羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

『現場者 げんばもん』

2018年10月24日 09時32分03秒 | Weblog

先日の早蕨塾で、一冊の本と阿波の藍染のチーフをいただいた。

大杉漣さんのマネージャーとして、漣さんの現場に立ち会っていた青野美樹さんの写真が掲載されていた。

とにかく凄い。

署名の通りの生き方を貫いた役者さんだった!

まさか、ここまでやるか!

まさか、ここまでできるのか!

役者魂には脱帽である。

読み応えのある一冊である。

映画は、人を育て、人を生かし、そしてその命を限界を超えて燃焼させる残酷さを持っている。

だから映画は、いや、役者は面白いのだ、と本は語りかける。

早すぎたけど、これも天命。

天寿を全うされたと思いたい。

輝く瞬間、泥にまみれて・あがいて、でもにっこり笑う。

大杉弘美さんの特別寄稿が大杉漣を立体化して、命をさらに輝かせる。

共に生きた彼女の人生も圧巻である。

そして、私たち野口体操の仲間、青野美樹さん、いい時間を過ごされましたね。

挟まれていたカードには「ともに生きたことを感謝」の文字。

読み終わって栞として、あなたが写した写真のページに深く差し込みました。

また、近いうちに会いましょう!

ありがとう。

深い藍色に滲みを伴う「漣」の染め抜き文字が、いかにも漣さんらしい・・・・・

 

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