館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

丸木美術館・・「石川真生・大琉球写真絵巻」。

2018-03-11 04:49:08 | 生活雑感



秩父の山・・・その高篠峠あたりに一滴を求め、都幾川(ときがわ)が流れる。やがて、この川は越辺川(おっぺがわ)にそそぎ、その川も入間川にそそぎ、荒川となって東京湾に流れ着く。
その都幾川の堤防状の高台にこの美術館はある。
辺りは、のどかな、のどかな里山の風情だ。実にロケーションはよく、画家の心を癒したに違いない。



この美術館を訪れるのは3度目・・・・3度も来ているのに・・・の思いで、我の鈍感に情けなかった・・・細かい部分をまったく覚えていないのだ。



この記事・・・沖縄の写真家の石川真生さんを初めて知り、彼女の企画展をやっているってんで、やってきたわけだ。
もちろん丸木さんたちの作品も改めてみれるし・・・



原爆の図・・南京大虐殺の図・・アウシュビッツの図・・水俣の図・・代表的作品なが集まる。
1つ1つ見るのもしんどい作品だ。




差別に真正面から挑んだ人だった・・・な。




捕虜になっていた米兵が虐殺されたことも、恥ずかしながら、ここで知った。




「南京大虐殺」は無かったという、今の政府が悲しい・・・




「平和になった時、原子爆弾は、原子力発電所に化けました・・・・」

まったく、化けたんだよな・・・今も、毒を毎日流してるんだよ。「ただちに影響はない・・」と言っていた、枝野氏は今、どう思っているのだろうか?




丸木さんたちの作品をくまなく見て、本日のメイン!

大琉球写真絵巻だ!!



見ごたえ十分の写真が、大きく引き伸ばされ、物語のように絵巻になっている。
深い怒りが、どこかしこにユーモアを含んで映し出されている。

菅氏が沖縄を切り離している図。




沖縄で感じるあの思いが、ふつふつと、沸き上がる。

つらく・悲しく・やり場のない怒り・その表現の場所、抗議の場所でも、沖縄の人々は、ゆとりのようなユーモアがあるんだよな。
歌でも歌わなけりゃ、やってられない・・・そんな太さがあるんだよな・・・



彼女の写真展・・・機会があったらまた見たいものだ。年に何度かは沖縄な俺だ。網張っておくべ!!!



さゆりさんの自筆のお手紙・・・



美術館の庭も、弁当を広げられるようなスペースなどある。

ひっそりと、丸木位里さんの母親の言葉など刻まれた碑。

「ピカは人がおとさにゃおちてこん」

まさに・・・・


コメント
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