めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

素敵な老人達

2014-04-15 13:23:03 | 日本人

昨日、仕事から帰って久し振りにビールに酔いしれました。
最近は外に飲みに出る事も無く、寝酒の一杯としてグラスを傾け
いつの間にか眠ってしまいます。

毎度妻に叱られて、寝室に行く事を促されるのですが、昨日はぐだぐだと
横になったままトドの様に動かず、挙句の果ては、少し気温が下がってきた頃
灯が煌々と照らすリビングで目が覚めました。

時計を見るとまだ五時過ぎ、妻が毛布を掛けてくれたみたいで、床の硬さに
首回りが痛くて立ち上がるのもやっと、10分ほどしてトイレに立ちました。
いつもながらお酒が入ると朝目が早く覚めます。
寝室に行って寝ようとしますが、二度寝がなかなか出来ません。
仕方なく起きる事となりました。

お酒を飲んで目覚めると、無性に水分が欲しくなるものです。
窓の外を見ると、もうすでに明るくなっていて、天気も良さそうです。
スリッパを引っ掛けて、近くの自動販売機に向かいます。

目黒川の畔にあり、清涼飲料水を片手にベンチで佇んでいると、
桜並木の奥の方から、三人連れの老人が袋を片手に歩いてきます。
近くまでやって来ると、以前見かけた方々です。

数年前まで毎朝ウォーキングに出かける時、日の出近くに歩くと
出会う三人連れです。以前に増して少し年を取られた様に見受けられます。
御1人ほ女性で両手に山登りのストックを持っています。
お二人は大きなゴミ袋と金バサミを片手に遊歩道を右へ左へと小まめに歩きます。
私は、時たま早く起きた時にお会いしていて、当時も同じ格好の様でした。

私の住んでいる地域の目黒河畔は殆どゴミが落ちていません。
いつも綺麗に掃除されていて、当たり前の様に思っていましたが、
この様な方々の努力があってこそと、改めて感謝の気持ちが沸いてきました。
私がウォーキングを辞めた後もずっと歩きながらゴミを拾われていたのでしょう。
本当に頭が下がる思いです。

朝日が昇るのを確認してから、寝起きの見苦しい姿の私は飲み干した
ペットボトルを片手に帰宅しました。
帰るとまだ妻は夢の中、またもやリビングのねぐらに横になると
またもやトドの就寝となりました。



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