羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

11月23日の朝日カルチャー「野口体操講座」のテーマに関連して

2013年11月25日 13時59分27秒 | Weblog
『「無の境地」への軌跡』と題して書いたブログの内容をテーマに、2時間のレッスンを行ったのは、11月23日の土曜日のことだった。
 文章に書きにくいことも、動きながらだと伝えることができる。
「上体のぶら下げ」と「前屈運動」、「やすらぎの動き」、そして「腕立てバウンド」に至るまでの段取りを「腹直筋」を取り上げて、緊張と弛緩の微妙な関係を味わっていただいた。
 非常に丁寧に実践してくださった北村さんが、ご自身のブログに体験記を載せてくれた。
『腹筋と筋肉痛と、自分の頭を縛っている志向のクセを外すことの関係について』
 FBでみつけたが、他の方々にも読んでいただきたくて、リンクすることに。
 実は、朝日カルチャーセンターの「野口体操講座」は、GWと盆休み以外は一年間を通して土曜日の毎週と日曜日の隔週+5週目は休みなく開かれている。
 それに引き換え、大学の授業は、春と夏休みがある。そこで前期の始まりでは、必ず筋肉痛が起こっている。まったく野口体操を知らない学生に「ゼロ」から教える。たとえカルチャーでのレッスンがあっても、自宅で体操をしていても、はじめての学生に「ゼロ」から動きを教えることによることからくる筋肉痛である。
 最近では夏の期間、明大のシェイクスピアプロジェクトで週に二回のペースで8月から9月半ばにかけてレッスンを行っているので、後期の始まりでは筋肉痛は起こらなくなった。

「力を抜く」ということは、「力を入れる」ことである、という実感をいつも得ている。
 つまり「支え」があって「ぶら下げ」が可能だ。「骨」が支える、といってもからだ全体で時々刻々形を変える「骨の構造」を最低限のレベルで維持するのは筋肉の働きである。
 また、動きのどの瞬間をとりだしても、力が抜けるためには、半分の筋肉は働く必要がある。

 そこで今まで、意識のうちに置かなかった「腹側」の意識を覚醒させて、特に基本から「腕立て伏臥の弾み上がり」そして「腕立てバウンド」への道を丁寧に味わってもらったのが、23日の土曜日のことだった。

 そこで北村さんの体験談だが、からだの動きのイメージ変革からくる「気づき」から、思考回路のマンネリ化のベクトル変更を可能にするという話に納得している。
 FBに寄せた新井英夫さんが寄せたコメントの一部を、無許可転載させていただく。
『イメージによるからだの動き変革体験が、アタマの思考のシフトチェンジを容易にする』
 そうなんですよ!ネ。
 読んでみてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする