イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2021年11月19日 | 2021釣り
場所:加太沖
条件:大潮 6:20満潮
潮流:6:52 上り3.2ノット最強 10:40転流
釣果:サゴシ1匹 真鯛1匹 ハタ子1匹 カワハギ4匹

しばらく続いた小春日和も今週末でひと区切りだそうだ。家を出るときも穏やかな天気で満月がきれいだ。



今日の夕方には月食を見ることができるらしい。まあ、そんなことは関係なく、今日も釣りに出てみた。
母親の再入院は来週なので今日も時間を気にせず釣りができる。しかし、今日は前回の加太のように残業はしないつもりだ。

朝一は港の前で禁断の仕掛けを流す。前回の10号ハリス切れに対応するため、今回は12号のナイロン糸を新たに購入して仕掛けを作り直した。さて、結果はどう出るだろうか・・。



一文字の切れ目を越えたところからスタート。



Ⅰ往復だけして加太に向かうつもりだ。防波堤に沿って仕掛けを流していると早速アタリが出た。ハリスを12号にしているが、それに加えてファーストランのショックを少しでも和らげようと、予備に巻かれている糸をすべて糸巻きから抜き出してすぐに放出できるようにしていた。
アタリだけでは相手がどれほどの大きさかというのはなかなか判断がつかない。ただ、ツバスサイズではないことは確かだ。念のため糸を繰り出すとその摩擦で手をやけどしそうになる。たかだか5メートルほど出しただけであったがサンチャゴ老人の気分を味わうことになった。
最初は抵抗を見せた魚はいっきにおとなしくなった。あれれ、また切れちゃったかと思うが糸は浮かんでこない。やっぱり魚は掛かっている。それでも慎重に糸を手繰り寄せると小さなサゴシだった。う~ん、僕が狙っているのはもっと大きいやつなのだけれども・・。と思いながらも釣った魚に優劣はない。とりあえずは幸先よくボウズを逃れた。
Uターンして同じところを流すがアタリはなく、新々波止のほうまで探って加太へ向かう。


田倉崎の前に到着したときは上り潮が少しずつ緩くなっていく時刻だった。このタイミングなら真鯛狙いなのだが、脂の乗ったアジとサバがほしい。少しだけやってみてアタリがなければすぐに真鯛に変更しようと決めてサビキ仕掛けを下す。



魚探にはポツポツと反応はあるが魚は掛からない。周りの船も魚を上げている気配はない。30分ほどで諦めて北上。テッパンポイントの少し北側に入る。
ここでもポツポツと反応が出ている。何度目かの反応が出てきた時、待望のアタリがあった。小さいながら真鯛だ。高仕掛けで真鯛を釣ったのは久々だ。やっぱりあの独特のアタリは面白い。これを大切にしなければと改めて思うのである。僕はこれをやりたくてこの船を買ったのだ。

その後、またアタリがあったが、どうも魚が小さすぎると思ったらハタの子供であった。これも煮つけにすると美味しいので持って帰ることにする。
この時点で午前9時半、潮が止まる前にはカワハギをやりたいと思っている。あれもこれもと欲深いことをしているとどっちつかずになるというのは分かってはいるが、疑似餌の釣りだけだとサバフグの猛攻に遭ってしまうとそこで釣りが終わってしまう。そのための保険としてイソメを買ってきたのだが、買ってくると使わないともったいない。で、この時間からはカワハギ釣りということになるのである。幸いにして今日もサバフグの被害はなかったのであるが・・。

いつものポイントへ移動。



潮はまだ上っている。僕の印象だけだけれども、ここは潮が下っているほうがカワハギは釣れるような気がする。なので、もう少し待たねばならないかと思いながら仕掛けを下す。
その通りでアタリはない。我慢を続けるが掛かってくるのはフジツボの殻や小石だけだ。底の方は潮がたるんでいるのか、エサがゆらゆらせずに小石や殻のすき間に落ち込んでしまっているのだろう。これでは誘いにならない。
あとから思うのだが、こんなときは底を切ってエサを浮かせてやると魚にアピールできたのかもしれない。次はそういうのも試してみよう。

そんなことを続けていると、やっとアタリが出た。とりあえずカワハギゲットだがそれほどの大きさではない。僕が狙っているのはもっと大きいやつなのだが、釣った魚に優劣はない。今日も肝和えにありつけそうだ。

いつもはすぐに締めてクーラーボックスに入れるのであるが試しに生け簀で生かしておこうとピックで胸鰭の後ろを突いて空気を抜いてから生け簀に入れてみた。
なんとか泳いではいたが途中で気になって見に行くとどうも動きが悪い。やっぱり締めたほうがよさそうだと思って作業をして釣り座に戻ると尻手ロープが伸びて竿が水没してしまっている。魚が掛かっているようだ。急いで巻き取ると先ほどと同じくらいのカワハギだ。釣れる時は何もせずに釣れてしまうものだ。しかし、せっかく分解掃除をしたリールもこんなことをしていてはまた塩噛みしてしまいそうだ・・。

ちょっと調子が出てきた。その後にまたアタリ。今度は大きい。真鯛のように首を振らないのでおそらくカワハギだ。相当引くのでこれはドラグを緩めて慎重にやりとりをしなければならない。鉤を呑み込んでしまってハリスに傷が入っていないことを祈るばかりだ。
海中から姿を見せた魚体は確かに大きい。おそらくは30センチを超えているだろう。めったに個別には写真を撮らないが、これは思わず撮ってしまった。僕の手と比べてもその大きさがわかるだろう。



その後、もう1匹追加してエサがなくなってしまった。
あと、30分、田倉崎の沖にできている船団に混ざってアジを狙ってみようと考え、生け簀の真鯛を締めながらアタリを見ていたがそんなに世の中甘くもなく午前11時に終了。

帰りの道中も穏やかな天気だ。海面は油を流したかのようである。



次の釣行時には本格的な冬がやってきているのかもしれない。加太の釣りも違ったアプローチが必要になってくるのだろうが、さてどうなるか・・。
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