中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

黄帝内経、ぼちぼち読もか。

2008-09-27 23:59:41 | Weblog
「黄帝内経」。副題に中国古代の養生奇書とあります。
漢方の基本古典医学書で、東洋医学の専門家にとってバイブルのようなものです。

札幌の院長に、機会があれば一度は読んでみなさいと言われた本ですが、原書は難しすぎたので、これは漫画本。

中国の黄帝(伝説上の帝王)と、師の岐伯との問答の形で東洋医学の思想、養生のことを語っています。

問答の最初が、「昔の人は、百歳を超えても衰えはしないと聞いたが、なぜ今時の人は五十歳ぐらいで皆衰えてしまうのだろうか?」と黄帝が問います。

岐伯が答えます。
「その時の人は、飲食に節度があり、寝起きは規則正しく、無理な力使いをしなかった。だから、心身ともに健やかで百年の寿命を全うすることができた。

今時の人は、酒を果汁のように飲み、過労を重ね、酔っては女を求め、一時の快楽のために、生きることの真の楽しみをすり減らす。だから、五十歳になると衰えてしまうのである」

「自然に調和して生きる」というのが、この本に一貫して述べられている考え方です。
春は、春の過ごし方、夏は夏の、秋と冬もそれぞれ過ごし方があって、養生の仕方が書かれています。

今の生活は、飲食はしたい放題、あげくにメタボの心配。「食べるものがなくなったら、メタボどころかねー。」と足揉みに来られた方と、そうだそうだと言い合っていました。

宇宙から見ると、夜中でも不夜城のごとく日本列島が輝いているそうな。
小さい子供たちでさえ、夜中まで活動している。「寝起きを規則正しく」も難しい話。

聖書にも、700歳になるまで、生きていたとか、100歳近くでも子供が生まれたとか書かれてあります。
おとぎ話のように読んで、まさか事実ではあるまいと思っていましたが、生活の仕方によっては、本当にあった話かもしれませんね。

「黄帝内経」また、ご紹介いたしますね。

今日の足揉み。
疲れると、お顔が埴輪のごとく無表情になってしまわれる50代女性。

ここ2ヶ月ほどは、2週間おきの施術なので、体調良好にお過ごしです。
「生徒から、先生元気やねーって言われるわ」そうでしょ、そうでしょ。

夏に種を播いてたビオラが発芽して、それをポットに植え替えるのに夕べは徹夜だったそうで、「背中と腰が冷えたわー」。
なるほど、胸椎の反射区はブチブチ言ってるし、腰椎は硬いです。
後、ずっと座っておられたせいか、膝の反射区も激痛。

それぞれを揉みほぐして、すっきり。
また、2週間先にお邪魔いたします。

午後は、坐骨神経痛がしつこい80代女性。
「もう1年経つのに、なんで改善の兆しもないんかなー」と、他の療術師に相談すると、
「痛いときに使いすぎるのも良くないで、歩くのもほどほどにせんと」というアドバイス。

それを今日お伝えすると、「私が悪いの、ついつい動いてしまうからね」と。
「ついつい動いてしまう」ほどなら、痛みも大丈夫なんか?
見てると、本当に痛そうなんですが。。。

「そうなんよ。皆が、痛いんでしょ?って聞いてくれるけど、そんなに痛そうに見える?」
痛いのか痛くないのか、よーわからなくなってきました。。。

「ホントに気持ちいいわー。」ということで、また来月お邪魔することになりました。

コメント (3)
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