イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2022年11月06日 | 2022釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 4:38満潮
釣果:コウイカ 3匹

まずは昨日の話から。
午前中、友人の船を新たに港に迎えるための準備をしていた。1艘の船が抜けたのでそこに迎えるのだが、引き取った業者がもとあった碇のロープを切ってしまって放ったままにしているという。しかし、こんなことをされると海底にゴミが残るだけだし次に入る予定のひとのためにはとりあえずそのまま残しておいてほしかった。業者は邪魔なものは残しておかないほうがよいとでも思ったのだろうがこれは明らかにありがた迷惑なのである。
海底をまさぐるとひょっとしたらロープの先を捉えることができるかもしれないと思い朝から竹竿を切り出してきて適当な金具を取り付けてゴリゴリやってみた。
こんなことをしたのは初めてのことだったのだが、この港の底はゴミだらけだ。ロープの切れ端が引っ掛かってきたり、引っ掛かったきりなにやら動かないものもある。強引に引っ張ったら金具が抜けてしまった。こうなってしまったらあとは何もすることができない。
仕方がないので「わかやま〇しぇ」へ。今日のお目当ては250円のハチミツだ。激安スーパーでも400円近くするからこれもかなりの破格値だ。



毎週土曜日はけっこうな人の数でごった返している。いつものおじさんが僕を見つけてくれていて、「今日はタダで針ショウガあげるからあとで声をかけてよ。」と言ってくれる。
冷凍食品なんかを物色して清算を済ませ、おじさんに声をかけるとほかの人がいる中で、「あんたは特別だからいくらでも持っていけ。」と言ってくれるのだが、僕はどんなところが特別なのだろうか・・・。
賞味期限が切れているとはいえ、これを全部タダでもらえるのだ!



そして、午後、もう一度金具を買いなおして港へ。その前に粗大ごみを捨てに青岸清掃センターに行ったのだが、平日ならすんなり入れるところが、渋滞ができている。



土日はどこでも人がいっぱいだ。もう、嫌になってくる。こういう、特定の場所に土日に人が集中するというのはまったく社会的には非効率なものではないだろうか。大体、日曜日が休みなどというのは、旧約聖書の世界で創造神ヤハウェが光と大地と星と鳥と魚と獣と家畜を作った7日目に休んだというところからきているのだから仏教を基に建国を始めた日本人がそれに合わせることはなかろうというものだ。みんなまんべんなく休日を振り分けて生活すればどこも込み合うことがないはずなのだ。
大体、ヤハウェ神も、その2千7百年後、アダムとイヴのたったふたりから始まった人間の数がこんなに多くまで増えて土日はどこも混雑するようになってしまうとは思っていなかったのだろう。そう予想していたのなら、水曜日ぐらいにひと息いれて分散休日の段取りをしておいてくれたのではないだろうか・・。

そんなことを考えながら港に到着し、新たな金具をつけてまさぐっていると、係留予定場所の隣のNさんたちがやってきた。一応、新しい人にこの場所を紹介してるということと、碇を探すつもりだということを事前に話をしていいたので、「どうよ、見つかるか?」と聞いてくれる。
あきません・・。と答えると、今から釣りに行くからその前に船で沖を探ってやるわと言ってくれる。僕もそう考えたことがあるのだが、他人の碇のロープをひっかけると厄介なのでそこまではやりたくはないと考えていたのでありがたい申し出だ。
探している碇はこの人たちが沈めたものなので大体の位置は把握しているようだ。
風に煽られながら何度か探ってみてくれるがなかなか見つからない。
「もう、あきらめましょう」と声をかけようとしたとき、どうも碇を見つけたようだ。探していたものではないが、もっと昔に捨てられたもののようだ。位置的にもちょっとずれているが強度も十分残っていそうなので使えなくはなさそうだ。途中で切れているロープに応急でロープを繋いでもらってなんとか確保できた。
しかし、この人たちは親切なひとたちだ。4年前の台風の時も大半の船の碇が引けてしまったのですべての碇を入れなおしてくれたのもこの人たちだ。人力では引き上げられないほどの重さのある碇を全部抜いては入れ直しをするというのは相当な労力だろう。ありがたいことだ。

借りているロープを自分のロープにつなぎ替えたりそれを沈めておく作業をしながら彼が視察にやって来るのを待つ。
ほぼ予定通りの午後3時。今日は息子と釣りに出ていてその帰りですと彼がやってきた。
息子さんの年齢を聞くと22歳だそうだ。大学生か社会人になって間なしというところだろうが、仲がよさそうだ。僕には考えられない。まあ、息子などを連れてゆくと足手まといになるだけだから面倒だし、もとより息子のほうも父親と釣りに行こうなどという思考は脳細胞のかけらにもインプットされてはいまい。ということで僕にとってはなんだか違和感のある姿であった。

そんなことをやりながら1日が過ぎてしまった。

そして今日。時期的にはまだ2週間は早いと思うのだが、コウイカの調査に出てみた。
港に向かう時、素手でバイクのハンドルを握っていると手がしびれて感覚がなくなるくらいの寒さにならないと釣れないと思っていたのだが、このブログを書くために去年のコウイカはいつからだったかと調べてみたら最初に釣ったのは11月5日であった。あれ、まあ・・、去年もすでに同じときに釣りに行っているではないか。やはり記録は残しておくべきだがそれを活用しなけれ意味がないと、今、実感している。
そして、去年はまあまあの型を5匹も釣っているから今年はかなり出だしが悪いという結果になってしまった。


朝一はコチを狙ってみようと思い、紀ノ川方面に向かった。しかし、今朝も早く出過ぎたので真っ暗だ。



昨日の渡船屋の釣果には大きなタチウオが出ていたので僕も明るくなるまではタチウオを狙ってみることにした。
どこがよいのかわからないが、防波堤の一角に電気ウキが集中して光っている。ここがきっとポイントなのだろうと僕もそこの沖でルアーを投げ始めた。



アタリはなく明るくなるのを待って紀ノ川河口に移動。前々回アタリがあった場所に行くと、引き潮と川の流れが合わさってかなりの流れだ。



これではなんとなくだが釣れる気がしない。
今日の本命はコウイカなのだからとさっさと移動。新々波止のもとの切れ目に向かう。



仕掛けを流し続けるもアタリはない。この時点ではやっぱり時期が早すぎるかと思っている。
最初のアタリがあったのは釣りを始めて1時間ほどあとだったそれも型が小さい。この時点ではまだ、時期が早いのだから仕方がないと思っている。

その後もアタリはなかなか得られず・・。4回のアタリがあって3匹を取り込んだだけに終わってしまった。
去年は結局あまりたくさん釣ることができなかったけれども、出だしだけを比較してみるともっと悪くなりそうだ・・・。
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