イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2021年05月28日 | 2021釣り
場所:加太沖
条件:大潮 6:39満潮
潮流:5:29転流 7:13 上り0.5ノット最強 9:23転流 13:47 下り3.1ノット最強
釣果:マアジ 6匹 サバ2匹

朝7時にちからさんにお願いして船を下してもらい、その足で加太まで出てみた。

昨日の前線の影響だろうか、朝の和歌浦漁港には少しうねりが入っている。一昨年の秋ほどではないけれどもあの時の狼狽ぶりを思い出してしまう。
頭の中でシュミレーションを繰り返しながらちからさんが来てくれるのを待つ。少し早い目に来てくれたので早速作業に取り掛かる。
今日もひと言、「落ち着いてやったらいいからね~。」のアドバイスをもらって船に乗り込む。いつもそう心掛けているのではあるけれども、心拍数はどんどん上がり落ち着きがなくなる。
ゆっくりスロープを下りてゆくのを確認しながらまずは転倒止めの木片を回収し、エンジンを始動。2本の鉄管にくくり付けたロープを解いて海上に完全に浮かぶ。
エンジンが温まるまではよくエンストを起こす。今日もまたエンストで少し焦る。エンジンを吹かし気味に操作してなんとか護岸へ着岸。
シラス漁の船がじきに帰ってくるから少しだけならいいですよと、シラスがやってくるのを待っているおばさんに許可をもらいスロープへ。
台船にくくり付けた角材を取り外してとりあえず今回の作業は終了。そうしていると、シラスを乗せた船が全速力で帰ってきた。鮮度が命のシラスだ、僕の船が岸壁に居るせいで接岸できないとなれば大変なのでちからさんへのお礼もそこそこに急いで離岸させる。
すぐに入れ替わりで入ってきたシラス船の操船を見ていると、船体を前後に動かしながら完全に岸壁と平行に接岸させた。う~ん、さすがだ。これができなければ海の男とは言えないな~と改めて悲しくなるのだ。

漁港を出て、自分の船の上の後片付けと釣りをするための準備をして加太へ向けて針路を取る。ここでガーデンチェアを港に置いてきてしまったことに気付く。今日の釣りは腰が痛くなりそうだ・・。
昨日の雨で浮遊物が流れていないかと警戒をしながらの航行なのでツルツルになった船底の滑走感を味わえない。それでも航跡はきれいなものだ。



漁港を出てから約1時間で第2テッパンポイントへ到着。



上りの残り潮で真鯛を仕留めて素早く帰ろうなどと偉そうな目論見でスタート。今日は本当にそうなりそうだという感じでいきなりアタリがあり、15センチほどのチャリコが掛かった。よし、ここには魚がいる。じっくり攻めてみるがそれっきりアタリがない。
すでに潮は相当緩くなっていると見て北上。ナカトシタまで来ると今度は潮が速すぎる。それも上潮だけが速くて底潮が動いていないようだ。仕掛けは完全に斜めになってしまいこれでは釣れる魚も釣れないだろうとひとつだけ道具箱に忍ばせておいたタイラバを取り出した。



タイラバならどれだけ斜めに入っても大丈夫だ。そして確かにアタリがあった。途中までは喰いあがってきたけれどもフッキングまでには至らず、残念。
そろそろ潮が止まる時間だが、このままボウズで帰るか延長戦に突入するか思案のところなのだが、今日は風も穏やかで日差しもそれほど強くなくデッキの上は快適だ。明日も休みなのでこのまま延長戦に突入。下り潮に備えて非武装ポイントに移動。



ここでもアタリはなく、友ヶ島の北側を移動しながらところどころで仕掛けを下すがまったく生体反応はない。



コイヅキまで来たがここはうねりがひどくてとても仕掛けを下せる感じではない。友ヶ島を1周した形で第2テッパンポイントに戻り、ここでダメなら帰ろうと思ったのがちょうど正午。



少し沖目を走っていると小さいながら反応があった。仕掛けを下すとその途中で引ったくるようなアタリ。なんだかわからないがこれを取り込めばボウズがなくなる。慎重にやり取りをして上がってきたのは結構なサイズのサバだった。あれまあ、こんなところでこの時期にサバが釣れるんだね~と感心しながら魚を絞めて釣りを再開。
2回目のアタリも間もなくやってきて少し小ぶりなサバが釣れた。魚探の反応は散発的ながら、仕掛けをその水深に合わせると今度はマアジが喰ってきた。



これは大きい。ここら辺りでいうまさしく鬼アジと言っていいサイズだろう。
合計6匹を釣り上げたところで午後1時。潮が速くなりすぎてきたか、魚が掛かっても連続でバラシが続くようになった。食いが浅くてアジの唇が切れているのだろう。もう、ここがタイムリミット限界だと終了とした。

こんなに釣れるのなら生け簀を開けておけばもっと効率的な釣りができたのにと思ってもそれはあとの祭りだ。その前に、友ヶ島を1週せずにずっとここで粘っていたらよかったのではないかと思うのはもっとあとの祭りだ。まあ、これだけ魚があれば叔父さんの家に持っていくには十分なので文句は言うまい。

今日の延長戦はこの冬に作ったサビキ仕掛けを改良した仕掛けを使ったのだが、これでも釣れることがわかった。
本命はたとえ数が少なくても真鯛であるのは変わらないのだが、引き出しが増えるのはいいことだ。次に真鯛を釣るときまで保険として活用してゆこう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ベーコン」読了 | トップ | 水軒沖釣行 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

2021釣り」カテゴリの最新記事