めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

春はそこまで、桜と富士と、インコ!?

2016-02-11 11:40:39 | ウォーキング

昨日は、久々に家族全員で娘の誕生日を家族で祝った後、
そのまま、リビングで眠ってしまいました。
と言うのも、娘が私の布団で寝てしまったので、仕方なくと言うより
いつもの事ながら、テレビを見ながらそのまま朝を迎えました。
多少寝心地が悪い事も有って、まだ朝日が上がる前に目が覚めました。
寝室を覗くと、妻と娘がぐっすりと眠っています。

リビングで物音を立てれば二人の目が覚めてしまいそうなので、
そっと準備して、早起きした時は目黒河畔をウォーキングします。
最近、寒さもあって、中々思い切って起きられません。
しかし、今朝は、何とか冷たい朝の空気の中に飛び出る事が出来ました。

歩き出すと、ちょうど背後から暖かい朝日が感じられます。

いつもの様に、目黒川を上流に向かってゆっくりと歩き始めます。
早朝とは言え、早出のサラリーマンの方々が、足早に駅に向かて
歩いています。
河畔を下って来る風は、川面で冷やされ一層冷たく顔に当って来ます。
しかしながら、10分も歩くと、身体中が暖かくなり、そんな冬の風も気持ちよく
首筋からキリッと気持を引き締めてくれます。

目黒川周辺の自然を楽しみながら北上すると、川の上を次々に列車が

走り抜けて行きます。ちょうど駅から渋谷方面に掛る橋の上を、一杯に
乗客を乗せた東横線が横切ります。
毎日満員電車に揺られて出勤するサラリーマンの方が、列車の窓に
へばり付く様に外を伺っています。
サラリーマンの経験の無い私にとって、ギュウギュウに押し込められて
連日会社に通う方々の忍耐力に頭が下がります。

しばらく歩くと、中継地点の代官山にある西郷山公園に到着です。

ここは、東京から富士山が美しく見えるポイントとして有名で、
西郷隆盛の兄弟が作った別荘後を公園としたものです。
代官山の小高い丘の上にあり、真下に中目黒の街が続き、
遠く丹沢山系の上に真っ白に雪を被った富士山がとても綺麗です。

しかしながら、近年、次々に高いビルが建ち並び、最近では、

ビルの隙間からどうにか見える様な状態です。
とは言え、目を凝らし、遠く見える富士山を見つけるととても安心します。
私達日本人の心には、やはり、富士山は特別な思いとして有るのです。

また、公園の一角は様々な植物が植えられていて、春夏秋冬、多くの

人々の目を楽しませます。
久し振りに来てみると、何と、ピンクの桜が咲いています。
公園の丘の上に植えられた、寒緋桜の濃いピンクの花弁がとても綺麗です。
春がもうそこまでやって来ているのです。

すると、鋭い鳴き声が聞こえます。

桜の木の枝に見慣れない鳥が止まっています。
緑の大きな羽を持った、見るからに日本の鳥とは姿形も違います。
近づいて見ると、それは、アフリカ原産のワカケホンセイインコです。
近年東京でも集団で繁殖しているのが各地で見られ、誰かがペットとして
飼っていたのが逃げて生き延びていると考えられます。

温暖化の所為とは言え、鳥も虫も魚も、自然界の様子が随分変わって

私達の地球がやはりおかしくなってきているのが感じられます。
1時間ほど朝の目黒川周辺を歩いた後、少し額に汗をかきながら家に帰ると
家の中は、先ほど外出した時と空気が全く変わっていません。

寝室を覗くと、二人共今だ夢の中の様です。

出来るだけ音を立てないようにして、ポットにお湯を沸かし、
昨日買ってきた紅茶を入れると、まだ寒い部屋の中に
白い湯気がゆらりと上がって行きます。
ゆっくりと喉を潤すと、まだ寒いながらも、春を感じた事に
心が安らぎました。











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