羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

坐禅 ふたたび 207日目

2020年06月06日 09時21分13秒 | Weblog

梅雨も間近のこの季節、嫌いではない。

朝から気温が上がる気配を感じながら、窓から入る風を受けて、坐っていた。

1、2、3、4、・・・・10、11、12、・・・・そのうちに弾いている2曲が、あたま中で鳴り始めた。

そうだ、暗譜してみよう。

何十年ぶりのことだろう。

まず、1曲目から鳴らし始めた。

ふと、気づく。

呼吸数を数えにくい。

で、意識して数えながら、曲を弾き続ける。

ところがうまくいかない。

諦めて・・・坐りながら、1小節目からやり直す。

そのまま最後まで弾き通して、2曲めに入った。

ここでも呼吸数を数えることはできなかった。

そのまま弾き続けて最後まで到達。

結局をピアノ曲を思い浮かべながら弾くことと呼吸を数えることは両立しないことを実感した。

これって坐ったことになるのかな。

雑念に集中したということだろうか。

言葉を思い浮かべながら、数を数えることはできる。

深くものを考えながらでは難しいかもしれない。

ものすごく大事なことを思い出して、坐ることを途中放棄したこともある。

思うのだけれど、坐禅をしているのではなく、形だけ坐る姿勢をとって、無為に時間を過ごしている、と今朝は思った。

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オンラインレッスンいただいた言葉ー3ー

2020年06月05日 12時40分12秒 | Weblog

もうお一方の言葉を紹介します。

ZOOMというのとは、経験するまでは抵抗感があっても、始まってしまえばなんことはない、すぐにも馴染むようです。

ただしまとめ役のホストの力量が問われます。

 

Y.Yさん

先ほは楽しく参加させていただきありがとうございました!
 
久しぶりの体操でZOOMで、どうなるかと思いましたが、始まってしまえば意外と違和感なく羽鳥先生のおっしゃることに、そうだそうだった、と思い出しながら体をほぐすことができました。個人の感覚を大切にする体操ならではなのかもしれません。
 
それぞれが同じ場にはいませんが、先生や皆さんのお顔をみて、共有している感じがよかったです。教室での方がもちろんいいのですが、オンラインでも大いに刺激になりました。
ZOOMならではと思ったのは、見本の動きを映像で見ることができることです。動きをより客観的に見られる気がしました。
 
あと、個人的にはZOOMのバージョンが古かったり操作に慣れずに新井さんにご迷惑をおかけしました。すみませんでした!新しいバージョンに更新しておきます。先ほどうまくいかなかった(もしかしたらスマホのデータ容量の関係があるのかもしれません)ので月をまたいで再度やってみます。
 
羽鳥先生の写真で拝見したお蔵スタジオの機材が本格的で驚きました。様々なご準備ありがとうございます。また機会があれば参加したいです。
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オンラインレッスン いただいた言葉 ー2ー

2020年06月05日 12時18分48秒 | Weblog

30日のオンラインレッスンの一つのテーマとして、野口三千三・三島由紀夫・玉利齋、3名のことにも触れた。

拙著中でも、三島とボディビルについて書いているので、そのことを踏まえて話をさせていただいた。

とはいえ、この問題は野口体操の本質に関わることなので、先日のレッスンでは、さわりと言うか、これからのテーマの伏線を提示しただけだった。

ごく一部を読み上げた『太陽と鉄』三島由紀夫 中公文庫 偶然にも興味を持たれていて和文・英文で読み進めていらっしゃった方からメールをいただいた。

野口三千三とボディビルについては、時間をたっぷりとって、双方向でやりとりをしながら考えていきたい、と思っていただけに大変に嬉しかったです。

いただいたメールの一部をここにご紹介します。

 

O.Yさん

昨日はひさびさのレッスンをありがとうございました。
大変気持ちよかったです。
身体の窓が開いたようで、脇腹にエラができたかのように、
新鮮な気が取り込まれるのを感じました。
 
またと無い経験をありがとうございました。
 
ここの所格闘していた三島由紀夫「太陽と鉄」の話題が、
出て来て大変驚きました。
野口先生ならどう解釈されるだろうかと
慮りながら日英照らし合わせ読んでいる所でしたので。
引用された箇所、写真のところで合っていますでしょうか。
 
