中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

根性!

2015-07-30 01:31:21 | Weblog
根性!出しているのは、多分免疫細胞。

4月に肝臓がんで肝臓を7割切除。
そのあと、リンパ転移が起こって、現在抗がん剤の治療中の50代女性。

6月下旬から始まった抗がん剤治療。
投薬のあとに、副作用の緩和目的で足揉みを始めて1か月。

抗がん剤治療の時は、その日に投薬ができるかどうか、事前の血液検査があります。
検査結果によっては、投薬できないということもあるのですが、この方の場合、最初より結果が良くなってる。

「リンパ球」という数値が最初より増えて、正常値まで戻っていました。
リンパ球はNK細胞(ナチュラルキラー細胞)で構成されて、この細胞は癌細胞を貪食する、と書いてありました。
ただ、「食べる」じゃなくて「貪食する」。頼もしか~!
癌細胞をバックン、バックン丸のみしてるお姿が浮かんできません?

口内炎にもなりかけましたが、すぐに治りました。
点滴の後のアザも、2回目、3回目と早く治るようになってます、と嬉しいご報告。

本当の本当は、「抗がん剤治療をやめた方が、体のために良いですよ」って言いたい。
けど、この方の場合、まだやめた時の不安感の方が免疫を落としそうで、言えないでいます。

通常、癌の摘出手術というのは、癌の3倍以上の面積の切除になるんだそうです。
細胞は勿論、神経も血管も何もかもずたずた。
それの傷も癒えぬまま、2か月後に抗がん剤が始まってるから、今、体は、根性!で修復中やね。

「癌を発症させてしまうには、免疫力の低下があるのですが、その原因の飲食の不摂生や気晴らしが下手(ストレスを上手に発散できない)などの性格的な問題が背景にあります。
一旦、低下した免疫力を復活させるためには、徹底的に今までの生活を反省し、生き方を180度転換するほどの自己管理が必要になります。」

これは、以前アップした、小高修司先生の著書、「身体にやさしいガン治療」の中の言葉です。
外科医から中国医学の医者になられた先生で、西洋医学と東洋医学の「統合医療」での癌治療を目指しておられます。
大胆な郭清手術や抗がん剤治療をしなくても、癌は消えるという考え方です。


最近は、「癌放置療法」と言う言葉を使う先生も出てきました。

癌になったことより、癌になるような生き方をしてきたことが問題なのだということですね。
今までの生き方を転換させるために、癌を利用するのだ、というくらいでいれば良いと。







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認知症の実験中。

2015-07-30 00:42:06 | Weblog
実家の父は、昭和3年生まれの86歳。

認知症になってから、10年以上。
糖尿病は、記憶にない位、昔から。
認知症の原因は、その糖尿病だと、もう10年以上前に言われたまま。
途中、アルツハイマー型と、別の病院のカルテに書いてあったことがありますが、どっちなんだか分からない。

現在の症状は、認知症特有の徘徊、失禁、生活習慣の喪失などはない。
直前の記憶が留まらないというのが一番の症状か。

一応介護認定もしていただいているので、半年ごとに認知症のテストを受けているのですが、今日の日付、自分の年、直前の記憶などは全くだめ。
テスト結果は、立派な認知症。

10年間、比較的緩やかに進んできた認知症が去年くらいから、進み始めた。
それも、急に怒り出すなど、手に負えなくなるような兆し。
認知症が進むと、暴力的になり最終的には、精神病棟への入院という悲劇的なことにもなったりする。

それだけは、何とか避けたいと去年の7月から、それまで月に3,4回だった父の足揉みを週に2回に増やしてみました。
なんとか、月に7回から9回を確保してちょうど1年が過ぎました。

時間は、通常の半分ほど。
長くなると、飽きるのか「もうええわ」とストップがかかるので、片足15分から20分。
重点反射区は、泌尿器3点と前頭洞、膵臓に横隔膜位かな。

もともと10年前に初めて足揉みをした時は、足首から下はパンパンに腫れ上がって、感覚も鈍っていました。
壊疽した踵を切除するために入院中で、ベッドの上での施術から始まりました。

足揉みを続けていなかったら、今頃は足の切断になっていたでしょう。

パンパンの足もいつの間にか、腫れも引いてきれいになっていたのですが、糖尿病の数値が上がるに連れてまた腫れてきました。
前にも書いた通り、主治医の先生は年も年だから、もう積極的な治療はなしでこのまま様子を見ていきましょうということになっています。

で、1年間、週2回揉みを続けてきた結果、どうなったかといいますと、そのまま。
暴力的になることもなく、比較的穏やかに、住み慣れた家で「野放し」状態で過ごせています。

足の腫れは、少しましになりました。
前頭洞もパンパンだったのですが、わずかに凹むようになりました。

最後の最後に、正気に戻ることがあるかも知れないと、微かな期待を込めてこのまま週2回を続けていくつもりです。

先月から、自分で認知症だと言い張って「アリセプト」を飲んでいる81歳の女性を揉み始めました。
検査をしたら、脳の委縮がわずかに(多分年相応)見られるそうで、主治医の先生がまだイランとおっしゃるのに、強引にアリセプトをもらってきたそうです。

お一人暮らしだから、離れた子供さんに迷惑をかけたくないとの思いで自分で頑張ろうとされているのでしょうが、しばらくこの方の様子を見ていきたいと思います。

今年の1月、大腿骨骨折で手術をされて、毎日接骨院へ通院し、足揉みは今のところ週に1度です。
骨折からまだ1年過ぎていないので、まだまだ体は改善中でしょうし、毎週揉んだら、今より動きやすくなるはずです。

「息子が楽やろうと介護ベッドを入れてくれたんやけど、やっぱり布団がええわ~」と畳で寝るようになりました。
「それがいいです。地べたから起き上がるのに、一杯筋肉使うから、足腰強くなりますよ」

小学校の先生だったからか、明るくて元気で楽しい81歳です。
認知症なんかに、させへんで~。






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