今月の建築講座で訪れたのは京都東山七条にある智積院会館。解体前の見学。
昭和41年に増田友也設計により建てられた鉄筋コンクリート造の宿坊建築。
建物は抽象表現主義といわれるもので、宿坊建築の中でも最も芸術的なものだそう。
玄関ポーチの軒を支える柱
大広間
大広間の天井は格天井になっていて、カラフルなアクリル板が入れられている。
当初は天井裏から蛍光灯で照らされていたそう。
それぞれの桝が深くて、カラフルな色使いの天井を遠くまで見渡せない。
宿坊とは思えないモダンさ。
極楽浄土をイメージしたものだそう。
そしてらせん階段を上がって屋根裏の見学へ。
放物線を描く柱。
薄い貝殻状のシェル構造で造られているため、コンクリ―ト造りだけれど軽やか
アーチが美しい屋根裏
柱の付け根
屋根を外観からみるとほんとに宙に浮いてるかのよう。
こちらは同じ敷地内にある京都で最も古い鉄筋コンクリートの建物、元京都市美術工芸学校。
敷地内では早くも色づく紅葉もちらほら見かけた。
帰りに立ち寄った国立博物館の正門。
甘春堂で抹茶パフェ。
帰りは七条から四条までぶらぶら歩いて帰った。
いい感じのタイルもちらほら見かけた。
面格子とタイル。
半兵衛麩の洋館部分。
大正13年に建てられた旧村井銀行五条支店。
モザイクタイルが上の方までびっしり貼られてた千代の苑
雰囲気ある路地。
提灯の明かりがいいなあ。