羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

岩波ジュニア新書『身体感覚をひらく』 裏話ー5-見取稽古

2007年02月06日 19時35分18秒 | Weblog
 ある方からメールをいただいた。
 動画ブログ「野口体操・身体感覚をひらく」に、コメントが入ってこないのは、ある意味で成功なのではなか、というご意見だった。
 メールの文面はかなり長いものだった。
 で、ブログを改めて見直されて感じられたことは「見取り稽古」だとおっしゃる。
 ひたすら感覚をひらいて、そこに映し出される動きを見てしまうというわけだ。
 この場を借りて、メールを下さった方にお礼を一言。

 そこでおもうこと。それは動画であることの意味だ。
 どんなに映像が荒れていても、どんなに映像が小さくても、その映像がある角度から撮影されたものであっても、そこには、野口体操がもつ本質的な「何か」つまり、言葉にはし辛い「ある感じ」が、しっかりと伝わっている、ということだ。

 完全に「これでいい」といえる表現は一つもない。
 そこで、ある行動やある表現を神経質にならずに細やかな感性を大切にいつつ、検証を繰り返すことが、次の行動を可能にする新たな感覚がひらかれることを担保してくれるのかもしれない。
 今回もやってみなければわからないことがたくさんあった。
 それらは全て次にいかすことが可能だ。

 とにかく動画をご覧になりながら、「フムフム、こうした動きなのか」と楽しんでいただければいいとおもっている。

 ところで今日聞いた話だが、狭山ではようやく「光」になったとか。
 そうした事情から、今までもそして今でも、携帯で動画をみることが多いそうだ。
「とっても小さいんですよ」
 ちょっと残念そうだった。

 いろいろ話を聞いてみると、さまざまな条件で、この動画は見られているようだ。
 今のところ、「本+ブログ上動画」という新しい試みは、概ね好意的に受け入れられている。
 非常に特化したブログ版という感じなのかな。
 
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