m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

近つ飛鳥博物館

2008-09-22 | 建築巡り・街歩き【大阪】



安藤忠雄建築の近つ飛鳥博物館へやってきた。
この辺りは四基の天皇陵を筆頭に聖徳太子や小野妹子の墓など二百数十基の古墳群が存在する。
周りの古墳群と一体化し、その中心となる近つ飛鳥博物館は平成の古墳をイメージして造られたのだそう。

中央には「黄泉の塔」と呼ばれる、石室を縦にして逆さにしたものをイメージしたものが立っている。





この建物の屋根にあたる階段が圧巻~
なだらかに延々と続く階段。贅沢な造りだ。
これは古墳に使用されていた葺き石をイメージしたものが使われてるそう。





そしてこの階段の横に設けられた大きなコンクリートの塀に挟まれた博物館入り口へ向かう通路。
ここは自然を耳で感じる場所、なのだそう。
高い塀に囲まれた通路は音がよく反響するので耳をすますと自然の中の音が聞こえてくる。




高い塀の通路から出てきたところ。
博物館の玄関。





館内はコンクリートの緊張感と床や家具に使われた自然の木のやわらかさとがほどよく混じりあって居心地のよい空間が造り出されている。









ロビーの中央付近には地階から高さ8mの十三重の塔の模型が展示されている吹き抜けがあり渡り廊下が通されている。

安藤忠雄はここの吹き抜けの天井のガラスを外したい、と言ったそうだが・・
さすがにそれはいくらなんでも無理だろう~





相談カウンター&図書コーナーにはゆったりと大きな楕円形のテーブルが。
この建物について知りたい、と言うと、詳しい方を呼んで来られ、話を聞かせていただけた。
安藤忠雄の書物も充実で、ゆっくり読書も。





そして展示室へ。(この日は大人400円、子どもは無料)
展示室も上から見ると前方後円墳の形になっており、その中央には仁徳陵古墳の150分の1の模型がある。
周りにはまさに古墳をイメージするかのように埴輪が展示されている。

ここの博物館は小さな子供たちも親しみやすいようにいろいろなワークシートやキットやパズルなどが用意されている。
様々なイベントも催されていて、この日も「カッター誕生秘話と工作教室」というイベントが行われており、皆で参加した。









博物館の外は近つ飛鳥風土記の丘があり、102基の古墳のうち40基が整備・公開され見学できるようになっている。
この遊歩道を歩いていくと石室などが点在している。
後で散歩しようと思ってたら、残念ながら雨が降ってきて少ししか歩けず・・
天気がよければ古墳探検、できたのになあ。

この日は屋根の階段の塔の影になってるところでお弁当を食べ、館内外の建物や展示をを見て回り、イベントに参加して午後いっぱいこの博物館でゆっくり過ごすことができ満喫できた。

コメント
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