早速年表やゆかりの写真が収蔵されている
手持ちの資料、新潮文学アルバムを見てみた所、
年譜に玉利斉の名前、ボディビルの写真に鈴木智雄のジムの名前は
見つけることができました。
その方達のバックに野口先生が居られたとは、
大変驚きです。
 
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坐禅 ふたたび 205日、206日目

2020年06月05日 10時36分04秒 | Weblog

昨日と打って変わって、朝から蒸している。

本日は、体操で少し汗ばみ、坐り始めたときには、額に汗がにじみ出ていた。

しばらく呼吸をしていると、不思議と落ち着き、汗も引いた。

しかし、これから始まる暑さの季節を、覚悟したものの・・・・。

そこで、野口三千三先生のこの言葉を大切にしたい、と思っている。

『さわやか(爽)」という感じをもつことができる状態を「しあわせ(幸)」という。「さわやか」とは60兆の細胞の「風通しがいい」ことである』

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5月30日オンラインレッスンを終えて・・・・いただいた言葉

2020年06月05日 09時31分35秒 | Weblog

先週の土曜日に無事レッスンを終えました。

ZOOMの敷居が高くて、なかなか参加できない方のことも思います。

それぞれのお考えや、ご家族との関係も含めて、野口体操のこうした活動には、悩ましい問題が山積しています。

そのことは何かの機会に、お話し合いを持ちたいと思っています。

 

その後、抜粋した記録を、参加者の方のみに配信しました。

いただいた感想に、勇気付けられ、そして大変に励みになります。

ご感想をいただきありがとうございます。

何人かの方からのメールを、ここにご紹介いたします。

 

******

 

S.Hさん(京都在住)

ZOOMでのトライも2回目で、
人数も増え、内容もより充実した内容で、
大変楽しくまた、有意義に楽しませていただきました。
VIDEOまで!何倍も楽しめます!!!
毎度、お礼をのべるしか能がないのですが、
本当にありがとうございました。
 
事前に、課題と関連書をご連絡いただけるので
多少は事前準備もできて、より楽しむことができました。
「やすらぎの動き」が本当にやすらぎとなる日を楽しみに
取り組んでいきたいと思います。
 
羽鳥先生をはじめ皆さんに多大なご負担をいただいてのプログラムですが
頻度を極めて限定して、有料化してでも、何らかの形で継続していただければなあと願うところです。
たぶん、お金では解決はつかない問題でしょうし
皆さんのご負担を考えれば、お願いできる筋ではありませんが
海外を含めて、きっと遠距離の参加者のニーズはあると思います。
 
いつも皆様のご好意に甘えさせていただいておりますこと
何度お礼を申し上げても尽くすことができません。
本当にありがとうございます❣️❣️❣️
 
O.Jさん
 
先日はオンラインクラスに参加させていただきありがとうございました。
羽鳥先生のお声を聞けて、皆様にもお目にかかれて楽しかったです。
自宅の床が思いの外硬くて痛いこと、座布団がすごく快適なこと、気づけて良かったです。
 
また、Youtubeにupしていただき心より厚く御礼申し上げます。
 
取り急ぎお礼まで
 
H.Rさん
 
土曜のオンラインレッスン、ありがとうございました。
初めてのzoomでうまくつながるか心配してましたが、つながりほっとしました。

PCで顔や、動きが見え、話すことができたのは面白かった。
一人で体操を続けていくことは、なかなか難しいので、対面の授業があると思います。

オンライン授業は現場に行かずに、参加できるという利点があるので、遠くで来れない人には、いい機会と思います。
オンライン授業があるのとないのでは、行けない人にとってぜんぜん違うかも?

