今朝の気づき。
70回をすぎる頃、ふと腰を緩めたくなった。
思い出したのは「弛ませ曲線」の動きだった。
結跏趺坐の姿勢のまま行う。
頭の中心と丹田を意識する。
「弛ませる」とは、2点以上で支え、その間を緩ませると生まれる。
詳しくは『野口体操 ことばに貞く』31ページ〜をお読みいただきたい。
で、何をするのかと言うと、2点で支えられている間、つまり胴体を前後に弛ませる。
左右に弛ませる。
斜め右前から斜め左後ろへ、逆に左斜め前から右斜め後ろに弛ませる。
その時次の方向へと変える時に、必ず真ん中に戻す。
頭の中心から丹田の線を通しながら、胴体を立てたまま緩めると息が一気に入ってくる。
弛ませている時には、息を吐き続けている。
呼吸の間合いを、真ん中に戻した時に取るのである。
そして骨盤を丸く回す。この時「進んでいく方向の筋力をできるだけ使わない在り方・つまり弛ませる」わけ。
動きはごく小さい。
早くもなく・遅くもなく「呼吸と弛ませ曲線の動き」のリズムに委ねていると、非常に気持ちがいい境地に導かれる。
繰り返すが、頭の中心と丹田をつなぐやわらかく中空の管を軸とするイメージは持ち続ける。
そうすると姿勢は崩れない。
この動き方、おわかりいただけるだろうか?