僕の音楽のほとんどは、この女性で出来ている。まさに源泉?
高校1年生の僕は、オリジナル・カーターファミリーのストレートな音楽と、メイベル・カーターが弾くギターに参ってしまったのだ。
そして、フォークやブルーグラスやカントリーなどと、触手を伸ばすのだが、そのルーツに、メイベルのギターがあることに気づかされたのだった・・・・
そのギター・・・・・フォークやらブルーグラスやら、皆マーチンだったりするのだが、メイベルのギターは違うのであった。
ギブソンL-5・・アーチトップのそのギターはブルースなんぞを弾く方々が愛用するのだが、メイベル、別けてもカーターサウンドならやっぱりこのギターだよな!
もう10年以上も前になるが、このL-5、出来れば、50年代までのビンテージと、東京の楽器店でさがし、2か所で見つけ弾かせてもらった。
が・・残念ながら、メーベルの音はしなかった。
そんな折、海坊主との5月の東京で、このギターを見つけた。
メイベルの物はポジションマークがドットで、こちらはブロックの違いはあるが、その時はかなり惹かれた。
「後で、弾かせてもらいにこようかな・・・」と、店を後にした。
「今時、この手、すぐには売れることは無いだろう」と・・・・
6月のある日・・・僕は、この店にやってきた。もちろん、あのL-5を弾くためにだ。
年代こそ同じだったが、値段が安くなって、しかも、ピックガードが外されていた。
僕は店員氏にそこらを尋ねた。
「今週、ディスカウントしてかなり安くしたんです。同じものです。」
値下げしたその週の平日・・・・この値段なら、土日で売約済みになるかもしれない。
僕は、早速弾かせてもらった。その音は、ギブソンの特徴である、あまり澄み切らず、じゃりじゃり感のある、メイベルの音に近いもんだった。
待ち遠しいぜ!
さて、聴いてみようかメイベルそして、メイベルのL-5!
クリックだぜ!
そして、本日の2つ目のミッション・・・・もう10年以上も張り替えてないオートハープの弦を張り替えてもらうべく、購入した店に行って、張替えを頼んだ。
「このケース!70年から80年初頭だねぇ・・」なんて、店主も懐かしがっていた。8月の本番に間に合わせたぜ!