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田沢湖と大釜温泉(乳頭温泉)*東北紀行4

2019-05-22 16:10:29 | 旅行記

田沢湖をしっかり見たのは初めてです。

通りかかったことはあるが、田沢湖に来て車を止めて散策したことがなかった。

田沢湖は国道から外れていて、少し登ったところにあった。

実は田沢湖は生い立ちがわからないそうだ。

まわりよりも標高が高くて、カルデラ湖のようであるし、、、それが確かじゃない。

火口湖にしちゃ大きすぎる。

「君の名は」で出てくる湖に一番それらしいのは田沢湖じゃないかと思う。

諏訪湖は人家の多い盆地にあるでしょ、田沢湖は山中の丸く大きく深い湖です。

神秘さがはるかに強いのです。

そもそも、東北のへんぴ(ディープ東北)なところで湖畔には人家が超少ない。

それで、家庭排水が少ないので水の透明度が高い。

諏訪湖周辺は工場地帯だから、実際は味もそっけもない。

田沢湖には湖畔タツコ像が立っています。

伝説がありました。

https://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/spot/tatsukodensetsu.html  

田沢湖が田沢潟と呼ばれていた頃、院内にまれにみる美しい娘、辰子がいた。辰子はその美しさと若さを永久に保ちたいものと、密かに大蔵観音に百日百夜の願いをかけた。満願の夜に「北に湧く泉の水を飲めば願いがかなうであろう」とお告げがあった。

辰子は、わらびを摘むと言ってひとりで家を出て、院内岳を越え、深い森の道をたどって行くと、苔蒸す岩の間に清い泉があった。喜び、手にすくい飲むと何故かますます喉が渇き、ついに腹ばいになり泉が枯れるほど飲み続けた。

時が過ぎ、気がつくと辰子は大きな龍になっていた。龍になった辰子は、田沢潟の主となって湖底深くに沈んでいった。

一方、辰子の母は娘の帰りを案じ、田沢潟のほとりに着き、娘が龍になったのを知って悲しみ、松明にした木の尻(薪)を投げ捨てると、それが魚になって泳いでいった。後に国鱒と呼ばれ、田沢湖にしか生息しなかった木の尻鱒という(田澤鳩留尊佛菩薩縁起より)

さて、十和田湖を南祖坊に追われ、男鹿半島に八郎潟をつくり主となった八郎太郎は、毎年秋の彼岸の頃、田沢湖に恋人の辰子を訪ねて冬を過ごすため、主のいない八郎潟は凍りつき、2人の龍神が住む田沢湖は冬の間も凍らない湖として知られている。

タツコ像は金ピカでした!

像が古びていたほうが伝説が生きてくるのにーーーと思うのは部外者だからかな。

水は昔々に日本で摩周湖に次いで2番目の透明度を誇っただけのことはあります。

透明度が高い湖は北海道に多く、東北では田沢湖や十和田湖がそれです。

湖畔が開発されていないのが大条件だからでしょう。

さっきのタツコ像があった湖の反対側にもタツコ像を見つけました。

こっちのは、足がなくて人魚姫のようだ。

それに、なんとなく像の造り自体がぼやけている。

つまり、ちょっと出来が悪いみたい。

いいのかなーーー。

角館を見てから弘前に行く途中で田沢湖に寄ったもので、さらに近くの乳頭温泉に立ち寄りました。

乳頭温泉は、有名なので連休中はさすがに満員のようだった。

それで、さらに先の大釜温泉でひと休み。

乳頭温泉は建物が新しくなっていて、観光客でにぎわっていたが、大釜温泉は時代を感じる懐かしい湯治場の風情でガラガラだった。

遠い前のことですが、私が高校生だった頃に、運動部合同で八幡平から幕営で縦走したことがあたが、その時のままかな?

私の初の山行きがこのエリアだったのだ。

高校生だったし、初めてだったし、登山靴やハイキングシューズなどは、私にはまだまだ買える代物じゃなかった。

それでバスケットシューズで長い距離の山道を縦走した。

バスケットシューズは平らな体育館で使われるもので、山道のようなでこぼこ道ぬかるみには向いていなかった。

足裏が痛くなったが、若さでクリアーした記憶が、、、。

下山したら真っ白だったバスケットシューズがドロドロに汚れていた。

濁った泉質でした。

露天風呂のまわりはまだ雪がかなり積もっていた。

アルカリ性なんでしょうかヌルヌルです。

大釜温泉の下にあった乳頭温泉はお客さんがいっぱいだったが、こういう湯治場のような古い温泉は人気がないのかな?

大釜温泉のような湯治場も、建物の外観イメージは残して、台湾がうまいが、リノベーションして超高級旅館に生まれ変わらせたら面白いと思うが。近くでは銀山温泉が人気だが、もっと上を目指したい。銀山温泉は日本人客のおしゃれ層を狙っているけど、世界の富裕層相手ではちょいどころかだいぶ貧弱だ。もっと高級から一般客相手までバラエティがほしい。白川郷も貧相な通俗的な観光地だなーって2年前に感じたことと同じです。実にもったいないと思った。白川郷は金持ち中国人が大勢来ていたのに、たぶん休憩するところも泊まるところもない。手を加えれば面白そうな観光地が、、、日本には点在しているのです。安宿と安物土産店じゃ、、、全く足りないのです。

近くの山、、、秋田駒は山頂が真っ白でした。

乳頭温泉の駐車場は除雪が完璧だった。

だけど大釜温泉あたりになると、少し上なので雪がまだ降るかもしれない。

東北、北海道と長旅でしたのでタイヤチェーンは持参した。

2019 東北紀行3 弘前城の桜

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e13f7d80ec7221fe91f428b0f9c6c611

2019年 東北紀行2 秋田は角館の夜桜 

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e8246afa2665e91272a1e0b89ee447f7

2019年 東北紀行1 角館の桜を見に行った

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/972edf8f872f8c193665127bc0738102

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