ウォーと叫びたくなるような鬱屈した日々が続く。
恒例、困った時の山野草詣で、陽光きらめく高原へで出掛けた。
泥沼にはまったような重苦しい世相を知る由もなく、草花は生き生きと輝いている。
『たてば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花 いずれが菖蒲 杜若』
落ち着いた青紫色の花弁中央に、すっと白い線が掃かれているのは杜若。
高原の湿地帯に自然な佇まいで残されている。
それぞれにそれなりの顔がある。
濡れたような花びらは妖艶さを漂わせて…
脇役者もそこかしこに、それとなく存在する。
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