m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

日本聖公会奈良基督教会堂

2013-11-12 | 建築巡り・街歩き【その他】



建築巡り講座、旅館静観荘を訪れた後、やってきたのは日本聖公会奈良基督教会堂。
以前外観は見に来たことがあったのだけど、内部へ入るのは初めて。
教会だけれど純和風のこの建物は昭和5年に宮大工、大木吉太郎によって設計された。





礼拝堂内は木の温かみに包まれた落ち着いた空間となっている。
主に奈良の特産の吉野杉や檜を使い、数寄屋風に仕上げられている。
左右に側廊のあるバシリカスタイルで造られた礼拝堂で上から見ると十字架の形をなしているのだそう。





天井は格天井の中に更に細い組子でこまかい格子が組まれた小組格天井。









カーテンのような?タペストリーのようなものが下がる祭壇。





これは礼拝の際、聖歌の番号を示す台だそう。
家具はどれも足元が緩やかにカーブを描く美しい造りになっている。





後方には創立100周年を記念して設置されたというパイプオルガンが。





礼拝堂と幼稚園の境目にある通路を兼ねた部屋は絵本が置かれていて、通路なのにこじんまりと落ち着くいい空間になっていた。
ここの天井も格天井。





幼稚園の教室のプレートがかわいい。





幼稚園の園舎は当初は一つの大きなホールだったそうで、それを四つの保育室に分割したのだそう。









おもちゃもかわいいなあ。





幼稚園の方も手作り感と木のあたたかみに囲まれていて、更に園舎や教会の周りには緑も多く残されている。
子供たちにとってはとても恵まれた素敵な空間だなあと感動した。

コメント
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