中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

試しに自然死してもらおう。

2020-01-26 02:01:24 | Weblog
足揉み歴12年のやすこちゃん84歳。
初めて足を揉んだ時は、膝が痛くてお買い物に行くのも辛かった。
膵臓も悪いとかで、薬も朝から沢山服用されていました。
それが、足を揉むにつれて、膝も膵臓も今では、全く問題なし!の元気印。
12年前と全く変わっていない、と言うより若返っておられる。

問題なのは、甘ったれさんのご主人ただ一人。
病院も薬も嫌いと言うご主人は、12年前に初めてやすこちゃんとお会いした時から、すでに膝痛を抱えておられました。
膝痛い歴12年、よ~頑張る。
今時、膝関節の入れ替え手術なんぞ、短時間で誰でもできるらしいのに。
「病院が大嫌いなんで、手術も勿論しません!って言うてます」とやすこちゃん。

そーですか。。。
毎日、痛い、痛いと言うのを聞くのが鬱陶しくてね~と、やすこちゃん。
他の人には言わないそうなので、完全に一番近いやすこちゃんに甘えて、グダグダ言うてるということですね。
膝以外は、特に悪いことろもないそうな。
「じゃ、自然死のモデルになっていただきましょう。私も、夫を実験体にしてみようかと思ってます」
「キャー、そんなこと~」
と、おっしゃいますが、やすこちゃんの時代は、病院で亡くなる方なんていらっしゃらなかったでしょう?
おじいちゃんもおばあちゃんも、お父さんもお母さんもみんな自宅で、安らかに亡くなりませんでした?

そうですね、そうでした。
でしょう?
段々、動きも緩慢になって、寝たり起きたり、寝たり、寝たり。。。
食欲も落ちて、ご飯いらんわ~というて、寝てるのかと思ったら、お参りしてはった。
私自身は、両親が結婚した時点で、祖父母は4人ともいませんでしたので、自然死というのは、末期がんの母が自宅でそのような最期で亡くなったのを見るのが初めてでした。
往診に来てくれてた先生に、「いつ亡くなっても不思議じゃないです。病院へ引き取りましょうか?」とおっしゃっていただいたのですが、弟が最後まで自宅で看ると、そのままお嫁ちゃんと二人で看護を続けてくれました。
先生がおっしゃった通り、夜中寝ているのかと思ったら、息してない!と弟から連絡がきました。
モニターも何もついてなかったので、いつ亡くなったのかわからない最後でした。
癌治療を終えて退院してから、約2か月足らず。
癌治療には、後悔がありますが、母の最期は非常に安からなものとなりました。

やすこちゃんに、食べなくなっても点滴とかしないで、口から食べられるだけ、飲めるだけですよ。
と、母の時の話をし、息が止まったのを見ても救急車を呼ばないこと。
かかりつけ医に連絡するだけ、などなど自然死の心得のあれこれ。
Tさんの方がうちの夫より、多分先になるから、色々教えてね~。
そして、自分の時も同じように自然死できるように夫達で、シュミレーションいたしましょう。
ここまで言うと、皆で大笑い。ゲラゲラゲラゲラ。。。
「あ~、面白い!よ~わろたわ~。」とやすこちゃん。おっ、免疫上がったね~。

冗談か本気か分からないけど、私達の夫は病院嫌い。
「自宅で看とる」という覚悟だけは、しておかないとね~。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 動きが軽い? | トップ | 未来は明るいよ~。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事