館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

「ヒューマン・ファーマーズと仲間たちのピースライブ」・・観戦記。

2015-12-02 05:20:32 | 音楽を思う
結城市南部中央コミュティセンター・・・懐かしい場所だ。

昨年笠木透さんと、最後に一緒にステージに立った場所・・・・・・

向かう道すがら、控室で彼と話したこと、特攻花の節回しにつけられた注文・・・最後の気力で立っているような、意志の塊の姿と、迫力など、思い出しては、消えてと、反芻している僕が居た。

まさに、笠木さんに引き合わされた、アマチュアの仲間・・・その「百姓フォーク・ヒューマン・ファーマーズ」が主催するコンサートだったのだ。

そして、同じようにロストが引合され、以降、交友が少しずつ増えて、すっかり仲間?のようになった「いわき雑魚塾」が出演するってんで、楽しみだったのだ。

そう・・事前に知らされた出演者で、ヒューマン・雑魚・そして、沖縄出身のシンガーソングライタの玉城まさゆきさんと言う方など、ちょっと気になって向かったさ。




文化祭と名打っているだけあって、地域密着の出演者も、面白かった。
自分たちの歌う場は、自分たちで作る・・・・これは、とても大事で、出来あいの行政などが作る取組と違って、豊かだ。

こちら、オープニングの大正琴のおばぁ達(おじいも1人)。老獪にボケて、笑えたのだった。



地元の方だろうか?沖縄、の、1つの文化圏である先島・・その石垣島など八重山に勤務し、そこから八重山民謡をすっかりライフワークにしたお二人の演奏が続く・・・・
デンサー節や目出度節など、披露してくれた。八重山の島歌は、やはり本島と違う響きがあり、テーマも違う。本島の尚王朝から支配されたことを見ないと、歌詞が分からないのだった・・・・



こちらは、ファーマーズの北島さん達の「歌声喫茶」の面々・・・・・お客さんが皆歌っていました。



2部のオープニングは「いわき雑魚塾」精鋭の6人(と、本人たちは言っておりました)。ケンちゃんは、元気であった。
福島で原発を歌う。それは、誰を持ってきても適わない、彼らの凄みだ。他を凌駕する。
「望郷」という歌が、すごかったねぇ・・・彼らのステージの間、涙が出るのを押さえるのに必死であった。

上手になった、いったいあの「どこに出しても恥ずかしい」雑魚は、どこへ行ってしまったのだろう?

歌が、まっすぐだ。楽器も良い。コーラスのアンサンブルも素敵だった。

かなり、刺激を戴いた。同行のロストベーベーも同じような感想を抱いたらしい・・・
うかうか出来んぞ・・ロスト。


やっぱり、アマチュアはライブで鍛えられるねぇ・・・




玉城まさゆきさん・・・・1964年、コザに生まれ育った、シンガーソングライターだ。プロである。
初めて聴く方であったが、お見事であった。
沖縄を歌うが、そのメッセージ・・押し付けない分、突き抜けるように伝わるものがあった。
伴奏のフルート氏も秀逸。



いよいよ、主催者「ヒューマンファーマーズ」登場。

ホームグラウンド・・・この地で、豊かにフォークを歌ってきたか・・・
ジャンルこそ違えど、音楽の仲間達とともに、この時代こそ「平和」を冠して、コンサート。
これが、アマチュアの醍醐味で、笠木さんの言う「バラバラで一緒」の全国の細胞の揺るぎ無い1つだよ。

ステージは、ストレートな持ち味を遺憾なく発揮!

実は、かねがね思っていたことがある・・・・

「このメンバー、楽器が上手な方々がいるのに、生かして無いなぁ・・・」と。

そして、今回・・・リードの弾ける、バンジョーもギターも、しっかりアレンジされていて、表に出てきた。
いいんじゃないかなぁ・・・これだよなぁ・・・と、思った次第(客は、勝手に語るのだ)。

幅が出てきたよ。



贅沢なコンサートであった。

館林から1時間もかからない、この場所は良い。

いつか、ヒューマンや雑魚塾と、わがロストやウッドランドと、コンサートをしたいものだと思った次第。

来年辺り、企画すっかなぁ・・・・
コメント (2)
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