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【シントラ・ペーナ宮殿】ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

2019-09-29 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019
リスボン2日目は6時半から始発が出る地下鉄駅巡りを1時間ほどした後、
この日はシントラを観光する予定だったので、シントラへ向かった。
シントラへはロシオ駅から電車で40分。
私が乗った電車は途中、乗り換えが必要だとかで、よく分からなかったのだけど、
同じ車両に乗り合わせたペルー人のご夫妻が、一緒だと言ってくれたので、
ついて行くことにした。


ロシオ駅。

そのご夫妻とは、片言の英語や、google翻訳を
駆使していろいろお話することができ、仲良くなった。
産婦人科医をされているというご夫妻は現在休暇中で、20日間ほどヨーロッパを旅行中だとのこと。うらやましい~
fbを交換したり、持ってきた手作りタイルマグネットをプレゼントしたらとっても喜んで頂けた。
いつの日か?マチュピチュへ行く時はよろしくお願いします;


ご夫妻水入らずを邪魔してはいけないので、シントラ駅でお別れし、
いざ、シントラ観光へ。


シントラは王族や貴族の別荘地として栄えた世界遺産にも登録されている町。


駅に貼られた多彩色のアズレージョ。


天使が花綱を持つ華やかな作品。


行く前にサイトでシントラの攻略法を研究?した結果、かなり混むので朝一で行って、まずは最も混雑するというペーナ宮殿から行け。というサイトの情報にのっとり、
バスでペーナ宮殿へ向かった。
バスを降りたら、チケット売り場にはもう長蛇の列ができていた。
門からはそこそこ険しい坂道を歩くと、宮殿が見えてきた。


イスラム風のアーチの門。
うおぉ、タイル貼りだ~テンション上がるー


カラフルな黄色の外壁が青空に映える~


ペーナ宮殿は1755年のリスボン地震で廃墟と化した山頂の修道院を1836年に再建し、
フェルディナンド二世がドイツからの建築家を呼び寄せ、1885年に完成したという夏の離宮。
イスラム、ゴシック、ルネッサンス、マヌエルなど各様式が混在しているという。





こちらのぶつぶつと突起のあるアーチ門も独特


門につく、ガーゴイルたちも、目がイカレてる。










そして、こちらの棟は全面タイル貼りに。


イスラムアーチの門に、


マヌエル様式のねじれ柱


建物に貼られているタイルはイスラム幾何学模様のタイル。
近くで見るとそうでもないが、遠目で見ると光沢があってきれい。








このタイル貼りの棟の門の上には


何重もの貝殻の上に座った半魚人が。
ギリシャ神話に登場する海の守護神トリトンだそう。
インパクトが半端ない。
「世界の創造」を象徴しているのだとか。


珊瑚も・・
珊瑚や海藻、ロープ、など海のモチーフはマヌエル様式の特徴だそう。
マヌエル様式は大航海時代の繁栄を象徴するポルトガル独特の建築、芸術様式だという。


その尖塔アーチをくぐると、アーチの内側にはタイルがびっしり。


葉っぱのレリーフタイル。


門をくぐった両サイドにはこんな半円ドームがあって、その中もタイルや石の彫刻で
隙間なく埋め尽くされている。


こちらのタイルは騎士を描いたレリーフタイル。


そのわきの透かし彫り彫刻もすごい。
ひょうたん?!


このタイルは何が描かれてるかよく分からなかったけど、
球状に紐を巻いたようなもの?


こちらのタイルも立体感があり過ぎる。
周りはイスラム装飾で埋め尽くされてる。











ペーナ宮殿は標高529mに建つので、眺望もすばらしい。


ムーアの城跡を臨む。
7~8世紀にムーア人によって築かれたものだそう。





外観のあちこちにも細やかな興味深い装飾が貼り付く。


テラスのアズレージョ。


赤い塔の手前の部分は元の古い修道院の部分だそう。


四角垂の突起に囲まれた風変わりな見張り小屋?


イスラム風の玉ねぎ型ドームの見晴らし台。


内部は撮影禁止だったが度肝を抜かれるような装飾の部屋の数々もあり、
外観、内部とも奇妙で不思議な装飾が満載の興味深い宮殿を楽しめた。


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