館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

2016・うりずんの沖縄旅・3日目(3月25日)。

2016-04-03 06:27:53 | 旅は続く


3日目のテーマは、南部泡盛蔵めぐりと「ウルトラマン50年・ウルトラマンを作った中心人物・・金城哲夫」を訪ねるである。ちなみに、彼の没後40年に当たるわけだ。



時間はたっぷりあったので、まず、小さな島を歩こうと、空港からほど近い「瀬長島」を散歩した。
ちなみに、この日は、いつもの個人タクシーのSさんをお願いしてあったので、ゆったりであった。
瀬長島・・・海岸線1,8キロの小さな島は、巨大なリゾートホテルが中心の島だ。戦後米軍の弾薬庫になるので、住民は移転を余儀なくされ、米軍によって本島からの連絡道路・橋がかけられ、橋は立派になって今日に至る。米軍は今は居ない。





島中央の丘の上に、美しいホテル・囲むように沢山のしゃれた店が並び・プールや温泉があるらしいが・・・こういうところも泊まってみようかな?と、後日調べたら、おひとり様の場合5万円を超す!!!まあ、一生泊まることはないだろう?今泊まってるホテルは3泊で2万円弱だぜ!

海は美しい・・・人工ビーチなどもある・・・



逃げもしない「イソヒヨドリ」は沖縄で良く見かけるトリだ。蛾を捕まえていまして・・・



沖縄はどこに行ってもこうした、拝所がある。多神教の島なのだ。




本島とを結ぶ橋の真ん中辺りに、空港の滑走路に導く誘導灯が並び、真上を通過する。ものすごく近いんだぜ!



さて、蔵めぐりは「まさひろ酒造」(糸満)「上原酒造」(糸満)「久米仙酒造」(那覇市・仲井真)を予定していた。
事前にタクシーのSさんが予約を入れておいてくれたが、上原酒造は見学を止めたらしい・・・

まず、まさひろに向かった。



もう6蔵目(昨年10月から)なので、製造工程は新鮮味は無いのだが、蔵ごとに、新しい面白い事実の発見があって楽しい。
そして、試飲は旨い!

一升の泡盛を作るのに、これだけの米が必要ってのは、新鮮だったなぁ。




戦前の蒸留器なども、驚き!これでは、不純物など入って、「臭い泡盛」になったわけだ・・・



個人のコレクションなど陳列していて、今は無き銘柄など、実に面白かった。




上原酒造がダメになったので、平和祈念館に向かった。
そして、訪ねたかった「健児の塔」にも行くことができた。当時最高学府であった女子なら「ひめゆり」そして男子の師範学校の慰霊碑がここである。



摩文仁の丘の反対側、南斜面あたり・・海岸線を巻くようにしばらく坂を進むと行きつく。



ひめゆりも、ここも、犠牲にならなければ、戦後の沖縄の復興に、大きく貢献したに違いないエリートたちだ。




平和祈念館は3度目だが、掲示物を詳しく読み始めたら「これはとても1時間で回れない」と改めて、今までどこを見ていたんだ!と、自分にあきれた次第。
ここは、弁当などもって、1日ここで過ごす・・そんな日程が必要と思った。今年の10月はこのテーマだな。



さて、糸満に戻り、道の駅で食事・・・「乾燥パパイヤ」など購入して、金城哲夫資料館に向かった。



ご実家は今料亭で栄え、哲夫氏が住んでいた離れが、私設資料館として解放されている(事前予約が必要)。弟さんが料亭は仕切っているらしい。
2度目なのだ・・・前回はその弟さんが案内してくれた。
写真は、哲夫氏の部屋・・この階段で、つまずき、頭を打って亡くなったという・・・37歳の若さだった・・その才能・・生きていたら、たくさんの創造があったに違いない。





彼の作品のシナリオとか、蔵書とか、ウルトラマン・ウルトラセブン関連のグッズが並んでいる。

ウルトラシリーズの沖縄は、結構評論されている。チブル星人(沖縄方言で「頭」を意味する)やジラース(沖縄方言で「次郎叔父さん」を意味する)など、沖縄県を想起させるキャラクターが登場することや、ウルトラマンの伝説怪獣ウーの雪んこに扱われている差別と迫害は沖縄出身の金城の沖縄と本土人との関係が指摘されている。
そして、「ノンマルトの使者」・・・およそ子供向けのウルトラセブン・・・そこに持ち込まれた難解な話であったのを、僕は視聴者(紅顔の少年であった)覚えている。金城の故郷・沖縄はアメリカ軍によるベトナムへの出撃基地として用いられるようになっていた。こうした現実が『ウルトラセブン』に影を落とすようになり、昭和43年、金城は異色の脚本『ノンマルトの使者』を書く。ヒーローが戦いに悩むこの作品には、金城自身の悩みが投影されているとも言われている。

故郷忘れがたく{、昭和44年、沖縄へと帰る。沖縄の伝統の大衆演劇・沖縄芝居の脚本を書くなど、故郷の誇るべき伝統に新たな命を吹き込もうと奮闘。そんな金城のもとへ、昭和50年夏から開催される「沖縄国際海洋博覧会」の式典の演出の依頼が舞い込む。金城は沖縄を世界へと伝えるチャンスととらえる。見事な演出を実現した金城だが、一方では地元から「本土の回し者」と非難された。沖縄のためという名目で開催されたイベントは結果的に経済や環境の面においてデメリットをも発生させていたのだ。こうしたことが金城の心に大きな傷を与え、酒におぼれるきっかけとなった。}
(以上・https://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/57.htmlから転載)

今も時々、マン、セブンそしてQと、DVDを揃え、時々観ている、我が親子であった・・・・・・



さて、最後の日程「久米仙酒造」にやってきた。過去の蔵めぐりで、最高にスリリングで、充実の蔵であった。
泡盛好きは1度は訪ねるべき蔵だ!(要・予約)



工場の天井は「蔵付き麹」の胞子が付き、黒い!



蒸米に黒麹を混ぜ、米麹を作る・・・黒麹自体は黒くない・・麹の出す胞子が黒いなど、新発見。



やがて、酵母を混ぜ、加水してアルコール発酵させる・・・写真はあと2日で蒸留するもろみ。
呑ましてもらったが、旨い!!




こちらの泡盛マイスター!!工場の品質管理・開発主任の中村氏が素晴らしかった!!!

質問には見事に的確に答え、泡盛の魅力や、開発の想いなど熱く語ってくれ、くまなく案内してくれるのだ!!

試飲のどれも、美味かったなぁ・・・・



こうして、3日目の見学は終わった。

ホテルに戻り、いつもの温泉につかる。さすが2日ホテルのシャワーだけだと、温泉に行きたくなるぜ!



湯上りに、ホテル近くのマッサージ!!

初めての店だったが、ゆったりしていて、上手だった・・・・・足つぼマッサージな!

本日終了。

夜の部?この日の夜の部は、特別編なのだ。

コメント (2)
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