館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

岡田京子さんコンサート・・・・天沼高義を歌う。

2019-05-24 05:02:24 | 音楽を思う


我が音楽の師匠(こころの師匠なのだ・・音楽は劣等生)・・・岡田京子さんのコンサートがあった。5月19日の昼の出来事だ。

嬉しいことに、伴奏の任を授かった・・・

緊張したぜ!!



群馬県桐生出身の「天沼高義さん」という筋ジスの方が残した100を超える詩に、岡田さんが曲をつけ音楽にした作品がメインに据えられたコンサートだった。

天沼さん・・・1966~1992・・・20数年という少ない時を生きた方だが、詩そして絵画を相当数残し、作品集などにもなっているようである。

岡田さんのコンサートは、「歌って聴かせる」スタイルではない。作品を中心に据えるが、それらから聞こえる様々な問いや心へ届く発信されたものを、お客さんも、岡田さんも、時には話を振られ自らも、語り、また語りのキャッチボールをするような時間が流れるのだった。

作らない自分の声で歌うこと・・・そして、歌いながら他の人の声を聴くことを誘導される。

それが壺に入った時には、自らが解き放たるる瞬間など味わうからすごいのである。

満席だった・・・すごいねぇ。




客席には、高等部の時の絵画を指導した(彼は天沼君からこそ学んだと言っていたが)先生や、生活の面倒を見た職員の方、身内の方などが参加していて、そのはなしを2部に持ってきたのだが、これがすごかった、まさに、天沼君の生きざまが語られ、歌が実態を持ち、みんなが歌える姿になったのだから驚いた次第だった。


音楽にしろ絵画にしろ、たとえ聴く人や鑑賞する人を意識しないで生み出されたとしても、やはり、人前で歌われて本望・・・生み出されたものが本懐を遂げるように思う。

化けたコンサートた。

天沼君が聴いていたらどうだったろうか?

締まった、いいコンサートたなぁ・・・岡田京子・・・まだまだ現役だわ。
コメント (2)
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