もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

国東半島:六郷満山

2013年09月27日 | 歴史探歩

天台宗の山岳信仰が今に残る、大分県の国東半島を訪ねました。
地元の皆さんの“おもてなし”に触れた、至福の旅でした。

 

 国東半島と云えば石仏が有名ですが、ちょっとめずらしいものを拝観。
 青宇田(あうた)の画像石に線刻された、石仏を紹介します。
 さかさまになっているので、不謹慎とお叱りを受けそうですが、彫が浅いので逆光で像を浮かび上がらせています。

 

 続いて旧暦1月7日に“修正鬼会(しゅじょうおにえ)”が行われる、天念寺を訪ねました。
 家内安全、五穀豊穣、無病息災を念ずる行事です。
 災祓の赤鬼と鎮めの黒鬼が、松明の灯りを使って、祈ってくれるものです。
 本殿には国東には珍しい、整ったお顔の薬師如来が鎮座されています。

 

 屋根裏は跳ね上げ構造の桁組みになっており、細い丸木を編み上げて天井にしています。
 中で火を焚く事と関係があるのでしょうか?

 

 背後の岩盤に食い込むように建てられた本堂。質素な佇まいです。

 

 天念寺前を流れる川中に掘られた、その名もズバリ:川中不動。
 満開の彼岸花と共に、私達を迎えてくれました。

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