殿は今夜もご乱心

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手抜き料理・サラダ

2019年10月04日 07時48分18秒 | 手抜き料理
私の作るサラダは、たいていの人がおいしいと言う。


私も自分の作るサラダはおいしいと思っている。


おほほ。



なぜおいしいか。


ドレッシングに秘密がある。


私が卑怯者だということを思い出してもらいたい。


卑怯者は、サラダドレッシングではなく


醤油ベースのステーキソースを使う。


もちろん、そこらへんのスーパーに売ってるやつ。



男や年寄りが生野菜のサラダを好まないのは


バリバリした食感もだけど、ドレッシングの酸味も原因。


市販のドレッシングをあれこれ揃えて日替わりにしたり


自分でこだわりのオリジナルを作ったって、不人気は不人気。



そこでステーキソース。


酸味が自己主張しないので、抵抗なく食べられるみたい。


しかも少量でたくさんの野菜が食べられる。


これで誰でもサラダ名人さ。




『千切りレタス』


野菜サラダにはレタスの登場が多いと思うが


このレタス、私は包丁で千切りにする主義。



レタスって、手でちぎるのがポピュラーだと思う。


昔の料理本には、ことごとく書いてあった。


「レタスは必ず手でちぎること」


包丁を使うと繊維が寸断されて


歯ざわりや栄養が台無しになるだの


包丁の金属とレタスは相性が悪いだのと理由が並べたてられ


手ちぎり組合からワイロでも受け取っているかのように


レタスの手ちぎりを推奨していたものだ。


そりゃもう、包丁なんか使ったらぶっ飛ばす!くらいの勢い。



しかし以前勤めていた病院の厨房じゃ、レタスは全部千切り。


細く切ったレタスを水にさらしてアクを抜いたら、水気をきって出す。


こうすると口当たりが優しくなって、老人でも食べやすくなる。


千切りレタスにドレッシングをかけると


塩分でカサが減り、摂取量も増える。


食べやすいのは老人ばかりでなく、若い者も同じ。


だからうちでも、千切りレタスを採用するようになった。




『焼きサラダ』


家族に野菜をたくさん食べさせたい‥


主婦なら誰でも思う。


そこで焼きサラダ。


加熱によってカサが減るため、たくさん食べられる。



①白菜の細切り、またはキャベツの細切り


パプリカ、ピーマンの細切り、もやし、小松菜を


好みの油でサッと炒める


②野菜が少し柔らかくなってきたら塩こしょうをふりかけ


フライパンの鍋肌に小さじ1杯のザラメ糖を投入


④ザラメ糖を少し焦がすつもりでさらに炒め


仕上げに焼肉のタレをかけて一煮立ち


以上。



読んでおわかりのように、この料理のキモは


ザラメ糖と焼肉のタレの組み合わせである。


焼肉のタレは市販されている、ごく普通の物。


これに糖分をプラスして加熱すると


タレの戦闘的なトゲトゲしさが消えて


コクのある和風寄りの味に変わる。


ザラメ糖が無ければ、砂糖でもいい。



こんな時はつい欲が出て、玉ねぎやキノコを入れたくなるものだが


これらは水分が多い。


すでに白菜またはキャベツ、もやしなど


水分の出やすい野菜を使っているので


玉ねぎやキノコまで入れたら


ジャブジャブのダシに浸かったボヤけた味の煮物‥


という結果になりやすいため、避けた方が賢明。




『ドレッシングがメインの温サラダ』


①キャベツは幅1センチほどの太めの千切りにして軽く茹で


水で熱を取って絞っておく


②ブロッコリー、またはカリフラワーを茹でておく


③茹で卵を半分に切っておく


④人参半分、玉ねぎ3センチ角を


フードプロセッサーでガーした後、水分を軽く切っておく


⑤水分を切った人参と玉ねぎに


人参と同量のマヨネーズ、薄口しょうゆ少々


塩こしょうを加え、再びフードプロセッサーでガー


⑥茹で卵、茹でキャベツ、茹でブロッコリーを並べた小鉢に


⑤のドレッシングをかける


以上。



これは病院のメニュー。


手抜き料理とは言えないが


ドレッシングの淡いオレンジ色が美しいので


食卓が華やいで喜ばれる一品。


温野菜はさやえんどう、インゲンなどの豆類でもおいしい。


温野菜だけでなく、キュウリやトマトを添えると一層おいしい。



余ったヨーグルトがあれば


処理とカロリーダウンの目的で


「ガー」する時に少し加えてもいい。


ヨーグルトの分量だけ、マヨネーズを減らすことができる。


しかし経験上、加糖ヨーグルトはくどくなるので


よした方がいい。



フードプロセッサーが無い場合


あるいは面倒なので使いたくない場合は


人参と玉ねぎをおろし金ですりおろして


マヨネーズと混ぜるといい。


舌触りの点ではプロセッサーより劣るが


そこそこ似たようなものができる。
コメント (2)
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