オンライン授業は、野口体操という階段を、一段以上登った人用?YouTubeは、野口体操という階段を、一段登ると何かあると、紹介用?のように感じてます。

 

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「潤い」と「湿気」・・・・内装は「皮膚の外側の皮膚」

2020年06月03日 09時48分18秒 | Weblog

ピアノの鍵盤が打った後に上がりにくくなったり、上がらなくなったりすることの改善は、除湿機を使って湿気を取ること、だと教えられた。

数年間、風通しの悪い場所で、弾くこともなく、放っておいた罰が当たった。

ピアノに謝って、お蔵スタジオが完成した3月中旬から毎晩のこと除湿機を使った。

 

最近は湿度98%とか100%の日もあって、一晩でものすごい量の水が溜まっている。

これまで除湿機をかけて、30%まで下がることは滅多にない。

それでも鍵盤の状態は、かなり良くなってきている。

楽器には湿気は大敵なのだ、と改めて知った。

昨日は、ピアノの下側の板を開いて、扇風機の風も当ててみた。

これはかなり有効だ。

ところが、今朝になって、板を外したまま時間が経過しすぎると、はまらなくなったら困る、と急に心配になった。

乾燥しすぎると、家具も楽器もくるってしまうことをこれまでに経験しているからだ。

湿気も乾燥も、極端に強い状態は、物にも肌にもよろしくない。

 

例えば、日本人の肌には、しっとり感が保たれる湿度50%から60%くらいが、良いのかもしれない。

そして、肌も物も、表面に残っている水気は拭き取ることが肝心。

しかし、その肌や物が含む適度な水気は、これまた非常に大切だ。

 

さて、お蔵スタジオの壁には、珪藻土を選んだ。

先日、工務店の若社長さんが一言。

「珪藻土の壁は、湿気が多い時には湿気を吸い、乾燥時には湿気を吐き出して、部屋の湿度を調節します。ピアノの鍵盤の状態が少しでも改善したら、除湿機は使わないで欲しいですね」

空調も同じらしい。

使いすぎると、壁に亀裂が入るのだそうだ。

日本の風土に合わせて、快適な湿度に保ってくれるというわけらしい。

 

実は、15年前に立て直した在来工法の住まいでは、結露はない。

新しく改造したお蔵スタジオにも結露はない。壁塗りをした後の二日間は、びっしょり結露があったが、エアコンの暖房をつけ窓を開け放ったままにしておいた。すると早々に乾いてその後は、全く結露は見られない。

何れにしても、人にも、壁にも、適度な潤いは大切だ。

 

つまり、「潤い」と「湿気」の微妙なバランスが大事ということを、ピアノと壁、柱や床材で教えられた。

楽器も家財も乾燥しすぎると、亀裂が入りバラバラに壊れてしまう。

湿気が多すぎるとこれまた動きが悪くなる。

建物の内装は、からだ(楽器・家財)を守るための「皮膚の外側の皮膚」だ、と得心した。

何事も「丁度いいのが丁度いい」のであります。

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坐禅 ふたたび 204日目

2020年06月03日 09時37分33秒 | Weblog

本日は、結跏趺坐と半跏趺坐の違いを実感した。

実は、しばらく前に腿の付け根に痛みがあって、3週間ほど結跏趺坐を避けていた。

体操の動きで、ある種のものにわずかながら痛みがあって、片方の足に重さを乗せて揺する動きの時には、バランスが崩れることがあった。

最近は痛みも薄れ、特に今日は体操の時に痛みは消え、バランスの崩れもなくなっていた。

そこで坐禅の姿勢を結跏趺坐に戻した。

100回を数えて、やめようかと思ったものの、そのまま呼吸を数えることなく坐り続けていた。

やはり結跏趺坐は安定感が違う。

骨盤が立った状態をキープしやすい。

それでも大事なことは、その時のからだの調子に合わせて、これしかない!というような姿勢のみに固執することはない。

臨機応変、ということが年齢を重ねれば重ねるほど大事だ、と思った次第。

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坐禅 ふたたび 202日 203日目

2020年06月02日 09時29分03秒 | Weblog

5月30日にオンラインレッスンを行った翌日、日曜日は、以前ほどでないものの疲れがあって、散歩には出かけたものの、体操と坐禅の組み合わせの時間をとる気力が失せていた。

オンラインレッスンは、機材の準備に加えて内容を整理し「もの」を選び出し、資料を揃える。

その上で、新井さんとの打ち合わせを何度も行って、当日までに相当な時間がかかっている。

当日は、テンションが上がっていること、普段は使わない脳の部位を働かせるからか、疲れはあまり感じることはない。

そんな事情で、月曜日になってようやく体操はできたし、坐禅もできた。

二日分を本日、ご報告。

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