本当に見る者を惹きつけて止まないお城です。
天守内に入ってみました。
予想通り天井は葺かれておらず、野物材と荒い加工の柱が剥き出しの天守でした。
上層へ上がる階段は本当に急勾配、年寄りは手摺に縋ってやっとの思いで登ります。
ただちょっと設計ミスか、階段上り口は柱が邪魔して幅がとても狭いです。
唐破風の物と思われる廃材が展示してありました。
木材を曲げて? 唐破風のカーブを作り出しているようです。
すごいですね!
天守からの北西部の眺望は、雑木に遮られて臨めませんでした。
せめて目下を流れる、高梁川は見たかったです。
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本丸東側、写真中央手前の妻屋根部分が東御門、その左手は深い谷となっています。
また、左手に見える通路と本丸は、10メートル近い高低差があります。
破風の間に近づいて見上げればこの景色、何を落とされるか恐怖以外何物でもありません。
この方がサンジュウロウ殿様、貫禄十分で微動だにしませんでした。
メタボかな?
城主のサンジュウロウに別れを告げて下城しました。
本当に苦労して築かれた石垣にも、最後の別れを告げました。
現存12天守に一つっであり、日本3大山城で唯一天守を持つ、備中松山城の御城印です。