羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

肥満度チェック BMI

2012年05月06日 09時30分48秒 | Weblog
 テレビ東京の朝の情報番組に出演したことがあった。
 大きなくくりで言ってしまうと、映像に映るアナウンサーやキャスターの女性は痩せ過ぎ傾向で、映像に移らないスタッフの皆さんは太り気味傾向にあった。
 テレビは二割増、と言われように、実際よりもふくよかに映るので、痩せ気味をキープしようと努力する。その努力を怠ると、おそらく想像だが干されるのではないだろうか。

 さて、十代後半からの若者が集う大学に目を転じると、太めの学生もいれば、痩せ過ぎの学生もいる。
 女子学生に限れば、データをとったことはないが、どちらかといえば痩せ過ぎとまではいかないが、痩せている傾向がある印象を持っている。
 たとえば、授業中に、ダイエットしたい人に手を上げてもらうと、ほとんどが挙手する。同時に体を柔らかくしたい人に手を上げてもらうと同様な結果が出て来る。
 どうやら今の若い女性の一つの理想は、ほっそりとしたやせ型であってもからだは柔らかくありたい、と望んでいる傾向がみられる。
 大学で正課体育のなかで野口体操を教えるようになって10年が過ぎたが、この間にこの傾向は変わっていない。
 痩せたい願望を持つ学生を見ると、それほど肥満ではない。
 一方のからだの柔らかさを関節の稼働域が広いことだけにしぼると、まちまちの結果がでてくる。なかには本当に硬い、と言える学生もいるが、全体的には20年~30年前の女子学生に比べたら、相当に柔らかくなっている。

 本日の朝日新聞「GLOBE」の特集は「肥満」だった。
《人類は太り続けている。10年前、14億人だった地球の「太り過ぎ」人口は、19億人に膨らんだ》
 1位ナウル、24位アメリカ、47位イギリス/ロシア、83位ドイツ、108位イタリア、120位フランスと続き日本は166位とスマートな日本という結果を出している。

 この数字をみると、遺伝子レベルで太らない体質か、あるいは健康シンドロームにかかっている人が増えて、運動をするようになっているからだろうか?真偽のほどはわからない。

 米国では貧困層ほどファストフードを食べ肥満になっている、とも聞く。
 日本でも米国のファストフード店がない町がない。ただし、日本の場合には、立ち食いそば・回転寿し・立ち食いどんぶり等々、安くて速くてお手軽な店も多く出店されている。厳密にはファーストフード店として括ることいができないとしても、和食系の選択肢も豊富にある。そもそも江戸時代の屋台などは、日本版ファストフードだ。
 
 ところで学生も気にかけるBMI(Body Mass Index)を簡単に調べられるフィトネスサイトがある。自己診断プログラムだが、懇切丁寧に教えてくれる。
 体重÷身長(m)の二乗
 打ち込んで試してみたが、なんと理想の体重に近い数字が出た。もう少し体重が増えてもよいと教えてくれた。ごくごく少しですよ!
 自分の日常を振り返ってみる。
 特別に健康に関して気にかけた暮らしはしていない。
 思い当たる節は、殆ど外食をしない暮らしを続けているからかもしれない。実は、この肥満の記事を読む前に「ファストフード」について調べていた。店一覧表を見つけて目を通したが、なんと、驚くなかれ、一軒も入店したことがなかった。
 いやー、変人か? 一般的日本人としてはかなり特殊な部類に入る、と思った次第。
 
 若い女子学生に話をするために、「肥満」、「健康」、「ダイエット」のためのフィットネス常識を検索した。思うに、痩せてる人を太らせる方が難しいじゃないのかな。
 それはさておき、ここからが野口体操の出番である。
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