気ままな思いを

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綴る雑日記です 

「路に落ちてた月」  ビートたけし童話集を読んで

2006-07-05 | 読書


     テレビで拝見するたけしさんしか知りませんので、
            書かれた本等は今回初めて、読んでみました。

     お笑い芸人、他人と演じる役者、世相を斬るコメンテーター、
    画家、作家、歌手、詩人、そして・・・・・
         世界に名を知らしめる映画監督、北野 武
                           と書かれていました。

     テレビで拝見する限りでは、毒舌家であろうか・・・と思われ
    ますが、実際の人物像は、どうなのでしょうか。
    童話集といっても、はて?・・なるほど・・と思われるものもあり
    ましたが、数種紹介したいと思います。

             
 大人のための、童話です。

     △ 二宮金次郎
           薪しょって、本読んで勉強しながら歩いてた?
           ただのフリーターじゃないのか。

     △ 動物学者
           ライオンとトラ、どっちが強いんだろう?
           1人の学者は「ライオン」と言い、もう1人の学者は
           「トラ」だと言います。
               「だったら、どちらが強いか闘わせよう」
           広場に連れてこられたライオンとトラの檻を、それぞれ
           贔屓にしている学者が、同時に開けました。
           そして彼らは、同時に食われてしまいました。

     △ どちらを選ぶか?
           大きい葛籠(つづら)と小さい葛籠、どちらを選ぶか?
           正直婆さんは「小さいほう」を選び、意地悪婆さんは
           「大きいほう」と言いました。
           童話では、そういうふうに言うことになっています。
           でも、どちらの婆さんが本当に、正直者なんでしょうか。

     △ 竹取物語
           お爺さんが竹を切ると、赤ちゃんが出てきました。
           かぐや姫です。
           それを自分の子供として育てるのは、嬰児誘拐だろう。

     △ 究極の選択
           救急車が、重症患者の出た交通事故現場に向かう途中
           人を撥ねてしまいました。
           救急車は、どちらを優先させるのだろうか。

     △ それだけの事
           よく言われているのは「芸人は親の死に目に会えない」
           と いうことです。それは違います。
           親が死んでも平気で芸をやって、その後で親の通夜や
           葬式に駆けつけるのが、芸人であって、情けの無い人達
           が芸人をやっている、それだけのことです。

     △ 蛍の光、窓の雪
           蛍の光、窓の雪、文読む月日・・・・・
           夏と冬しか、勉強してないんじゃないかって。


      *** 久々に、真夜中に独り、考えている自分を発見
           結局、これは「独り言」に過ぎません。
                             ビートたけし ***

           
巻末にこのように、書かれてありました。


     XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX  
        ウオーキング~雨のためお休みしました