気ままな思いを

何気ない日々のこと 感想 思いなどを
綴る雑日記です 

シアワセのかくし味・・・・・

2009-08-27 | 飲食物


「手のひらこそ魔法の調味料」
って、なんのことだと思われますか?。

おむすびのことです。

作家の小川 糸さんも、「塩むすびを作るのが好きだ」、
と書かれています。

作ってから少し時間がたち、しっとりとして落ちついた塩結びは、
しみじみと味わい深い。
口に入れた瞬間、ふわりと肩の力が抜けて、頬が緩む。

コツは、お米を炊く時に、昆布と日本酒少々を加えること。
そして、熱くても我慢して炊き立てのご飯を握ること。
私が塩むすびに使っているのは、能登の塩で、手水にも昆布水を使う。

けれど、なんといっても一番の隠し味は、「手のひら」だ。
人それぞれ持つ乳酸菌が違うから、手で握るだけで、
その人の味になると、何かの本にあった。
手のひらこそ、魔法の調味料だ。


    *** 朝日新聞より、抜粋にて ***


小川 糸さん

昨年デビューした、新人作家
デビュー作「食道かたつむり」、が大ベストセラーになる


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おむすびを作るにも、主婦の私は、普通に炊いたご飯で握るだけ。

昆布と日本酒を少々加えて炊いて、能登の塩で、手水には昆布水を
使うという方法に、おむすびに対する愛情を、感じてしまいます。

 
阿川佐和子さんの父君・阿川弘之氏も、

手で握るおむすびが美味しいのは、「にぎる人の体内から出る汗と
分泌物が、手のひらにほどこした塩と混ざりあって、複雑な化学反応を
起こすと、ご飯のなかにしみこんで、あの味をかもし出す」・・・と。

「ホルモン化学反応が、おにぎりを美味しくするらしい」
と、佐和子さんのエッセイに、書かれていました。

小説家の考える、物事の定義?の深さに、素人の私は驚きです。
でも、おむすびは、たしかに美味しいですね!!。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
隠し味 (しんしんです)
2009-08-27 18:08:57
Motokoさん、今スーパーに並ぶおにぎりは機械で作った物ですね、味気なさの原因が分かりました、矢張り、料理もおにぎりも、愛情の隠し味が必要だったのですね、
女性の視点の話、有難う御座いました
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Re:隠し味 (motoko)
2009-08-28 14:17:03
しんしんさん、今日は。
たしかに形が同じで、作られていますね。
自分で握ったのは、大小?様々でも、
安心して、美味しいと感じてしまいます。
>愛情の隠し味が・・・
とてもいい言葉ですね。
愛情は、なんにでも必要なのかもしれません!!。
いつもありがとうございます。
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