中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

「120%の無理をしなさい」

2014-10-14 02:01:52 | Weblog
テレビを見ていたら、日本のシンクロナイズドスイミングのコーチに10年ぶりに井村さんが復帰してきたそうな。
ずーっと中国チームを率いてトップに押し上げたコーチが、今回日本のナショナルチームに帰ってきて、
選手に言った言葉がこれ。

「無理をしなさい。120%の無理をして練習しなさい」と。

10年ぶりに見た日本の選手は、体は固いし太い。全く、ずんだれているってこと。
5か月間猛特訓して、先日カナダであった世界選手権で銀メダルを取らせた。

選手は泣きながら練習したわけだけど、毎月、撮られる自分の体型の写真を見てどんどんシャープになっていくのを実感する。
勿論、骨がおれそうになる柔軟体操、厳しい筋トレ。
でも、井村コーチの言う通りにしていたら、できる。

どうやったらできるかを教える。
どう頑張ればよいのか、頑張り方を教える。

番組を見ていて、すごいコーチだと思いました。
スパルタ指導できっと日本から追い出されたんだな、この人。

結果が出せるから、選手は遣り甲斐、充実感、達成感を味わえる。

以前に、「緊急スイッチ」というのが人間にはあるんじゃないかと書きましたが、普通の状態では作動しないスイッチが限界を超えた時にパチン!と入るのではないか。

それを作動させる方法が、120%の無理じゃないかな。

てな話を足揉みの時に話してたら、その方が
「そういえば、昔、盲腸をこじらせて入院してた時、もう点滴だけで生きてるような状態で、起き上がることもできないくらいでした。
でも、こんなことで死んでたまるかと、起き上がって談話室まで行ってそこでクッキーをバリバリ食べたんです。(なぜか、食べれたらしい)
見回りの看護師さんが、そんな所にいるはずのない私を見つけてびっくりしてました。
それから、どんどん回復に向かっていったんです。」

もう一人、別の方は、
「高校時代、ソフトボール部にいたんですが、上手くバッティングができなくて、それこそ何度も何度も、よろよろになるくらい練習して、もう力尽きたと思った時、思った通りのバッティングができたことがありました。」

限界を超えた時、スイッチが入って、新たな力が出る。

またまた、昔の人が言ってる言葉に「火事場の糞力」。
人間、非常時には信じられないくらいの力が出ることを、昔の人はすでに知っていたんだな。

御嶽山から脱出してきた方々にリサーチしたら、この「火事場の糞力」が発動した人、何人もいたんじゃないかな。

「最後の最後まで絶対に諦めたらあかんで。もう、アカンって思ったとき、必ず助けが入るから。」
と言われたっけ。




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今を生きる。

2014-10-14 01:33:43 | Weblog
御嶽山が噴火してから、ずーっと考えていました。
何で、紅葉の一番きれいな、天気の良い土曜日の、お昼なのだ?と。

どうして、冬の平日の夜中とかじゃなかったのか。

一番沢山の人が山頂にいるその時に爆発したのは?

その前の月、8月には広島の土石流があって、人の命って分からないものだと思った。
言葉では、いつもそう思っているけど。。

今回の御嶽山では、老若男女、善人でも悪人でも明日の命はないものだと思って暮らせよと言われてる気がしました。
今日、朝目が覚めて「ありがとうございます。今日も目が覚めました。」
夜、「今日も無事に一日過ごすことができました。ありがとうございました。」

これを毎日繰り返しながら、1日1日を過ごしていくといつか長い人生になっているのだと。
毎日が完結した日であれ。

そんなことを思っていると、朝の連ドラで、鴨居商店の社長が
「今できることを先延ばしするのは嫌いじゃ!さっさとやれ!」
てな感じで、マッサンに怒鳴ってましたね。
今日できることは、今日やりましょ。

ご年配の足揉みをしていると、
「子供たちの世話にならないようにしたいわね~」とか、
「長生きしてボケたらどうしよ~」とか、
「あんまり長く生きたくないわ~」とかおっしゃる。

御嶽山を噴火させたお方が聞いたら、
「お前、長生きも何も、明日車にひかれて死ぬことになっとるから心配せんでええがな。」
とお返事されたりして。。。

「一寸先は、闇」
ホントに、昔の人は物事をよ~く分かってたんだな~。


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