中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

「腹が立たんようになったんやで」

2017-12-01 23:48:52 | Weblog
ゆず農家ふうこさんちから、今年もゆずをいただきました。



ゆず大根も作って、白菜漬けに入れたり、酢牡蛎に絞ったりとほんに美味しい。

酢牡蛎に絞ってふと、このまま食べられるんじゃないのと、絞ったゆずを食べてみた。
なんと、美味しい!

今頃こんなこと言うてたら、ふうこさんに怒られるけど、こんなにジューシーやったんや!
そのままのゆずって酸っぱいイメージがあるので、食べたことなかった。
今晩のおかずのゆず大根は、大根もゆずもきれいにいただきました。

もう、年なのでゆず畑も、今年でやめられるとのこと。
長い間、いただいてありがとうございました。
美味しゅうございました。

で、そのゆずを届けてくださったご主人70代。
足揉み歴7年。

脳溢血を起こして、地元の病院から姫路の医療センターへ救急搬送された3日後から病院で施術。
毎日揉むのがベストと院長先生からは、聞いていたけど、無理なので、行けるときだけの足揉み。
それでも、半月後には自分で歩いて退院。
車の運転も、しばらくするとできるようになられた。

体の回復は、着々と進んでいったのですが、問題は、心。
その当時は、「脳血管性うつ」だったのかもしれません。

「ゆうべも夜中に、むくっと起きて、死にたい。。って言ってました」と、足揉みの日にはふうこさんからメールがきました。
「ダムに飛び込んで、死んでしまいたい。。。」とご本人もおっしゃる。

最初は毎週、次に月2回、3週間に1度になり、体調を見て2週間に戻したりしながら、今は月に1度の施術になっています。

今月は、「骨折したので、お休みします」とご連絡いただいて1か月飛ばして、2か月半ぶりの足揉みでした。
骨折の痛みもとれて、お元気そう。
しばらく空いたので、足が冷えていないかと心配しましたが、大丈夫。元気ですね~。

「わし、最近、腹が立たんようになったんや」
あらま。
結構短気で、ふうこさんに八つ当たりしてる時もあったのに?

「そうなんや。嫁に何か言われても、そないな言い方せんでもええやんか~と、かわせるようになった」
「そうですね~。今の明るい性格が、元々のKさんだったのですね」
「海に飛び込んで、死のうかと思ったこともあったな」
「ダムにも飛び込もうかとおっしゃってましたよ」

「本来は、人を笑わせるのが好きでな~。職場でも、どうやって笑わせたろかと思ってた」
それが、病気とはいえ、あそこまで暗くなってたのか。
7年間の足揉みで、元に戻られたんやね。

これが、まさしく足揉みの最大の効果。

気持ちのアップダウンがなくて、心がずーっと平静やから、細胞が傷つかない。
勿論、生きて生活してるんだから、毎日なんだかんだと起こりますが、昔のように判断を間違えて夜中に反省することもなくなる。

生き易くなりましたね。
このまま、脳が言う通りに生きていったらいいですよね。

足揉み屋さん歴、14年目のぱくちゃん。
Kさんのような方が、ちらほらと増えつつあります。嬉しいな~。


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