館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

愛・愛国心。

2006-07-01 06:49:05 | 時事言いたい放題
題名はいかついのだ。
今、僕は「愛」或いは「愛国心」について考えている。

きっかけは26日の朝日新聞の、僕の大好きな、天野祐吉氏のコラム「CM天気図」である。
どうしたら、こんなテンポ・心の弦にふれる内容の文が編めるのか、毎回楽しみなのだ。天野さんのブログもついでに紹介なのだ。

今回のCM天気図の題名は「愛を広告する」である。

さて、内容抜粋。

黒柳徹子さんやアンジェリーナ ジョリー(ブラッド ピットの奥様)さんのユニセフや国連難民高等弁務官事務所の親善大使としての活動やその「ニュース」について紹介が、つかみ。
ジョリーさんなど、「難民の子」を養子にしている話など、展開。

以下・終盤のお話であるが、素敵なので、全文紹介したい。

「人気のある著名人や大スターが呼びかけるこのテのアピールのCM的効果は、なんといっても大きいものがある。訴える人が有名人であるかどうかは、リクツから言えばどうでもいいことなのだが、実際にはけっして、どうでもいいことではない。テレビというのは、よくも悪くも。そういうメディアなのだ。というわけで、ぼくはこういうものもまた、公共CM、あるいは意見CMの一種とみている。思えば20世紀という世紀は、国際レベルの繁栄を生み出したが、同時に地球レベルの貧困をつくり出してしまった。これまでせっせと繁栄の手助けをしてきたCMは、これからは貧困退治の手助けにも、本気で協力していかなければならないだろう。
それにしても、難民の子を養子に迎えるようなことを、この国ももっと考えていいような気がする。もちろん、人それぞれに事情もあるだろうし、安易な同情だけでできることではない。が、カネカネカネで動いているこの国にいまいちばん足りないのは、そういうやさしい気持ちじゃないのカネ。

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球速150キロのストレートである。確かに、返しの愛を望まない、無償な姿の黒柳さんは天晴れ!といつも、頭が下がっている僕だ。

「この国に必要なもの」の天野さんの問いで、僕は考えた。

金利0を推し進めた「時の人」は自分だけ「年利30パーセント」で「金の人」だった。

「教育基本法」も「愛国心」など入れて、美しい「神代の国」の教育理念になんて、本気で考えている「政治家」が足元に「軍靴」を履いてのたもうている。

尊敬出来ない「大人」がウジャウジャいて、未だに「人より勉強して、いい大学に!」なんて言っているから、子供に見透かされている。で、犯罪にまで追い込む。
その「大人は」過労死など話題になったり、お金がないと「医者にも行けない」保険・医療の改悪を、「福祉が売り」なんていっていた某政党を与党に抱き込んで、行っている。
今ある「国」が愛せる状態どころか、「額に汗せず」マネーゲームの勝ち組が持て囃されたりして、国の将来に夢など無いと、子供が思ってしまう日本じゃないか?

人に・隣人にやさしい国。
未来に「自分の夢」が持てる国。
ついでに、「軍隊を持たない国」を作ることに、政治家達は汗を流せってんだ!

そうすりゃ、黙ってたって、愛国心なんて、生まれるってもんだ!

日本の、「ワールドカップ」が終了した。
少し前まで、日の丸飾って、愛国心に浸っていたが、「マスコミの放送時間に合わせて、選手に過酷な時間」で試合をしいた事実や、敗軍の将を「こきおろす」毎日の記事で、かなり「愛国心」がさめてゆくだろう・・・・

今度の愛国心はオリンピックか?

こい・なら川に泳いでいるが、あい・は慈しまれて、生まれるってもんじゃないの!

天野氏の記事で、幻想が続く僕である。

コメント (10)
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