ひがし茶屋街にある老舗の洋食店自由軒へお昼のランチにやって来た。
お店は明治42年創業、建物は昭和8年に改装され、モダンな雰囲気。
アールデコぽい幾何学模様の意匠が印象的な外壁。
迷った挙句、日替わりランチにしてしまったけど、
オムライスとクリームコロッケがセットのプレートランチにしたらよかったかも;
食後は東茶屋街を歩いて、すぐそばの
公開されてるお茶屋建築「志摩」へやってきた。
志摩は文政3年に創立された格式の高いお茶屋の建物で典型的なお茶屋の造りがそのまま残されている。
二階が客間になっていて、こちらの床の間を背にお客さんが座ると、
その正面の控えの間が演舞の場となり、舞や三弦などの遊芸が披露されるという。
こちらのひろまもベンガラ色の壁に春慶塗の違い棚が合わされ、贅を尽くした造りになっている。
七宝を施した襖の引手
各部屋毎に違うデザイン
陶器の引手もあった。
うさぎがモチーフの釘隠し
こちらははなれの客間に
瀟洒なデザインの透かし彫りも
こちらは貝模様
こぢんまりした中庭も風情があっていいなあ。
明かりの灯った灯籠、浮かび上がる窓の格子模様や
1階に降りて、台所
さらに地下に石室という石造りの食物を保存する貯蔵庫もあった。
初めて目の当たりにしたお茶屋建築の造りは興味深いものだった。
そしてもう1軒公開されているお茶屋建築、懐華樓へ。