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旧ジョネス邸内覧会

2013-06-15 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

旧ジョネス邸の内覧会へ行ってきた。
旧ジョネス邸は大正8年に英国人貿易商フレデリック・モリス・ジョネス氏の私邸として建築された建物。
現在旧ジョネス邸を解体し、マンションに建て替えるという計画が進行してるとのこと。




一見洋風のようだけど、屋根の辺りや屋根の上には欄干があったりと和風でもある不思議な外観。




玄関ポーチには左右二本ずつ円柱が立つ。ここは洋風。




しかし玄関に入り上を見上げるとなんと天井は折上げ格天井に。




大広間には中央に大きな伸縮式のテーブルや暖炉、立派な飾棚やテーブルなどなど、お部屋の雰囲気に合わせた重厚な家具が圧巻。




すごくインパクトのあった大型の飾棚。
中央の大きなテーブなど暖炉以外の家具は横浜の家具屋さんが造ったものだそうで、
すごく手の込んだ細工が各所にみられた。




面白いのはよく見ると家具も和洋折衷。
こんな獣のひづめのような洋の装飾がみられるかと思えば




竹に鶯(雀?)というような和テイストの彫刻がされていたり




ちょっと中国風ぽくもある、獅子の顔も彫られていたりで独特な雰囲気がある。




スタッフの方が引き出しを開けてくださったが、すーっと滑るように開いた。




中央の大テーブルは、伸縮式のテーブルなだけに四隅の脚にはこんな風にコマがついてる。




皮張りに木の彫刻が細やかな椅子にも目が釘付け。




背もたれにはちょっと恐い顔・・




椅子の脚部分にも丹念な装飾がなされている。




その他の家具も和洋中折衷。







テーブルの付け根に龍の頭!?




隣の部屋へ。




全てのドアの入り口上部には寄木細工の飾りが入れられていて、
細かいところにもさりげない気配りと統一感が感じられた。




応接間。こちらには玄関前の廊下との間、手前側には大きなステンドグラスが左右に二枚、
玄関と廊下との間にもかなりの大きさのステンドグラスが入れられていたということで
今よりもっと華やかな雰囲気であったよう。




こちらは台所。
思ったよりこじんまりしている。




更に地下へ通じる階段があったり、




台所の近くには小さな和室(女中部屋?)もあった。




二階へあがる。
書斎の暖炉。







二階の二間続きの和室。




南側には廊下が広く取られていて、ソファなどが置かれ、サンルームの雰囲気。
ここからは須磨の海が見下ろせ、ロケーションも絶好。




ぐるりと廊下に取り囲まれ、真ん中に位置する窓のないこの部屋、現在は物置のようになっていたけど
元は何に使われていたのだろう?




そしてベッドルーム。




ベッドルームにも小さな暖炉が据え付けられてる。




玄関にあった照明とよく似たものがこちらの寝室にも使われてて、とてもかわいらしいものだった。

旧ジョネス邸を見終わった後は、ぷにょさん、ひろ009さんと合流して、
もうひとつ見学会が行われているグッケンハイム邸のすぐそばの旧後藤邸へ訪れ(ウェブ上写真掲載禁止)
最後に塩屋の駅前で皆でランチして、しばしまったり休んでから帰途についた。

両方とも見ごたえたっぷりの素晴らしい建物で、和洋折衷がとても魅力的だった。
旧ジョネス邸はできることなら、カフェ&レストランなどに生まれ変わって、誰でも気軽に足を運ぶことができるような
施設になって欲しいなあ。。








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