イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2021年12月10日 | 2021釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 3:50干潮 11:12満潮
釣果:コウイカ 1匹

やっと母親が退院する。最初の入院が10月25日だったのであしかけひと月半、短いようで長かった。

午前10時には病院に到着しなければならないので慌ただしい。次回の釣行のために大きい方の船の給油もしておかねばならない。
逆算すると、午前8時過ぎには港の岸壁に戻っておかねばならないのでどんなに長く見積もっても釣りをしていられる時間は1時間半ほどだ。

できるだけ長く釣りをする時間を取りたいので真っ暗のうちに港へ。あと10日ほどで冬至を迎えるとあって、こんなに暗くても午前6時ちょうどだ。おまけに今日は雲が多いのでなかなか明るくなってこない。ここで時間を潰すのはもったいないので航海灯を点けて出港。



今年、なんとかアタリを取り続けることができている新々波止の元の切れ目からスタート。



仕掛けを下してすぐに、多分魚だろうというアタリがあった。アシストフックには掛からなかったが生体反応があるというのはいいことだ。
しかし、その後はまったくアタリはない。潮の流れもいい感じ、欲を言えばもう少し西向きに流れてくれればいいのだが、きちんと底も取れて適度に船も流れている。しかし、アタらない。思い切って最先端まで行くという手もあるのだが、帰りの道中が長くなる。ここは思い切ってダメ元で新々波止と沖の一文字の交差点へ移動。今年はいまいちだが例年ならかなりアタリが出るところだ。



2回ほど流した時にやっとアタリ。1匹確保だ。しかし、この時点で今日の持ち時間の半分ほどを使ってしまっている。今日は最後までこの付近だと決めて何回か行ったり来たりを繰り返す。やはり活性が悪いのか、間違いなくアタリだと思えるものも空振りだ。一度は竿先に重みを感じたがすぐに抜けてしまった。スッテに抱きつくというよりも触っているだけという感じだ。貴重な1匹も目と目の間に鉤が1本だけ掛かっているだけだった。
そうこうしているうちにタイムリミットだ。延長戦はできないのでそのまま帰投。

燃料を買いに行って補給。家に帰って道具を洗ってイカをさばいて着替えを済ませるとちょうど出発時刻の午前9時40分。我ながら見事なオンタイム行動だ。


病院はとにかく待たされる。今日も2時間コースくらいかと思い、読みかけの本を持参までしてきたが、車から降ろして先に行かせた奥さんを追いかけて病室のある階まで行くと、あとは精算だけと大量の荷物を持って待っていた。
結局、駐車場に入庫していた時間は10分。家に帰りついたのは午前10時半。これでは早朝から釣りに出るのではなく、帰ってきてから釣りに行けばよかったと思ってもあとの祭りだ。

午後からのうららかな天気をうらやみながらぼ~っとするしかないのである・・。




かつて、樹木希林が、自分は全身癌だと言っているところをテレビで見たことがある。全身癌って何のことだ?そんな状態になったらすでに死んでいるんじゃないかと思ったが、ふと、母親の今回の入院を通してひょっとして母親もその、全身癌というものではないかと思い始めた。今回、2回も連続して手術ができたのは、原発した癌があって転移したものではなかったからだそうだ。転移してしまっているものなら切らずに化学療法ということになるのだそうだが、別々にできたものだから切ってしまおうとなるらしい。じゃあ、なぜ連続して癌ができるのかということを想像すると、体全体の免疫力が落ちたことで、いたるところで癌細胞がうごめき始めたということでないのだろうかと素人なりに考えた。それなら同時多発的に癌が発生するということも説明できるのじゃないか。
それじゃあ、これから先もまた別のどこかで癌細胞が活躍し始めるということもあるんじゃないかという心配が生まれる。元気に退院できてよかったねで終われないんじゃないか。そんな気がしてきたのである。
心配の種は尽きないが、まあ、今はとりあえずよかったねとしておくしか仕方がないのも事実である・・。

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