気ままな思いを

何気ない日々のこと 感想 思いなどを
綴る雑日記です 

島崎藤村・若菜集より

2007-07-04 | 読書


          島崎藤村の「破戒」は、私の愛読書でもあり、昨年長野に旅行の際
         馬籠の藤村記念館に足を運びましたが、ツアーですので時間の関係
         で、中に入れませんでしたが、建物を垣間?見てきました。
          「破戒」は、藤村が小説に転向した、最初の作品で、
         被差別出身の小学校教師が、その出生に苦しみ、ついに告白
         するまでが、書かれていますが、読んでいて、悲しいまでの苦しみが
         伝わってきて、何回か読み返しています。

          藤村詩集・若菜集の「初恋」
                  まだあげ初めし前髪の・・・・・
                       一生懸命暗記して、覚えたものです。
          藤村詩集・落梅集の
               「椰子の実」
               「小諸なる古城のほとり」
               「千曲川旅情のうた」
                     などは、よく知られているものです。


           
 若菜集より
                 こころなきうたのしらべは
                 ひとふさのぶだうのごとし
                 なさけあるてにもつまれて
                 あたたかきさけとなるらむ

                         ぶだうだなふかくかかれる
                         むらさきのそれにあらねど
                         こころあるひとのなさけに
                         かげにおくふさのみつよつ

                 そはうたのわかきゆゑなり
                 あちはひもいろもあさくて
                 おほかたはかみてすつべき
                 うたたねのゆめのそらごと

   
                    庭の「白式部」の花です


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                 ウオーキング~雨のためお休みです