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金沢の旅2017【金沢の近代建築その一】

2017-08-05 | 金沢の旅2017

宿泊した翌日、朝一、イートインできるパンやさんへ。

その途中見つけた近代建築。大正5年に建てられた元診療所らしい。

赤い屋根がかわいい。

パン屋さんでは焼きたてのパンが美味しくて、ドリンクサービスもうれしかった。

しかし、食べてる間に外は大雨に;

 

 

雨は大降りになったり、小降りになったり、合間をぬって、金沢くらしの博物館へやって来た。

 

 

明治32年にコロニアルスタイルで建てられた旧石川県立第二中学校の校舎が利用され、

昔の生活用品などが展示されている。

 

 

玄関車寄せの造りも、細かい透かし彫りなどが入れられて凝ってる

 

 

左右両翼には銅板葺きの尖塔

 

 

 

時間が少し早かったのだけど、お願いして入れて頂き、いろいろと解説もしていただけた。

玄関ホールの天井

当時の天井にはランプがつるされてたそうでランプの吊り跡が残されている。

 

 

こちらは廊下と職員室との間の壁に設けられた小窓。

職員室に用事のある生徒はここでやり取りをしたという。

同じ小窓が玄関の受付にもひとつあった。

 

 

階段ホール。

 

 

階段の手すりにも細かい透かし彫りが入っていた。

 

 

北陸学院ウィン館。

アメリカ人宣教師のトマス・ウィンが自邸として建てた明治21年のコロニアル建築。 

 現在は北陸学院史料館に。

 

 

そしてこちらは石川県立歴史博物館で、明治末期から大正初期ににかけて旧陸軍兵器庫として

建てられた赤煉瓦造りの建物。

 

 

赤煉瓦造りの建物が三棟並んでいる。

戦後は金沢美術工芸大学の校舎に使われていたそう。

 

 

こちらは石川県立美術館広坂別館。

大正11年に建てられた陸軍第九師団の師団長官舎であった建物。

 

 

内部はほぼ改装されていたけど、こんな暖炉も残されてた。

 

 

暖炉上のこの鋳物?の鳥のマークが可愛かったけど、これは何のためのもの?

 

 

 

そして石川県立歴史博物館石引分室へ

 

 

旧陸軍の将校クラブとして明治31年に建てられた旧陸軍金沢偕行社

バロック風の華やかな外観。

 

 

隣にある同じく明治31年に建てられた旧陸軍第九師団司令部庁舎

両方共内部公開はしていないよう。

 

 

そして土砂降りの中、やっと到着した前半の最終スポットの成巽閣。

もうすでに履いてた靴も雨でびしゃびしゃ・・足を拭いて入らないと~

加賀前田家の奥方御殿として建てられた成巽閣は内部もすごいゴージャスな御殿でみどころいっぱいだったが

写真撮影禁止のため、載せられず。

謁見の間の極彩色で彩られた透かし彫りの欄間や松の間の書院障子の腰板にはめられたオランダからの

ガラス絵、ウルトラマリンブルーで鮮やかに彩られた群青の間の色壁他・・

今まで見たことのない類の趣向が凝らされた数寄屋風書院造りの数々の意匠を見ることができた。

 

 

建物から外へ向けての撮影は可なので、庭園風景を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして特別公開の茶室、清香軒の見学も予約してたので、案内して頂いた。

ここも室内は撮影禁止で外へ向けてならOKで・・

内路地の様子。庭からの曲水が引き込まれ、軒下が広く取られ雨の日でも濡れない工夫や

扉を取ると、庭との一体感が得られる造りに。

 

 

引き込まれた曲水

 

 

茶室前の飛鶴庭

 

 

お地蔵さんが6面に浮彫されてる六地蔵の手水鉢

 

 

成巽閣を見学した後は、バスに乗って西茶屋方面の石坂遊郭跡へ向かった。

 

 


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