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手抜き料理・厳寒対策

2022年12月24日 08時49分31秒 | 手抜き料理
メリークリスマス!

雪は大丈夫でしたか?

被害のあった方にお見舞い申し上げます。

異様に寒い今日この頃、せめて温かい料理でもお目にかけたいと思います。



さて21日の水曜日は、同級生ユリちゃんの実家のお寺で恒例のお寺料理をした。

11月は選挙で断ったので、久しぶり。

これぐらいのペースだと、苦にならない。


この日は、お寺の大掃除。

少ないとはいえ、檀家さんがチラホラ来る。

ユリちゃんたち家族だけのために作って、利用されてる感を味わうよりも

檀家さんに食べてもらう方がやる気が出る。


この日、モンちゃんは仕事で欠席なのでマミちゃんと二人だ。

我々は今回、すごく考えた。

だって、お寺は寒い。

何を作っても冷え冷えになってしまい、努力が報われないので

メインはとにかく温まる料理を作ろうということになった。


温まるといえば、鍋かホットプレートを使う料理。

これらは準備が簡単だ。

私は去年の寒い日に、お寺でマミちゃんが作ってくれたチーズダッカルビをリクエストした。

豆板醤とチーズの組み合わせは高齢の檀家さんに不評だったけど、かまうもんか。

チーズダッカルビの得意なマミちゃんは、快く引き受けてくれた。


メインが決まれば、あとはどうにでもなる。

副菜は、各自がテキトーに作って行くことになった。

家で作って行くしかないのだ。

大掃除の時は、雑巾がけに台所の湯沸かし器を使うため

檀家さんが頻繁に湯を汲みに来る。

台所しか、湯は出ないからだ。

旧式の湯沸かし器は湯の出る量が少なく、流しにバケツを置いて

チョロチョロと湯を貯めるしかない。

水場を長時間占領されるので、料理が進まないのである。



この日は合計10人。

いつもの兄貴は欠席だ。

ユリちゃん夫婦と兄嫁さん、そして5人の檀家さんに我々2人の料理番というメンバー。


《マミちゃん作・チーズダッカルビ》


前日からトウバンジャン、コチジャン、醤油に漬け込んだ鶏モモ肉に

キャベツ、タマネギ、レンジで柔らかくしたサツマ芋を足し

フライパンであらかじめ軽く炒めてからホットプレートに移して

溶けるチーズをごっそりかけたら出来上がり。

唐辛子の辛さと芋の甘さが絶妙で、とても美味しい。

部屋の空気も身体も温まる、冬に最適な一品。


材料はあらかじめ炒めなくてもできるが、生からのスタートだと焼けるまでに時間がかかる。

人手不足のため、マミちゃんはホットプレートに張り付いていられない。

そこで彼女は先に食材に火を通しておき、会食の直前にホットプレートに移すという

苦肉の策を編み出したのだった。




《マミちゃん作・ミネストローネ》


ジャガイモ、人参、セロリ、キャベツ、缶詰の大豆などの野菜を

トマトの缶詰とコンソメスープの素で煮たものを持ち込み

現地で温めて仕上げに黒コショウ。




《マミちゃん作・ギンナンのおこわ》


拾ったギンナンがたくさんあったそうで、人参や干し椎茸と一緒に

もち米と白米を半々の割合にして炊いてあった。




《マミちゃん作・レンコンと水菜のサラダ》


薄切りにしてオリーブオイルで炒めたレンコンと

生の水菜、プチトマト、ちりめんじゃこ、塩もみしたキュウリを持参して

食べる直前にピエトロドレッシングで和えたもの。

レンコンがいい仕事をしている。



《マミちゃん作・かぼちゃコロッケ》


マミちゃんは最近、余ったかぼちゃの煮物を

そのままコロッケにすることにハマっている

この日はわざわざかぼちゃの煮物を作り、それを丸いコロッケに成型して持参。

お寺で揚げた。

数が無かったので私は食べなかったが、柔らかくて美味しいと好評だった。


ここまでで、どれほどの野菜を使っていることか。

マミちゃんは野菜料理の天才だと、いつも感心する。




《みりこん作・ヒラメのカルパッチョ》


前日に60センチほどのヒラメをもらったので、大半は家で刺身と煮付けにして食し

義姉にも分け与えてから残りの4分の1を持って行った。

ヒラメと聞いて皆の目の色は変わり、争奪戦になった。


作り方は簡単。

薄造りにして皿に並べたらドレッシングをぶっかけ、何か飾ったら出来上がり。

今回の飾りものはプチトマト、カイワレ、ブラックオリーブ、レモン、パセリ。

ブラックオリーブのスライスは、袋に入った小さな物が200円程度で市販されている。

黒が入ると料理が締まるので、洋風の料理によく使う。


ドレッシングは、醤油系のセパレートタイプなら何でも大丈夫。

この日はマミちゃんがサラダにピエトロドレッシングを使ったので

カルパッチョにはイタリアンドレッシングをかけた。




《みりこん作・辛子明太子の卵焼き》


食卓には出さず、持ち帰り専用。

持ち帰りの土産を受け持つと、マミちゃんは安心して会食用の料理が作れるからだ。


味付けは、市販されている液体だし巻き卵の素を使用。

手抜きもいいところだが、卵20個分を作ったので大目に見てもらおう。

辛子明太子をスプーンでしごいて中身を出しておき

卵焼きの最初の1枚にスプーンで並べて巻き込む。

卵焼きのほのかな甘さと、ピリ辛の辛子明太子がマッチして美味しい。




《みりこん作・いつもの鮎の甘露煮》


これも持ち帰り専用。

冷凍した鮎がたくさんあったので、冷凍庫の整理を兼ねた。

圧力鍋で煮たり冷ましたりを繰り返すため、2日かかるが、手間はどうってことない。




《みりこん作・ぜんざい》


これはデザートに出した。

前日に煮て冷まし、ジプロックに入れて持参。

餅みたいなのは、ソーセージ状で市販されている白玉。

適当な長さに切って熱湯でサッと茹で、ザルにあけたら餅もどきになる。


久しぶりということでマミちゃんが張り切ってくれたので、楽なお寺料理だった。
コメント (4)
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