羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

パソコン環境変換顛末記・教育維新元年か!?

2011年01月11日 07時45分38秒 | Weblog
 昨日のブログの続き。
 Air Mac Expressとの相性っていったいなんだろう。MacとSo-netはそんなに相性が悪いの?どことだったらいいのかしら。
 上席担当者から教えられて、無事にすべてが開通して以来、調子は上々である。このまま何事もなく、続行してくれることを祈るしかない。
 ところで、1月7日日経新聞夕刊第一面に次のような記事が掲載されていた。「小中学校にクラウド 生徒にタブレット端末 電子黒板に教材を配信」
 NTTが教育関連企業(ベネッセ、学研、NHK、アルク、東京書籍、セルゴ、オーストラリアの大学など)と共同で、機材やシステム開発を民間主導で行うらしい。成績管理や学習指導をインターネットで円滑にできるようにする、というもの。教師は教科書の代わりに教育アプリをサーバーから取り出し、無線LAN(構内情報通信網)を通じて生徒のタブレット端末に配信して授業をすすめる。宿題も端末に配信し、家庭に持ち帰ってできるようにする。

 政府の「フューチャースクール推進事業」が事業仕分けで「廃止」と判定されたことで、民間が主導権を握って学校教育におけるICT化に乗り出すという。
 今春には実験を始める、とある。

 で、基本ソフトはグーグルの「アンドロイド」を採用するらしい。
 この記事を読んで、孫さんはお気の毒だと思った。あれほど率先して提唱していたのに。この世界の競争は、一夜にして転落もあり得るからだ。そして「二番じゃダメなんですよ、一番出でなきゃ!」

 そうはいってもNTTは、昔の「電電公社」だから、戦う土壌が既にソフトバンクとでは話になっていなかった。出発点から難しい。それでも孫さんの龍馬魂は、ここまで突き進むことができたのだから、大したものだ。
 年が明けてはっきりしたが、NTTに加えて家電メーカーも黙ってはいない。次第にApple独走態勢が崩れるや否や、こちら側の株価はすぐにも落ちる残酷さだ。攻勢をかける方の株価は上がってくるだろうし。

 まぁ、株のことはさておき、それ以上に気がかりなのは、教育現場に携わる先生方の戸惑いと負担だ。
 現在でも心の病を得て休職している先生方がかなりの数にのぼっている。この計画が、本格導入されると、一時であっても混乱が起きるに違いない。コンピューターに強い先生は、年がら年中助けを求められて、ご自身の授業や仕事にはならなくなってくる。情報を巡る校内格差が、拡大する可能性がありはしないか。
 さしあたって私のこの4日間を振り返ってみると危惧されるところだ。
 いくら上からのお仕着せで何とかなるとしても、生徒に直に対応する教師にどのような出来事が降り掛かるかわからない。
 それでもすでにこちらの方向への舵は切られた。ある意味での「教育維新元年」かもしれない。

 私としては、それを知っていて我が家の環境を思い切って整えたわけではなかった。何となくの勘で、個人でできることをできる範囲で行っておきたいと数年前から考えていた。しかし、家電とは違う。買って据え付ければそれで「使える」という代物ではない。
 大事なことは、きめ細かく、そしてさりげなくICT(情報通信技術)について教えてくれる友人知人の存在である。今回もサジさんには、お世話になっている。もうしばらく面倒をおかけします。この場を借りて御礼。
 
 
コメント (2)
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