島崎藤村の「破戒」は、私の愛読書でもあり、昨年長野に旅行の際
馬籠の藤村記念館に足を運びましたが、ツアーですので時間の関係
で、中に入れませんでしたが、建物を垣間?見てきました。
「破戒」は、藤村が小説に転向した、最初の作品で、
被差別出身の小学校教師が、その出生に苦しみ、ついに告白
するまでが、書かれていますが、読んでいて、悲しいまでの苦しみが
伝わってきて、何回か読み返しています。
藤村詩集・若菜集の「初恋」
まだあげ初めし前髪の・・・・・
一生懸命暗記して、覚えたものです。
藤村詩集・落梅集の
「椰子の実」
「小諸なる古城のほとり」
「千曲川旅情のうた」
などは、よく知られているものです。
若菜集より
こころなきうたのしらべは
ひとふさのぶだうのごとし
なさけあるてにもつまれて
あたたかきさけとなるらむ
ぶだうだなふかくかかれる
むらさきのそれにあらねど
こころあるひとのなさけに
かげにおくふさのみつよつ
そはうたのわかきゆゑなり
あちはひもいろもあさくて
おほかたはかみてすつべき
うたたねのゆめのそらごと
庭の「白式部」の花です
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ウオーキング~雨のためお休みです