体操をして、坐り始めた。
からだがざわついていて、スタニスラフスキーと野口三千三のことで、あれこれ意識がざまよう。
汗がゆっくり首筋を伝うのを感じたが、こそばゆいような感覚をそのままにしておいた。
東西南北、雨でも開けたままの窓から、風が体を包むように抜けて行った。
ちょっとひんやり感を得る。
その瞬間、からだからざわつき感がスーッと抜けて行った。
自然に目が半眼になって、畳の縁と畳の目に視界が集中して行く。
それからというもの、ひたすらに呼吸を数えて100回。
その後軽く体操をしていると、最初の二人の相違点が図式として現れた。
メモ紙に書き留める。
25日のレクチャーで、確かめたいテーマが絞られた。
以上。
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