館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

「CONTINUATION」・原田俊太郎 今月お勧めCDその1。

2006-03-04 01:07:11 | お勧めCD/LPなど


ジミー原田・原田イサム・そしてJAZZドラマー3代目原田俊太郎(「太鼓叩き」氏)の2005年・新譜である。このCD、1曲目ですでに右ストレートが飛んでくる。そして3曲目辺りで、貴方はメロメロになっているはずである。

ここだけの話だが「Fly Me To The Moon」という曲が、僕は大好きである。そのテイクはとなると、ローランド ハナのトリオ演奏(dsはルイス ナッシュが務めている)が僕のお気に入りである。ちょっとシングルモルト・・そうだな「グレンキンチー」辺りを飲みながら「ちょっと今、上手くいってない貴方と」を思って、クレセントな月を眺める状況である。
 このCD1曲目「君住む街角」はこのハナさんトリオのテーストであります。何度も聴いて、酒がふえましたねえ。

 2曲目「竹田の子守唄」は小学生の無伴奏の歌から入って、太鼓叩き氏のドラムのつかみでアップテンポな展開を見せます。この展開、秋吉敏子氏が「ミナマタ」で娘のミチルさんをボーカルに使い「アッと言わせた」やつが、蘇りましたね。ここでのトロンボーン(池田雅明氏)の深みのあるメロとピアノ(あびる竜太氏)のアドリブは圧巻です。

 3曲目「月光値千金」・僕のジミー原田氏(太鼓叩き氏のおじいさま)の印象は「ダイナミックな」ドラムであり、時々乗って来ると「ヤー」などと声付きでのドラムであります。(それ程は沢山聴いていませんが)この曲での太鼓叩き氏のドラムソロで見せる太鼓はジミー氏を彷彿とさせましたね。

 さて、11曲にこんな「与太コメント」を綴ると、ご批判多し!

スタンダードからラテン、フュージョンそして歌物、構成もソロから10人を越える編成と多彩。
飽きが来ない・必ず「貴方のお気に入りの1曲」にめぐり合う・そして「楽しめる」アルバムと確信する。「JAZZって難しい」なんて貴方!いいのにめぐりあってないのです。(確かに難しいのはあるが)

僕のドラム薀蓄は、シンバルが「チンチン」と聞こえるのはダメ!そして「チュインチュイン」と聞こえる方はいい!である。この「太鼓叩き」氏、あるときは「シャドー ウイルソン」ばりに、しっかりサポートするかと思えば、又別の曲では「グラディー テイト」の様に、JAZZからホップスまでサポートする器用さを兼ね備えていらっしゃいます。そして「チュインチュイン」とシンバルが鳴っております。ハイハットのキレも申し分なし。こりゃー「ライブ」体験だな。



PS・「Jazz Silver Moon Light」で渡辺明日香さんがボーカルをとります。
   月あかりは青く、テラスにそそぐ・・・・・
   遠くに、せせらぎの音が聞こえて・・・・・
そんなシチュエーションで僕のために、そばで、歌って欲しいなあ。

2005年10月・What’s New Records WNCJ―2157 ★★★★☆でしょうか?
コメント (22)
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