かれた文字だが、80年ほど前のものが残ってるそう。

 

 

そしてこの部屋はビリヤード部屋と呼ばれる部屋。

現在はないが、昔はビリヤード台があったとか。

しかし、どこの部屋も漏れなく汚い・・

でも見学するうちに、この汚さもこの寮の歴史と伝統の積み重なりと言えるのではないかと思い始めてきた;

きれいに掃除してはいけない何か鉄則でもあるのかなあ?!

 

 

たしか、このツアーの主催者は「吉田寮お掃除部隊」だったはずだが・・

どこを掃除しているのだろうか・・

 

 

しっくいの壁はところどころ剥がれたり、何か布?のようなものが出てたり・・

 

 

防火壁として、漆喰の下に煉瓦が使われている箇所もあった。

 

 

そして実際に寮生が住んでいる部屋も見せて頂けた。

部屋は甲乙に分かれていて、

 

 

甲は10畳と広めの部屋だそう。

甲の部屋だと大体5人で3室という感じであてがわれ、3室を勉強部屋、寝る部屋、など用途によって使い分けているそう。

 

 

こちらは乙の6畳の部屋。

 

 

寮生は現在250人ほどで、女子学生もいるとのこと。

寮費はなんと、月400円、光熱費は2500円で月に3000円ほどという。

ネット回線は寮生に技術者がいるので快適なのだとか。

 

 

階段は1つの棟に2カ所あり、奥の階段は広々とした贅沢な造りになってた。

 

 

そしてこちらは大正13年建築当初から今も現役で使われているトイレ。

 

 

男女共用のトイレだそう。

 

 

歴史の積み重なりを感じさせるトイレ。

 

 

 

 

こちらは駐車場。

こちらのスペースはちょっとした野外のパーティなどに使われていたこともあったという。

 

 

 

 

そして北寮へ。

北寮には縁側とバルコニーがついている。

 

 

 

 

樹齢の古そうな木がどっしりと生えている。

 

 

こちらの中庭では11番まであるという吉田寮の寮歌をみんなで4番まで合唱。

そして、最後は3年前に老朽化の為建て替えられたという食堂棟とシャワールームや洗濯施設のある西寮へ案内してもらい、

ツアーは終了した。

大学側は安全面から学生へ退去を求めてるようだけど、ぜひともこの伝統と歴史のある建物をできる限りこのままの状態で

耐震補強&修繕を施して、安全に末永く守り続けていってもらいたいなあと、、最後は署名に協力して帰ってきた。

しかし、想像以上にディープでカオスな空間にノックアウトされたひと時だった。

 

 

 

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カトリック神戸中央教会&クスム本場家庭料理店&スターバックス神戸北野異人館店他

2018-07-01 | 純喫茶&リノベカフェなど

竹中大工道具館を出て、ランチ場所へ移動途中に見つけたカトリック神戸中央教会を見学させて頂くことに。

 

  

外観はとてもシンプルで、白い煉瓦造りのような外壁。

 

 

その外壁に、細いスリットのようなものがいくつか入っていて、覗き込むとステンドグラスのようだった。

これを中から見てみたいと、入ってみることに。

 

 

聖堂内も広く、シンプルな大空間が広がっていた。

正面からは見えないスリットに入れられたステンドグラスからは間接照明のように明かりがもれる。

 

 

壁面はウエーブを描くように波打ち、左右対称に入るステンドグラス

 

  

すごく斬新なデザインだなあ。

 

 

細長いスリットの中にデザインされたステンドグラスは幾何学模様の中にキリスト像などの具象モチーフが

埋め込まれている。

 

 

 

この煉瓦ブロックを白塗りしたような波打つ壁面から、村野藤吾ぽいなあと思ったのだけど、

帰って調べても設計者は特に出て来なかった。

 

 

よく見ると、色合いだけでなくガラスの質感もマーブル模様のものもあれば、気泡入り?のようなものもあったり、

バラエティに富んでいて、下の位置にあるステンドグラスには手描き風のモチーフなども描かれていたりする。

 

 

聖堂の右手側には寒色系の色合いのステンドグラスが並んでいて、左手側には暖色系、と

分かれてる。 

 

 

ここにもちょろっと麦の絵が描かれてた。

聖書にちなんだモチーフなのかな?

 

 

 

 

 

 

天井はそのステンドグラスの入るスリットに向かって放射状にラインが入る。

 

 

左手側の暖色系のステンドグラス。

 

 

 

 

暖色、寒色というより、虹のように徐々に色が変化してるのかなあ?

ここは黄色がメインのステンドグラス。

 

 

 

 

黄色から白っぽく変化。

 

 

入口付近にある聖母子像。

 

 

二階へ上がるらせん階段が巻貝のようにくるりとカールしていて、シンプルながら美しい。

 

 

 

 

祭壇の前まで来て、振り返るとこんな風にステンドグラスが一度に目に入る。

 

 

カトリック神戸中央教会は、阪神大震災のおり、倒壊した三つの教会を廃止し、2004年に新たに建設されたという。

今回偶然見つけたけど、斬新なデザインの素敵な教会だった。

 

 

そして、ランチに、久々にやってきたクスム本場家庭料理店。

以前訪れた時は普通のマンションの一室にあるディープな雰囲気のインド料理店だったが、

何年か前に火事の為に移転され、そのディープさはやや薄れた店構えになってた。

 

 

ランチは一種類、座ったら自動的に運ばれてくる、というのは変わらずだったが。

このサモサが皮がとても美味しい!

 

 

カレーは三種類、チャパティとご飯付きでお代わり自由。

サモサはお代わりできない、と言われたが、結局おじさんがサービスで持ってきてくれた。

しかしサモサ3個食べたらさすがにお腹いっぱいに;

 

 

そして同じビルの地下にはインド食材店がある。

 

 

いろんな食材を物色するのは楽しいけど、うちの家族はスパイスの入った異国の料理を嫌うので

なかなか買い物できない。

 

 

ここで作ったカレーも売られてて、味見もさせてくれた。

ホウレンソウとパニーニのカレーが美味しくて、自分用に購入。

 

 

その後、お茶をしに、スターバックス神戸北野異人館店へやってきた。

こちらは明治40年に建てられた外国人住宅だった登録有形文化財の建物が改装して使われている。

スタバは最近こういうお店をよく見かけるなあ。

 

 

内部はかなりきれいに改装されているけど、

 

 

暖炉など残されていたりする。

 

 

階段も当初からのものだな。

 

 

2階で席を陣取ることにした。

 

 

たくさんいた修学旅行生がみんな頼んでた、限定商品?のチョコのフラペチーノを真似して頼んでみた。

 

 

帰り道で見つけたやきものの重厚感のあるマンションエントランス壁面のタイル。

 

 

このビルはフェンスのデザインがかなり複雑。

 

 

階段の手すりや、2階、3階の手すりも斬新だなあ。

 

 

 

 

入口に象の石像が置かれていたのは象ビルヂング

 

  

三浦ビルは素敵なメロンぽいタイルに囲まれてた。

 

 

 この後は帰途へついた。

 

 

 

 

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