めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

果たして、国民を守れるのか

2017-04-11 15:10:19 | 日本人

桜の花が雨に濡れて、降りしきる雨の中を恨めし気に空を見上げる
数名の観光客が歩いているものの、残念ながら、見頃のピークは
過ぎてしまった様です。
蕾が咲き始めた頃の高揚感、川面に美しく咲き誇るピンクの振袖、
多くの人々が満面の笑みで楽し気に歩いていたのが夢の様です。
ともあれ、今年も、春の大イベントが無事終わった様で、
静かになった遊歩道に、幾つもの蕾を膨らませているツツジの株が
次の季節を予想させます。

しかしながら、現在日本が置かれている状態は、こんな平和な
のんびりとしたものでは有りません。
言わば、開戦前夜と言ってもいいのです。
少し大げさと思われるかもしれませんが、戦争は、こういった
幸せな日々に突然始まるのです。
敵対する両者が、今や、ボタンに手を掛けていると言っても過言でなく
周辺国との微妙なバランスで事に至っていない状態に過ぎません。

出来るだけ国民をパニックに陥れない様に、情報操作を行い
何とか事を納めようとしていうるのでしょうが、我が国の力で
どうにかなるものではなく、良くも悪くも、他力本願であることが
一番の問題です。
確かに、実際、日本が割り込んで行った所で、現状では、何の効果も無く
更には、周辺国も、それ程日本を重要視はしていません。
事が起こっても起こらなくても、日本は、アメリカの言い成りになる事は
解っている事から、日本の存在価値は低いと言えるのです。

しかしながら、火の粉が降りかからないとは限らないのです。
可能性が全く無いのなら、単に、対岸の火事の様に眺めていても良いのですが、
もし、事態が急変し、日本国民や日本国土に惨禍が降りかかるとなったら、
その時、現政府は、どの様に対処するつもりなのでしょうか。
またもや、想定外と言って逃げ回るのでしょうか。

近年、日本国土を襲う幾つもの大地震に対し、極めて楽観的な態度であった
日本政府は、東日本大震災が起こると、その規模と被害の大きさに、
なす術もなく、ただ、復興事業に専念するだけでした。
しかも、もともと、それ程危機感を抱いていなかった事も有って、
被災者達に対する配慮が足らず、自己満足的な対応を行い続け
いまだ、多くの方々を傷つけたままと成っています。

お隣の韓国では、北朝鮮と隣接している事から、常に戦争を意識し
南北が分裂した時から現代にいたるまで、国民を守るために
様々な訓練を、国家規模で行っています。
突然、侵略を受けたり、ミサイルが飛んで来たりした時、様々な
シチュエーションを想定して、如何に国民を守って行くかの議論が
年中行われ、子供達も、非常事態でどの様に身を守るかを知っています。

日本は、これまで、北の脅威を直接感ずる事が無かった事も有って、
戦争が起こるとは考えてもみなかったのですが、事態は急変しています。
今や、すぐにでも、ミサイルが日本本土に着弾する可能性が高いのです。
しかも、核弾頭を装着した、国家の存亡にかかわるほどの威力です。
遠い国からと思いきや、地図を見れば、日本海の対岸であり、
ボタンを押せば、日本の都市は10分弱で火の海と成ってしまうのです。

日本には、軍隊は有りません。
しかし、優秀な自衛隊が守ってくれる、更には、バックから条約に則って
アメリカ軍が守ってくれるから大丈夫、とそんなのんきな事を思っていたら
とんでもない犠牲を払ってしまうかもしれないのです。

かつて、日本が太平洋戦争を始めた時、大人と子供の様な軍事力の差であり

国内事情も非常に悪かったにも関わらず、暴走した軍は、ハワイの真珠湾に
奇襲を掛けました。
この時、軍事力の差から、アメリカは、簡単に抑えられると思っていた
日本軍は、あっと言う間に南太平洋から東南アジアに広く進出しました。

圧倒的な軍事力の差は、数年後、日本を侵略地から追い出す事になるのですが

この時、日本軍だけでなくアメリカ軍も、想定外の多くの戦死者を出したのです。
しかも、終戦まじかには、日本中の街が空爆でさらされ、民間人を含め
多くの国民が犠牲になったのです。

追い詰められた北の軍隊が、かつての日本の様に、突然、ミサイルを放たない

と誰が言えるでしょう。
それを迎撃するから大丈夫と、想定していても、想定外は起こるのです。
戦いとなった時、当然、かつての日本の様に、大国の力にねじ伏せられ
時の政権は崩壊すると思われますが、この時、日本国土の街が、何処も
無傷で、日本国民に犠牲者が出ないと誰が言えるでしょう。

地震の時の備えに及び腰であった日本政府が、東日本大震災で、ようやく

重い腰を上げたものの、被災者たちを満足させる復興事業とはならず、
今後さらに多くの問題を残している事に、どれだけ反省をしているのでしょう。
想定外を並べれば、言い訳になると思っている政治家が多すぎます。

もし、戦争になって、ミサイルが日本に到達した時、例えそれが如何悲惨で

公表すべきことではないかも知れませんが、国民は知る権利が有り、国家は
国民の命を守る義務が有るのです。
地震の想定は出来ても、戦争の想定はしないと言うのは、本当に国民の
生活や命を守ろうとしているのか疑わしくなります。

日本人に危機感をあおらない方が、パニックにならないで良いと思って

内輪で想定しているのかもしれませんが、有事に如何に国民を守り
犠牲者を一人でも少なくする対策を国民に示していなければ、本当に
国民の幸せを願っている政府とは言い難いのです。

戦争は無いにこした事は有りません。

しかし、今の韓国人民と日本人の戦争に対する心構えは天地の差と言えます。
もし、国民が想定していない時、日本の空にミサイルが飛んできた時、
一体だれが守り、助けてくれるのでしょう。
平和だと思っている日本国内に、ミサイルが着弾した時、
これこそ、日本人にとって一番の不幸であり地獄であるのです。
その時、またもや、想定外と言える勇気があるのか、リーダー達の
気持ちを確かめたいものです。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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