いよいよ禁漁の月。最後の渓流だ!最近はもれなく弟子が付いてくる。弟子2年目。まだまだ、初心者の領域だ・・・・
入渓すぐに俺は1匹・・・増水で沢のコンディションは抜群。年に4・5度の蔵王では、数年に1度の好条件だった。
増水でポイントが増え・濁りは笹濁り・その原因の雨で樹上から餌の芋虫たちが落ちてくるので、魚の食い気は十分。
さらに言えば、増水した流心の流れは強いので、流心の脇のたるんだ深みには、魚が流されないよう集まっているのだ。
わし・・順調に4匹となって、必死に頑張る弟子と沢の写真。
俺に釣れていて、自分には釣れないのでかなり焦っていたらしいが、待望の1匹が弟子の竿に!
それがまぁ・・(生意気に)本日最大の大きさ・・ほとんど尺のイワナが釣れてしまって・・・まぁ釣り上げられたのは褒めておこう。
途中1時間ほど、当たりが遠のいた時間が有ったが、その前後4時間は、ある意味入れ食いだった。
増水で化けた、蔵王の沢恐るべしだった。
わしゃ、途中、お酒のつまみに「ミズのこぶ」採りタイム。こぶの付いた上物は、シカに食われていて、採りたかった量の3分の1だった。
昼飯は、自分の握った、たらこおにぎり。美味いったら美味い。
お山はすっかり初秋。萩の花は咲き、ヤマボウシの実は赤く熟す。
珍しい「ツチアケビ」があちらこちらに生えていた。ひと際鮮やかな赤い美は、こんな姿でもラン科の植物だ。
漢方薬で珍重されるようだが、鑑賞のみ。
結局22匹・・・・弟子は10匹と2桁に乗せた。まぁ・・2年目の進歩か?
3時納竿・・・ペンション「どんぐり」に4時前に戻り、いよいよさらに至福の時間がやってくる。
まずは、源泉かけ流しの風呂!汗を流し、疲れて硬直の足にマッサージ!
そして、泡盛タイム!TVなど見ながら・・・泡盛を流し込む。美味い・・・うまいぞ。
やがて、同行者もやってきて・・乾杯!
夕飯まであまり酔わないように気を付けつつ・・・・美味しい料理で、またまた泡盛・・
こうして、1日は暮れていったのだった・・・
今回は俺たち以外に、2組のお客さんだったなぁ・・・・